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みはしのあんみつに捧ぐ / かとみ
¥800
SOLD OUT
[内容] 「あんみつ=お年寄りの食べ物」だと思っていたみはしさんが、老舗の甘味処〈みはし〉のあんみつに出会い8年間も没頭してしまったという、あんみつ偏愛に溢れたZINEです。 〈みはし〉ではトッピングができたり、季節限定メニューがあったりと、カスタマイズ仕様の魅力がすごいので、気づいた沼ってしまうんだろうなぁ……なんて悠長に構えていましたが、読み終わったらあんみつ食べたくて仕方なくなり、とりいそぎコンビニにダッシュしました。 私事で恐縮ですが、上野の高校に通っていたので本店の〈みはし〉に行った懐かしい思い出があるのでノスタルジーを掻き立てられもして、なおさらあんみつが頭から離れなくなってしまいました。 オモコロライターでもあるかとみさん。文章めちゃ面白いです! [目次] みはしのあんみつとは? みはしのあんみつは「うまい」「安い」「早い」 理想のあんみつを追い求めて 季節のあんみつに感情が追いつかない あなたの初みはしを見せてくれないか 幻のトッピング「求肥」の謎 とある日のみはしと私 [書誌情報] タイトル:みはしのあんみつに捧ぐ 著者:かとみ 刊行日:2019年1月19日 判型:A5判/ZINE 頁数:28P [状態] A 良好です
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東京β 更新され続ける都市の物語 / 速水健朗
¥1,000
[店主から一言] 小説やドラマ、漫画、映画などのフィクションの舞台としてどのように描かれてきたかに基づきながら、東京の各地について考える都市論です。 映画『しとやかな獣』、ドラマ『男女7人夏物語』、小説『ハピネス』『ノルウェイの森』、漫画『3月のライオン』などが言及されていて、タワマン住民や下町家族など東京に住む人間たちを中心に論が展開されていきます。 「フィクション=虚構」から、「都市=現実」を紐解いていく面白い試み! [概要] 2020年東京オリンピックを目前に控え、東京の都市構造が再編され、街の風景・ランドマーク・副都心・交通・メディアなど多角的な視点から「東京の変化」を追う都市論です。湾岸再開発、観光都市化、メディアとランドマークの変遷など、フィクションや映画から読み取る社会的・文化的な風景も織り交ぜながら、都市の現在と未来を提示します。 [目次] 第1章 東京湾岸の日常 家族と高層集合住宅のクロニクル 第2章 副都心の系譜 二つの刑事ドラマから見る副都心の発展 第3章 東京のランドマーク変遷史 東京タワーからスカイツリーへ 第4章 水運都市・東京 水の都江戸と二層レイヤーの都市 第5章 接続点としての新橋 鉄道とテレビ、二つのメディアのステーション 第6章 空の玄関・羽田空港の今昔 観光の時代の始まりと現在 [書誌情報] タイトル:東京β 更新され続ける都市の物語 著者:速水健朗 出版社:筑摩書房 刊行日:2016年4月25日 頁数:253P 判型:B6判/ソフトカバー ISBN:9784480864437 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/帯に破れあり/カバーにスレあり/ボールペンで一部書き込みあり/通読には支障なし
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昭和旅行誌 雑誌「旅」を読む / 森正人
¥1,500
[店主から一言] 1924年~2004年まで刊行されていた雑誌「旅」を辿る誌上旅行は、近現代日本の旅行史を紐解く壮大な旅路です。日本でどのように旅が始まり、戦争による中断を経て、高度成長期に大衆化していったかがよくわかります。 6章ではディスカバージャパンや万博が、7章ではテーマパークなどの話題が展開されますが、私の生まれる少し前の旅の様子がわかって、個人的には興味深かったです。 [概要] 大正末期から昭和期にかけて発刊された旅行雑誌「旅」を通して、日本人の旅行意識の変遷を読み解いた1冊。読者・編集者・旅行者の視点から「旅」「観光」がどのように社会に浸透し、またどのような規範や文化を生み出してきたかが丁寧に描かれています。 [目次] 第1章 『旅』の創刊 第2章 観光を啓蒙する、観光で啓蒙する 第3章 戦争による国内旅行統制 第4章 終戦と国内観光の再出発 第5章 多様化する国内観光と海外への一歩 第6章 世界とふるさとを旅する 第7章 昭和の旅の終わり [書誌情報] タイトル:昭和旅行誌 雑誌「旅」を読む 著者:森正人 出版社:中央公論新社 刊行日:2010年12月20日 頁数:278P 判型:B6判/ソフトカバー ISBN:9784120041822 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/小口にシミあり/角折れ跡あり/書き込みあり(ボールペン)/通読には支障なし
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都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 / 吉見俊哉
¥800
[店主から一言] 都市論を読んでいると必ずと言っていいほど参考文献にあげられている必読本です。ただちょっと難しいので、先行研究を読まずにバックグラウンドの理解なしにいきなり読むと大変かもしれません。中・上級者向けです。 浅草や銀座から新宿・渋谷へと盛り場や若者文化が移り変わっていく変遷の過程など、本書から得られる知見はたくさんあります。 [概要] 東京の繁華街(浅草・銀座・新宿・渋谷ほか)の社会的・文化的変遷を描いた社会史です。場と人間の関係性に着目し、明治期から戦後を通じて、都市、特に盛り場がどのように「出来事」の舞台となってきたかを鋭く分析します。 [目次] 序章 盛り場へのアプローチ 1章 盛り場研究の系譜 盛り場と民衆娯楽/盛り場とモダン生活/盛り場と都心機能/「盛り場=出来事」研究に向けて 2章 博覧会と盛り場の明治 原型としての博覧会/盛り場におけるまなざしの近代/1870~90年代の都市空間における「開化」の位相 3章 盛り場の1920年代 トポスとしての「浅草」/「浅草」から「銀座」へ/1910~30年代の都市空間における「モダン」の位相 4章 盛り場の1970年代 トポスとしての「新宿」/「新宿」から「渋谷」へ/1960~80年代の都市空間における「ポストモダン」の位相 結章 近代化日本と盛り場の上演 [書誌情報] タイトル:都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 著者:吉見俊哉 出版社:河出書房新社 刊行日:2008年12月8日 頁数:432P 判型:A6文庫判/ソフトカバー ISBN:9784309409375 [状態] B 背表紙に日焼けあり/小口に汚れあり/角折れ跡あり/背表紙上端にイタミあり
