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[内容]
岩手で活動しているサークル「一人の会」さんによる『岩手・道の駅ルポ イーハトーブの道から』「上巻・イーハトーブ篇」、「中巻・陸の孤島篇」、「下巻・被災地篇」の3部作です。
岩手県の「道の駅」をつぶさに観察してレポートした労作で、書ききれないほどの土地の芳醇さが溢れ出ていて心揺さぶられます。「道の駅」は平成5年に制度が定められてから全国に設置されるようになり、今や1,000軒を超える施設数を誇る平成の産物です。
ドライブ旅行ではお馴染みの施設を、アクセス、地域性、グルメ、オリジナリティ、イーハトーブ度という5つの観点から5段階で評価しています。
特筆すべきは地元食レポ。「土地の名物、もしくは土地でとれたもののみを食べる」というルールを課して食べ物に宿った土着性を重視し、近隣で普通に食べられている日常食をピックアップ。飾らない岩手という土地に染み付いた土着性が旅人の心を癒してくれます。
「ルバーブ」、「がんづき」、「カニばっと」、「じゅうね餅」、「ばっけ味噌」、「ビス天」、「スジメ巻き」、「カブぶかし」、「藤ねずり」など余所者が聞くと想像もできない岩手の郷土食、興味深いです。
そんな個性豊かな岩手ですが、昔から災害も多い土地柄。著者は「被災地とはどの災害を指した言葉だろう」と投げかけ、記憶に新しい東日本大震災だけではないといいます。
「百年前も千年前も、岩手には災害があった。海が荒れ、川があふれ、山が崩れ、人を襲った。その一つ一つが被災であり、岩手の歴史だ」
2011年を境に歴史は分断され「あの日までは何があったのか?」という問いから被災地の道の駅を巡る旅に出発したのです。土地と向き合う真摯な態度に心撃たれます。本シリーズ最大の魅力は、道の駅という観察対象を通して、岩手各地の土地の個性が発見できることです。ぜひ読んで見て下さい。
[書誌情報]
タイトル:岩手・道の駅ルポ イーハトーブの道から「上巻・イーハトーブ篇」「中巻・陸の孤島篇」「下巻・被災地篇」
著者:ジンボー・キンジ
出版社::一人の会
刊行日:2018年~2019年
判型:A5版/ZINE
頁数:(上)91P/(中)102P/(下)98P
[状態]
表紙周りにに若干汚れがあります。中身に書きこみや角折などはありません。
レビュー
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