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ホテルの社会史 / 富田昭次
¥600
[店主から一言] ホテル専門誌の編集長を務めた、日本のホテル業界の生き証人である著者が描く昭和のホテル群像はすこぶる面白いです! 真面目な雰囲気の装丁なので、硬めの学術書だと思いますよね?もちろん取材&リサーチ力を活かした丹念な記録でもあるのですが、ホテルをつくってきた人間たちの群像活劇でもあり、まるでドラマのように面白いのです。 ホテルについて詳しく知りたかったので読んだのですが、勉強しようと思っていたところ、思わず泣かされた、そんな本です。(たいへん勉強にもなったので、線引きだらけです、すみません。) [概要] 戦後の接収から高度経済成長期、巨大ホテルの建設、そして地方都市やコンベンションホテルの誕生に至るまで、日本のホテル産業の歩みを実証的に描き出した社会史的研究。進駐軍の接収、財界人の動き、観光政策の変遷などを豊富な事例でたどりながら、ホテルという空間が日本社会の中で果たした役割を考察する。 [目次] 第1章 進駐軍の接収と戦後の復興 接収の瞬間/接収下の運営/復興の萌芽/接収解除 第2章 大物財界人の活躍 堀久作と堤康次郎/五島慶太の遺産/挫折を招いた過剰投資/勝者と敗者/小川栄一と藤田観光/大倉喜七郎の復活 第3章 高度経済成長の下で 二つの意味で和を重んじたホテル/東京の奥座敷・熱海の変容/歴史の町が求めたホテル/異色事業家の夢と野望と/中核都市の目覚め 第4章 巨大ホテルへの挑戦 大阪の発展/帝国ホテルの改築/井上定雄と京王プラザホテル 第5章 新しい市場の創造 拡大路線と海外進出/企業戦士が支えたホテル業界/空港ホテルと下町ホテル/コンベンションホテルの誕生/新しい発想と地方の活況 [書誌情報] タイトル:ホテルの社会史 著者:富田昭次 出版社:青弓社 刊行日:2006年4月14日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:256P ISBN:9784787232568 [状態] C 全体に経年によるヤケあり/本文に蛍光ペンとボールペンでの線引きあり/角に折れあり/通読には支障なし
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煙草おもしろ意外史 / 日本嗜好品アカデミー
¥400
[店主から一言] 「レトロな煙草屋さんを居抜いてZINEを売りたい」という夢があるのですが、そんなことをぼんやり考えていたら、古本屋さんの棚で輝いていた本書と出会いました。 文化史の本って面白いものが多いですが、本書も例外ではなく、煙草嫌いでも楽しく読める、というかむしろ、昨今の煙草迫害モードのなかでこそ読み継ぎたい本でした。 身近すぎて顧みられることがなかったり、社会の悪役だから(パチンコ、アダルト系しかり)陽の目が当たらなかったりする文化を愛好者目線で掘り下げまくってくれる本っていいですよね。私は嫌煙→喫煙→禁煙を経て、現在も吸いませんが非常に興味深く読みました。 煙草だけでなく酒や珈琲など、人間が欲しくなってしまう嗜好品にはやっぱり歴史や文化があるんだなと。特に、考える人にとっての嗜好品「思考と嗜好」の関連についての言及が面白かったです。図版も豊富で楽しいです!いい本だ! [概要] 『煙草おもしろ意外史』は、たばこと社会の交点を歴史・文化・道徳・経済の視点からユーモアと批評を交えて紐解く一冊です。伝来当初の宗教的・社会的非難から喫煙をめぐる規制、嗜好品としての受容と変化、そして現代におけるたばこの意味まで、多様な論点を横断しながら、「たばことは何か」を深く考えさせられる内容となっています。 [目次] 第1章 神との出会い 神話・伝説のたばこ 第2章 他者との出会い たばこは世界をめぐる 第3章 自己との出会い 嗜好品の成立 第4章 たばこ迫害にみる時代風潮 大人になれない大人たちの氾濫 第5章 たばこ この不思議なもの [書誌情報] タイトル:煙草おもしろ意外史 著者:日本嗜好品アカデミー 出版社:文藝春秋 刊行日:2002年9月20日 判型:新書判/ソフトカバー 頁数:221P ISBN:4166602705 [状態] ランク:B カバーにヤケ・スレあり/帯あり
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ドボク・サミット / 武蔵野美術大学出版局
¥700
[店主から一言] 00年代は、ドボク、廃墟、珍スポットなどで沸いてましたよね~。書店の棚にもダムや工場燃え、廃墟写真集などが日に日に増えていっていました。新しいジャンルが誕生する瞬間に立ち会えて、ワクワクしたものです。特に2008年はエポックメイキングな年で、こういった都市鑑賞シーンのニューウェーブが沸点を迎えた1年だったと思います。 この本の元となった「ドボク・サミット」が(確かムサビで)行われたのも2008年でした。初期衝動のような1冊。懐かしさとともに振り返るのもグッド。初見の方には当時の熱を感じて欲しいです。 [概要] 『ドボク・サミット』は、ダム、団地、工場、ジャンクション、鉄塔、水門といった巨大な土木構築物を「鑑賞する」鑑賞者たちが集まり、プレゼンテーションや座談会を通じて「ドボク」の景観性・現在性・未来性を語る1冊です。風景として見落とされがちな構造物(時には悪い景観なんて言われることもありました)を、デザイン・写真・批評・エッセイなど多様な文脈で掘り下げ、土木構築物を「見る文化」として再発見しました。ブックデザインは寄藤文平さん。ドボくんキャラデザインはマニアパさん。 [目次] PRESENTATION/DAM(ダム)=萩原雅紀/DANCHI(団地)=大山顕/FACTORY(工場)=石井哲/JUNCTION(ジャンクション)=大山顕/ELECTRIC TOWER(鉄塔)=長谷川秀記/FLOODGATE(水門)=佐藤淳一/FRONTIER/ガソリンスタンドを追う日々=松村静吾/工場景観=八馬智/壁=杉浦貴美子/ライト・ドボク・ジュブナイル=バトン/SYMPOSIUM/STUDY/Landscape for the rest of us 私たちのための景観ガイド=石川初/土木をつくる、景観をつくる=御代田和弘/ドボク・エンタテインメント宣言=佐藤淳一/EPILOGUE [書誌情報] タイトル:ドボク・サミット 編者:ドボク・サミット実行委員会 著者:佐藤淳一・萩原雅紀・大山顕・石井哲・長谷川秀記・石川初・御代田和弘 出版社:武蔵野美術大学出版局 刊行日:2009年4月20日 判型:A5変形判/ソフトカバー 頁数:193P ISBN:9784901631822 [状態] ランクB 背表紙上端にイタミ/カバーに汚れと若干の破れ/経年ヤケあり/著者贈呈署名入り(宛名あり)/角折れあり
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建築鑑賞入門 / ウィリアム・ウェイン・コーディル
¥300
[内容] 建築専門の鹿島出版会から出ているシリーズ、SD選書の149番です。 "建築の空間やかたちを体感することは、もはや専門家の特権ではないだろう"ということで、アメリカで何百もの建物を建築してきた建築家が書いた、建築鑑賞の入門書です。 1979年に刊行された古典なので、図版の建築は70年代以前に作られたものばかりでレトロモダン。モノクロですが、たくさんの建築写真が載っているので、ぱらぱらとめくるだけでも楽しいです。 [書誌情報] タイトル:建築鑑賞入門 著者:ウィリアム・ウェイン・コーディル 出版社:鹿島出版会 刊行日:1979年5月10日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:237P [状態] 良好です。中面にも書き込みや角折などありません。
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クリティカル・ワード 現代建築 / フィルムアート社
¥2,000
[内容] 1920~2010年代までの100年間の建築史のなかから、都市・技術・政治・文化・メディアの5分 野の専門家が235個のキーワードをピックアップして解説してくれます。 サブタイトルに「社会を映し出す建築の100年史」とあるように、押さえておきたいキーワードが年代ごとに分けて選別されているので、初めて建築を学ぶ際にも興味を持ちやすく、わかりやすい構成です。 巻頭にそれぞれのコラムがあるのですが、読み応えがあり勉強になります。俯瞰して建築の歴史を学びたい入門者の方にぴったりです。 [目次] 第1章 1920年代 二つの災禍から始まる日本のモダニズム 装飾と犯罪/ドミノシステム/外装タイル/植民地建築/第三インターナショナル記念塔/都市計画法と市街地建築物法/分離派建築会/民家/平和記念東京博覧会/関東大震災/帝都復興院/バラック/考現学と生活学/田園都市株式会社/帝国ホテル/建築をめざして/モダニズム建築/シュレーダー邸/近隣住区論/シカゴ学派/バウハウス・デッサウ校/エスプリ・ヌーヴォー館/明治神宮外苑/近代建築の五原則/ヴァイセンホーフ・ジードルンク/映画『メトロポリス』と機械美/CIAM/聴竹居/SRC造/バルセロナ・パビリオン 第2章 1930年代 都市文化の爛熟 国家と消費社会の表現 アウトバーン/大大阪/アールデコ/スカイスクレイパー/阪神間モダニズム/銀座/東京中央郵便局/新建築工芸学院/乾式工法と市浦健自邸/インターナショナル・スタイル/ニューヨーク近代美術館/アテネ憲章/ブルーノ・タウト来日/函館大火/築地本願寺/光のカテドラル/国会議事堂と帝冠様式/黒部川第二発電所/パリ万国博覧会日本館/東京オリンピック中止/新興工業都市計画/ジョンソンワックス本社ビル 第3章 1940年代 第二次世界大戦を経て、民へ 空間・時間・建築/伝統・選択・創造展/国民住宅/住宅営団/大東亜建設記念営造計画/レーモンドと第二次世界大戦/建物疎開/原爆ドームとアウシュヴィッツ/GHQ/闇市/衛生陶器と伊奈製陶所/建築計画学/ケース・スタディ・ハウス/昼の都市・夜の都市/プレモス/紀伊國屋書店/新日本建築家集団/近代建築論争(民衆論争)/アパルトヘイト/建設省/戸山ハイツ 第4章 1950年代 都市・建築の55年体制 戦後復興の志向 建築基準法/住宅政策の三本柱/住宅金融公庫と自邸/木賃アパート/八勝館御幸の間/神奈川県立近代美術館/51C型と住宅産業/アルミサッシュと工業化住宅/ジャパニーズ・モダン/チームX/ブルータリズム/SHシリーズ/昭和基地と川合健二/世界平和記念聖堂/伝統論争と原爆堂/国際文化会館/広島平和記念公園および資料館/丹下健三と技術/現場打ちコンクリート/秩父セメント第二工場/ヴェネチア・ビエンナーレ日本館/シチュアシオニスト/新建築問題/東京タワー/郵政スタイル/人民大会堂 第5章 1960年代 オリンピックに見た夢 高度成長期の都市で メタボリズム/群造形/か・かた・かたち/オープンシステム/八郎潟と干拓事業/市浦健と千里ニュータウン/アメリカ大都市の死と生/アーキグラム/苗場プリンスホテル/建物区分所有法/住宅は芸術である/建築家なしの建築/カーテンウォール/ユニットバス/東京オリンピック1964/日本武道館/京都タワー/ハイレッド・センター/ジャズ喫茶・クラブ/博物館明治村/ヒルサイドテラス/塔の家/空間から環境へ/フラー・ドーム/ホール・アース・カタログ/プレファブリケーション/霞が関ビル/帝国ホテルの様式保存/月面着陸 第6章 1970年代 巨大化する見えない国土 ポストモダニズムの潮流/大阪万博/広場/まちづくり/原広司と集落調査/都市住宅/セキスイハイムM1/列島改造論/見えない都市/神殿か獄舎か/大石寺正本堂/基町・長寿園団地/住宅双六/プーライエ/孤風院/ツーバイフォー/巨大建築論争/重要伝統的建造物群保存地区/KEP/幻庵・開拓者の家/セゾン美術館(西武美術館)/ポンピドゥー・センター/パタン・ランゲージ/錯乱のニューヨーク/プリツカー賞 第7章 1980年代 超芸術トマソン 都市の奪還を目指して 広告=都市/神戸ポートアイランドと水谷頴介/地区計画制度/生闘学舎・자립/ゲニウス・ロキ/名護市庁舎/ホテルニュージャパン火災/風景学/ラ・ヴィレット公園国際設計コンペティション/ハイテック・スタイル/批判的地域主義/東京ディズニーランド/超芸術トマソン/AT&Tビル/九龍城砦/東京画/ルーヴル美術館(増築)/チェルノブイリ/リゾート法/OMソーラー/DOCOMOMO/くまもとアートポリス/シムシティ/ベルリンの壁崩壊 第8章 1990年代 世界都市博覧会 バブル崩壊と止まる時代 東京都庁舎/ANY会議/梅田スカイビル/ハイパービルディング/TOKYO STYLE/新宿西口ダンボール村/阪神・淡路大震災/開放系技術/オウム真理教とガリバー王国/世界都市博覧会/CAD/ビルバオ・グッゲンハイム美術館/メイド・イン・トーキョー/没場所性と郊外化/ジェントリフィケーション/近代化遺産/ブラウンフィールドとニューアバニズム/腰巻き保存/建築基準法改正・性能規定 第9章 2000年代 グローバル化する都市 CCTV的なるもの アメリカ同時多発テロ/せんだいメディアテーク/サード・プレイス/ソーシャル・キャピタル/都市再生特別措置法/お台場/タワーマンション/ショッピングセンター/リノベーション/大改造‼︎劇的ビフォーアフター/限界集落/地域アート/金沢21世紀美術館/アルゴリズミック・デザイン/耐震改修/構造計算書偽造問題/東京駅復原/中国中央電視台/ウィキペディア/ザ・タワー 第10章 2010年代 世界を見渡す技術と公共性のゆくえ 東日本大震災/コミュニティデザイン/シェア/PPP・PFI/オールドタウン/少子高齢化とおひとりさま/建築展の隆盛/国立近現代建築資料館/Google Earth/BIM/デジタル・ファブリケーション/三菱地所を見に行こう/虎ノ門ヒルズ/豊洲移転/ル・コルビュジエ世界遺産/エストニア国立博物館/京都市立芸術大学移転/銀座ソニーパーク/東京オリンピック2020・新国立競技場問題 [書誌情報] タイトル:クリティカル・ワード 現代建築 社会を映し出す建築の100年史 著者:山崎泰寛、本橋仁 出版社:フィルムアート社 刊行日:2022年3月25日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:327P [状態] 良好です。中面にも書き込みありません。角折り1ヶ所あります。
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パチパチたまごっちワールド / とも駄珍子 館長
¥7,000
[内容] サブカル系即売会「AMAZING商店街vol.1」で遭遇した同人誌です。アラフォー世代の感性を直撃するサークル名「とも駄珍子」さん。2013年から玩具の収集と研究をメインに活動されています。 時は1996年。バンダイから「たまごっち」が発売され、一大旋風が起こりました。 そのたまごっちにあやかって発売された、怪しくも可愛い類似品の卵型育成ゲームを徹底医的に研究された、異常に資料性が高い逸品です! 王道の動物キャラから始まり、芸能人モノやK-1ファイター、果ては宇宙人まで、何でも卵で育てられていました。これぞまさに日本の泡沫文化。巻末には20年以上も前に発売されたゲームを実際にプレイした記録が「パチたまごっち育成日記」コーナーとしてまとめられているのですが、そちらも最高です! 蒐集対象の面白さもさることながら、どの巻も著者のレビューが最高に面白いです。 [書誌情報] タイトル:パチパチたまごっちワールド 著者:館長 出版社:とも駄珍子 刊行日:2017年8月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:31P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折はありません。
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とも駄珍子その1 復刻版 / とも駄珍子 館長
¥3,300
[内容] サブカル系即売会「AMAZING商店街vol.1」で遭遇した同人誌です。アラフォー世代の感性を直撃するサークル名「とも駄珍子」さん。2013年から玩具の収集と研究をメインに活動されています。 眩暈がするほど圧巻の情報量です!! 80~90年代のガチャポンや食玩のおまけでついてきた消しゴムを集めまくって研究したのが本書。「無駄の多さに夢があり」の言葉どおり、お下品でナンセンスで版権無視もなんのその。でもやたらみなぎるパワーになぜか胸が熱くなってしまいます。 時代を彩ったおぼっちゃまくんやキョンシーなど当時のちびっこアイドルから、チャックウィルソンの指トレマシーン(指だけ鍛える謎の仕様)まで、傑作駄玩具の数々がソウルフルなレビューで楽しめます! [目次] ちゃま語マスコット おぼっちゃまくんパート1 おぼっちゃまくんパート2 キンタマンパート1 キンタマンパート2 忍者なんじゃ消しゴム うわさの達人消しゴム マンマンマン 血液型消しゴム 謎のプルバックカー こどもの城消しゴム 桃太郎消しゴム 芸能人消しゴム 仮面ノリダー消しゴム まだまだあるよ芸能人アイテム バイキンマン消しゴム プロレス超人顔変え技消しゴム ゆびレスマン消しゴム チャックのゆびトレマシーン 爆裂神技バンドック 謎の人面犬消しゴム 怪奇マリオブラザーズ消しゴム モンスターリーグ 霊幻道士キョンシー消しゴム 湘南暴走族消しゴム ツッパリ消しゴム まだまだあるぜ!不良グッズ ちんこ型消しゴム&駄玩具大集合!! うんこ型消しゴム&駄玩具大集合!! [書誌情報] タイトル:とも駄珍子その1 復刻版 著者:館長 出版社:とも駄珍子 刊行日:2019年8月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:60P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折はありません。
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増強改訂版 レモンパイ探訪記 / 卵一個ぶん
¥1,100
[内容] 以前、文学フリマで思わずジャケ買いしてしまいました。レモンパイをイメージした黄色が可愛い、クラフト感溢れるZINEです! 都内の洋菓子店などで食べられる19個のレモンパイを写実的なイラスト付きで紹介してくれます。パイ生地が網の目に乗っかったパイらしいタイプから、メレンゲの角が立ったケーキタイプまで。 レモンパイって、こんなに形が違うのかぁ。軽め・重め・酸味強め・甘未強めの4軸から成るマトリクス表で自分好みの味を探してみるのもグッドです! [書誌情報] タイトル:増強改訂版 レモンパイ探訪記 著者:卵一個ぶん 刊行日:2022年12月31日 判型:A5判/ZINE 頁数:26P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折などありません。
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行方不明のドバトが見つかったvol.2 ノイジードバトウェーブ / 岩峰晴子、依鳩噤
¥1,200
[内容] 岩峰晴子さんと依鳩噤さんのユニットサークルによる鳩愛に溢れまくったZINEです! おもしろ同人誌バザールで見かけたのですが、ブース内のZINEのラインナップほぼ鳩でした。鳩愛がとんでもないことになっています! 鳩の博覧会の章では、鳩ラベル、鳩シガレットカード、鳩のエサやりの絵、鳩の絵葉書、擬人化された鳩など、紙もの雑貨類や文献の中から選りすぐりの鳩アイテムを紹介してくれます。 鳩スポット巡りの章では、日本の鳩名所だけでなく世界のドバトもチェックできます。浅草の鳩の人形焼きや、京都の鳩餅など、鳩土産の可愛さもたまりません。欲しい。 [目次] 鳩の博覧会 鳩スポット巡り 鳩の旋律 行方不明の土鳩 [書誌情報] タイトル:行方不明のドバトが見つかったvol.2 ノイジードバトウェーブ 著者:岩峰晴子、依鳩噤 刊行日:2019年5月6日 判型:A5判/ZINE 頁数:62P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折などありません。
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やさしいひもの / 川口瞬
¥990
[内容] 風光明媚な港町、神奈川県の真鶴町。地元の案内役として有名な「泊まれる出版社 真鶴出版」さんが発行しているひものZINEです! ひものは「古くて新しいオーガニックフード」。 基本編と応用編からなるひものの食べ方、保存方法、ひものの種類や歴史、生産者へのイタンビューもあって、ひものを見つめ直す1冊。 神奈川県真鶴町の2軒のひもの屋さんで交換できる「ひもの引換券」付きです! *真鶴出版さんの作品はamazonなどのマンモス流通には乗せず、ローカルorインディペンデントな人々により読者のみなさまひとりひとりに手渡すように届けられています* [書誌情報] タイトル:やさしいひもの 著者:川口瞬 出版社:真鶴出版 刊行日:2016年3月30日 判型:A5判/ZINE 頁数:30P 特典:ひもの引換券
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タクシーダンス・ホール / ポール・G・クレッシー
¥3,000
[内容] 「シカゴ都市社会学古典シリーズ」の四作目です。 本シリーズは「アメリカ都市社会学の祖型をなす1920-30年代の初期シカゴ学派の最大の知的資産である、都市エスノグラフィ叢書のセレクションズ」(刊行の辞より)ということで、アメリカ都市社会学の古典でありエスノグラフィの基本文献です。 ”大都市の下宿屋地区に押し込まれ行き場のなくなった孤独な男たち。彼らが抱く女性集団への飽くなき欲求を満たすように、タクシーダンス・ホールは生まれ展開してきた。読者はその実に面白い経緯をまざまざと理解することになる。”(まえがきより) ということで、めちゃくちゃ面白いです! 1920年代にアメリカで流行した「タクシーダンス・ホール」という、お金を払えば誰とでもダンスができるという男性向けダンス型風俗。建物には「ダンス学院」「ダンス学校」という看板が下げられていたそうです。 日本でも地方都市の繁華街に「ダンス学院」という看板だけが残っている所を、たまに見かけるのですが、日本にも同様のライト風俗みたいなものはあったのでしょうか。本当に健全なダンス学校のような気もするのですが。本書を読んでから「ダンス」と書かれた古い社交場跡があると気になって仕方ないです。 閑話休題。どんなことが書いてあるのか、ぜひ目次を読んでみて下さい。1920年代の失われたアメリカの風俗が、まざまざと蘇ってきます。健全店を装った看板の下に渦巻く男女の欲望。もちろん男はアフターが目的、女は金が目的。男女が火花を散らしている様子が徹底した取材を元に、克明に描写されていきます。 特に第二部、盛り上がってます。「異性を食い物にしようとする動機、「カモ」としての東洋人、「セックス・ゲーム」など、目次だけでも興味深いですが、読むともっと面白いです。 [目次] 第一部 タクシーダンス・ホールとは何か――その実態―― 第一章 あるタクシーダンス・ホールの一夜/ユーレカ・ダンス学院/タクシーダンス・ホールが提起する諸問題 第二章 一つの類型としてのタクシーダンス・ホール 第二部 タクシーダンサーとその世界 第三章 社会的世界の一つとしてのタクシーダンス・ホール 充足される人間の根本的願望/特有の活動と隠語/慣習的な活動が持つ特有の意味/タクシーダンス・ホールにおける有力タクシーダンサー/異性を食い物にしようとする動機/「カモ」としての東洋人/ナイトクラブとキャバレー/官能的なダンスと詐術/「セックス・ゲーム」/性関係の諸形態/恋愛的衝動 第四章 タクシーダンサーの家族とその社会的背景 タクシーダンサーのシカゴ住まい/タクシーダンサーと家族の絆/タクシーダンサーの家族の諸類型/タクシーダンサーの供給メカニズム/タクシーダンサーの家族との調整 第五章 タクシーダンサーのライフサイクル 基本的に退行傾向のタクシーダンサーのライフサイクル/タクシーダンス・ホール就業以前の混乱経験/不安と嫌悪の初期/早期成功のスリル 情熱期/「客を取る」ベテランタクシーダンサーの問題/タクシーダンサーのテクニックの習得/儲かるダンスホール・パーソナリティの発見 タクシーダンサーの諸類型/「渡り歩く」タクシーダンスを通して見たアメリカ 第三部 客とその問題 第六章 客――その実態と来訪目的―― 客のタイプ/客の関心 第七章 フィリピン人とタクシーダンス・ホール フィリピン人の文化的遺産/シカゴにおけるフィリピン人の居住地区/タクシーダンス・ホールの魅力/求愛のテクニック/「漂流者」/「日和見主義者」/その他のタイプ/異人種間結婚 第四部 タクシーダンス・ホールの自然史と生態学的特性 第八章 タクシーダンス・ホールの起源 バーバリーコーストないしは「四九年」ダンスホール/ダンス学校によるタクシーダンス・ホール方式の採用/パブリック・ダンスホールからタクシーダンス・ホールへの移行 第九章 タクシーダンス・ホールの大衆への対応 第十章 タクシーダンス・ホール間の競争・対立・専門分化 第十一章 タクシーダンス・ホールの位置 第五部 タクシーダンス・ホールの問題 第十二章 独特的退廃 第十三章 タクシーダンス・ホールと社会改良 タクシーダンス・ホールに対する非難/監督の問題/代替の問題 [書誌情報] タイトル: タクシーダンス・ホール シカゴ都市社会学古典シリーズNo.4 著者:ポール・G・クレッシー 訳者:桑原司ほか 出版社:ハーベスト社 刊行日:2017年10月20日 判型:A5判/ハードカバー 頁数:328P [状態] 良好です。中面には書き込みや角折りなどありません。
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ホーボー ホームレスの人たちの社会学(上下巻セット) / ネルス・アンダーソン
¥5,800
[内容] 「シカゴ都市社会学古典シリーズ」の三作目です。 本シリーズは「アメリカ都市社会学の祖型をなす1920-30年代の初期シカゴ学派の最大の知的資産である、都市エスノグラフィ叢書のセレクションズ」(刊行の辞より)ということで、アメリカ都市社会学の古典でありエスノグラフィの基本文献です。 著者のネルス・アンダーソンは、自身も貧しい幼年時代を過ごしたホボヘミア出身の異色の研究者。訳者あとがきの人物評に詳しいので引用します。 "ネルス・アンダーソンは、さまざまな意味での障壁や自らの異質性と闘い続けてきた人であった。少年のころは移民の子のホーボーとして世間と、シカゴ大学時代は友人との階層的な異質性と、そして学問的には自ら選んだ対象や方法に対する周囲のあつれきと、そしてまた、パークやバージェス以降の社会学をとりまくアメリカ社会学の新しい潮流やアカデミズムと、アンダーソンは静かに闘いを続け、葛藤を乗り越えた人であった。" 学術書ですが、丁寧な実地調査、実際に見聞したリアルかつ具体的な描写は、読みやすく心に響きます。ノンフィクションがお好きな方にもおすすめです。 [目次] 第一部 ホボヘミア ホームレスの人たちの住処 ホボヘミアの定義/ジャングル 放浪のなかのホームレスの人たち/簡易宿泊所 滞在しているときのホームレスの人たち/ホボヘミアにおける《切り抜け》 第二部 ホーボーの諸類型 彼らはなぜ出郷するのか/ホーボーとトランプ/ホーム・ガードとバン/仕事 第三部 ホーボー問題 保健/ホームレスの人たちの性生活/市民としてのホーボー 第四部 問題への対処の仕方 ホボヘミアの人物群像/ホーボーの知的生活/ホーボーソングとバラード/石鹸箱と広場/ホーボーの社会的政治的組織/布教団体と福祉組織 [書誌情報] タイトル:ホーボー ホームレスの人たちの社会学 シカゴ都市社会学古典シリーズNo.3 著者:ネルス・アンダーソン 訳者:広田康生 出版社:ハーベスト社 刊行日:1999年5月10日、2000年11月15日 判型:A5判/ハードカバー 頁数:186P、236P [状態] 経年による使用感はありますが、中面には書き込みや角折りなどありません。
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ホテル・ライフ / ノーマン・S・ハイナー
¥1,000
[内容] 「シカゴ都市社会学古典シリーズ」の一作目です。 本シリーズは「アメリカ都市社会学の祖型をなす1920-30年代の初期シカゴ学派の最大の知的資産である、都市エスノグラフィ叢書のセレクションズ」(刊行の辞より)ということで、アメリカ都市社会学の古典でありエスノグラフィの基本文献です。 著者のハイナーが本書をまとめた1920年代は、シカゴ学派の黄金期に当たり、都市を巡るクラシックが続々と刊行されていきました。面白いのは、1920年代はアーネスト・ヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルドら、「失われた世代」と呼ばれる一群のアメリカ作家も輩出しているのです。 1914年~18年に第一次世界大戦が勃発し、20年代は戦後に当たる年です。戦争によって都市が壊滅状態になったり、それまでの既成の価値観が揺らいだりした時に、都市論でも小説でも面白いものがたくさん出てきているというのは偶然の一致なのでしょうか。 本書はホテルの歴史を解説した本ではありません。ホテルに暮らす人々の生態を観察し、活き活きと活写したエスノグラフィです。ホテルに暮らし人々の行動様式などを通して、現代アメリカを真摯に見つめようとした記録です。 ”ホテルの人口を特徴づける分離、自由、束縛、抑制からの解放は、全体として現代生活の特徴を縮小したものにすぎない。ホテルは、実のところ、アメリカ社会のマナーと規範が行われているだけではなく、機械産業の影響がみられるいかなる場所においても進行している変化のシンボルなのである”(p199より引用) 学術書ですが、丁寧な実地調査、実際に見聞したリアルかつ具体的な描写は、読みやすく心に響きます。ノンフィクションがお好きな方にもおすすめです。 [目次] 第一章 ホテル・ライフとパーソナリティ 第一部 旅行者のための住居 第二章 隊商宿からコテージへ 第三章 ホテルと都市地域 第四章 家庭としてのホテル 第五章 なぜホテルで暮らすのか 第二部 ホテルで暮らす人びと 第六章 ホテル人口の趨勢 第七章 ホテル居住者のタイプ 第八章 解放された家庭 第九章 ホテルの子供 第三部 家庭から離れた時の行動 第十章 ハイウェイの魅力と街の灯り 第十一章 人間性の問題 第十二章 ホテルとアメリカ社会 [書誌情報] タイトル: シカゴ都市社会学古典シリーズNo.3 著者:ノーマン・S・ハイナー 訳者:田嶋淳子 出版社:ハーベスト社 刊行日:1999年7月25日 判型:A5判/ハードカバー 頁数:227P [状態] 経年による使用感はありますが、中面には書き込みや角折りなどありません。
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輝く都市 / ル・コルビュジェ
¥1,000
[内容] モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジェのマスターピースです。超高層ビルの林立する現代の街並みに大きな影響を与えた作品です。 コルビュジェに師事してモダニズム建築を実践した坂倉準三が翻訳しています。建築専門出版の鹿島出版会のSD選書シリーズです。 [目次] アスコラルの介入 1943年およびそれ以後 技術的観点、精神的観点、両者の連帯性 新しい機械主義社会、建築上の革命成就、新理論応用図、建築および都市計画について 諸原則、人間と自然 道具類の獲得 都市計画探究の試み 土地の占拠 既成の観念は問題外 打ち建てられた理論、その応用 11の部会の研究による理論確立 [書誌情報] タイトル:輝く都市 著者:ル・コルビュジェ 著、坂倉 準三 訳 出版社:鹿島出版界 刊行日:1968年12月5日 判型:A5判/ソフトカバー 頁数:280P [状態] 良好です。中身に書きこみや角折れなどありません。
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サバービアの憂鬱 / 大場正明
¥1,000
[内容] サブタイトルの" 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程"とあるように、アメリカの郊外が舞台となった小説や映画を紐解きながら、都市でも田舎でもない「郊外文化」を浮き彫りにした郊外論のマスターピース。 家族、人種差別、中流家庭、子供たちなど様々な観点から郊外について語られていきます。名著です。数多くの作品が言及されていますが、読んだり観たりしたくなります。逆説的ですが郊外がテーマの作品ガイドとしても役立ちました。 1993年11月東京書籍刊行の『サバービアの憂鬱 アメリカン・ファミリーの光と影』を改題の上、加筆修正して復刊された新書です。 [書誌情報] タイトル:サバービアの憂鬱 著者:大場正明 出版社:KADOKAWA(角川新書) 刊行日:2023年3月10日 判型:新書判 頁数:560P [状態] 良好です。中身に書きこみや角折れなどはありません。
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衛生博覧会 / ドクター・カバネス
¥1,000
[内容] この本めちゃくちゃ面白いです。偶然出会ったのですが、最高でした。 著者のドクター・カバネスという人は、1962年生まれのパリの医者だそうです。同じくユニテから『鞭と梅毒』という本も出版されています。ユニテという出版社は名古屋の千種にある(あった?)ようで、寡聞にして存じ上げなかったのですが、人生損してました。 全十話からなる、中世パリの衛生に関する逸話です。どれも令和日本の常識で考えると、常軌を逸しているとしか思えませんが、本当にあったことのようです。事実は小説より奇なりですね。 全部面白いんですけど、特に筆が乗っているのは「瀉血の風習」「尿・おなら・げっぷ」「淡を吐くのはスポーツか?」です。 とくに瀉血。吸血鬼かと思うほどすさまじい血の抜き方。妊婦でも子供でも瀕死の病人でも、誰かれ構わず血を抜けばなんとかなると信じられていたようです。人類に瀉血を教えてくれたのはカバ、そしてヒルであるという見解などが大真面目に語られます。 「朝と晩に22回の瀉血と110回の浣腸を受け、熱が続く間節食させられたというのであるが、このようなことはそれほど常軌を逸したことではなかった」などが、さらっと書かれています。 本書は血の気の多い方におすすめの珍品です。 [目次] 第一話 パリの医学生 第二話 女性性器の衛生 第三話 コレラ奇談 第四話 王様の道化師 第五話 宮廷の小人たち 第六話 瀉血の風習 第七話 ならず者たちの王 第八話 尿・おなら・げっぷ 第九話 淡を吐くのはスポーツか? 第十話 カリオストロとメスメル [書誌情報] タイトル:衛生博覧会 著者:ドクター・カバネス 翻訳:柴田道子、田川光照 出版社:ユニテ 刊行日:1992年4月1日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:204P [状態] 背表紙日焼けあります。古本なので経年による傷みと多少の使用感はありますが、中面は書き込みなどありません。
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もっと知りたい!香港漫画 / 大香港研究会
¥1,000
SOLD OUT
[内容] 香港への渡航歴50回以上、読んだ香港漫画は1万冊という香港地元産のマンガを愛しすぎているてんしゅ松田さんが、2019~20年にかけてつくっていたコピー誌の再録版です。 中華圏すべての国の人から愛されたという任侠小説家のレジェンド金庸の漫画作品、レトロな絵柄が気になる復刻版薄装本、『龍虎門』でお馴染み黄玉郎による『漫画大霹靂』、香港漫画史最大の闇という18禁「1990年代色情漫画事件を追う」という超マニアックな4本立て! 個人的には「復刻版薄装本の世界」の日本の懐かしい劇画みたいな画風が好きで、グラビアページでカラーで見れたのがよかったです! [目次] ◎金庸@香港漫画(文化博物館金庸館ルポ&コミカライズ全解説) ◎復刻版薄装本の世界(1970~80年代香港漫画概史付き) ◎漫画大霹靂を知っていますか?(鄭問+布袋戯+黄玉郎スーパートリプルコラボ企画大解剖) ◎1990年代色情漫画事件を追う [書誌情報] タイトル:もっと知りたい!香港漫画 著者:てんしゅ松田 出版社:大香港研究会 刊行日:2021年5月4日 判型:A5判/ZINE 頁数:64P [状態] 良好です
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深く美しき香港漫画の世界 / 大香港研究会
¥1,000
SOLD OUT
[内容] 香港漫画への溢れる愛がページ全体に充満!大香港研究会のてんしゅ松田さんとアジア漫画研究家のKRONOSさんが対談形式で語り尽くす中級者向け読本です。なんでもありの日本漫画に対して、香港漫画はバトルアクションという特定のテーマで発展したそうで、三大ジャンルは武侠・ゲーム(格闘)・黒社会だそうです! 流血、尿食、売人肉など文字通り血湧き肉躍るグロテスクなスプラッタ描写がてんこもり。とことんマニアックですが、わかりやすく語られているのでとても面白いです。未知の世界への扉が開いてしまうかもしれない1冊! "当店経営13年で蓄積した知識とエピソードをすべてぶち込む勢いで、10時間に及ぶ対談評論をおこない、テキスト起こしして本にまとめました。100作品以上の香港漫画をとりあげ図版もふんだんに掲載しています。巻末には紹介作品リストと「香港漫画用語事典」も収録。"(公式HPより) [目次] 第1章 黄玉郎と馬榮成の物語 香港漫画界を体現するふたりを作家と経営者の両面からとことん論じる。 第2章 香港漫画の三本柱 武侠・ゲーム・黒社会 みんな大好き3ジャンルの作品を系統立ててとことん語り合う! ★武侠=金庸、古龍、ニューウェーブ「四大名捕」ほか ★ゲーム=街覇、拳皇、バイオハザード、他カルト迷作まで ★黒社会=古惑仔、火紅年代、九龍城寨ほか 第3章 香港漫画出版社栄枯盛衰物語 玉皇朝&天下以外の、浮かんでは消える個性豊かな漫画出版社を、作家や作品の面からも論じ合う。(自由人公司/NEOSUN/天行社/海洋/火狗工房ほか) [書誌情報] タイトル:深く美しき香港漫画の世界 著者:てんしゅ松田、KRONOS(アジア漫画研究家) 出版社:大香港研究会 刊行日:2014年5月3日 判型:A5判/ZINE 頁数:156P [状態] 表紙ソリあり、角折れ2ヶ所あります。古本としては標準的な状態です。
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昭和遺産へ、巡礼1703景 / 平山 雄
¥800
SOLD OUT
[内容] 難波里奈さんの『純喫茶へ、1000軒』をプロデュースした石黒謙吾さんが編集に携わってますので、圧巻のボリュームです!1000本ノックだったのが、1703本ノックになってますね。 家の家具も丸ごとヴィンテージで、昭和レトロな空間で暮らしている、昭和な男の平山さんが書かれています。「昭和スポット巡り」というブログで全国のレトロスポットを隈なく歩いて探訪されてまして、本書はそのワイフワークが書籍化されたものです。 喫茶店、食堂、レストラン、バー、ロープウェイ、遊園地、カーホテル、秘宝館、庁舎、ボウリングなどの超弩級の場末感が充満する誌上の昭和トリップをどうぞ! [書誌情報] タイトル:昭和遺産へ、巡礼1703景 著者:平山 雄 出版社:303 BOOKS 刊行日:2021年1月18日 判型:A5判/ソフトカバー 頁数:160P [状態] 古本としては状態良好です。中身に書き込み、角折れなどありません。
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にっぽんのかわいいタイル / 加藤 郁美
¥2,500
SOLD OUT
[内容] 岐阜県多治見市の笠原町の名産品、モザイクタイル。昭和時代には、どこの家庭や商店でも使われていた生活に馴染んだ素材だったモザイクタイルですが、競合の新素材が開発された現在では、なかなか立派なモザイクタイルにお目にかかることはできません。 全国各地に散らばったモザイクタイルの物件紹介が圧巻です。銭湯に残るモザイクタイル画は、作品としての存在感がありますね。掲載されいてる物件も閉業してしまい、失われるスピードが早くなっている感じがします。 見られるうちに、見ておきたい場所ばかりです。 ※2022年に増補改訂版が発売されています。 [出版社紹介文より] 「モザイクタイル」とは、タイル1枚の表面積が50平方センチメートル以下のタイルのこと。かつては一般の家庭でもお風呂や炊事場で、あるいは銭湯や映画館、煙草屋などでごく普通に使われていました。驚くべきは、昭和を彩ったこのモザイクタイルの約8割が、わずか4キロ四方の小さな町、岐阜県多治見市笠原町で作られていたこと。その立役者は一人の青年・山内逸三で、彼の独創と努力によって笠原町のタイルは、日本全国に、そして世界に広まったのです。 笠原町では2016年6月3日、藤森照信氏設計による独特の建物も話題の多治見市モザイクタイルミュージアムが開館しました。本書は、同館所蔵モザイクタイルの名品を収録する第1部、23歳で美濃焼モザイクタイルを創製した山内逸三、そして彼と藤井厚二や甲子園ホテルとの知られざる関連を追う第2部、町全体がひとつの工場のような笠原町を訪ね、タイルの製造過程を紹介する第3部、人魚や桃太郎といった美しくも妖しいモザイクタイル画など、笠原タイルを今に残すレトロな街町を歩く第4部で構成されます。なつかしいモザイクタイルを深く楽しく紹介する、充実の一書です。 [目次] 1 昭和レトロタイル・コレクション 2 山内逸三という青年がいた 3 タイルの町、笠原町の人びと 4 モザイクタイルの旅 [書誌情報] タイトル:にっぽんのかわいいタイル 昭和レトロ・モザイクタイル篇 著者:加藤郁美 出版社:国書刊行会 刊行日:2016年5月20日 判型:B6判/ハードカバー 頁数:254P [状態] カバーに若干スレ・ヨレがあります。