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2025/6/14(土)~6/30(月)
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◎対象作品
『OUR CO-BLIND』
『TEXTURE OF HIGHLAND』
『FOG AND SUN Revised Ver.』
しらい弁当日記 2024年4月~2024年9月 ここになじむ / しらい弁当
¥1,000
[内容] 毎日のお弁当のメニューから始まる『しらい弁当日記』の第6巻です。 2022年の秋頃から人生の転機を迎え、翌年の秋に引越し。台風のような日々が過ぎ、家も職場も変わって、新たな生活が始まります。 脱皮を終えて、新しい環境やそこでの自分自身になじんでいき、まだ亡霊のように現れる過去とが交差するような時期と言えばいいでしょうか。暗い道をふっと抜けたような爽快感があります。 人生の移行期に何が起こるかを理論的に説明してくれる『じぶん時間を生きる TRANSITION』という本がありますが、その詳細なケーススタディの具体例のように感じられました。ミッドクライシスによる3年間の移行期間の日記を、通して読むという体験はとても貴重でした。 現時点ではこちらが最新刊ですが、まだまだ日記は続いていきます。次作を楽しみに待っている日記シリーズです。 [書誌情報] タイトル:しらい弁当日記 2024年4月~2024年9月 ここになじむ 著者:しらい弁当 刊行日:2025年5月 判型:B6判/ZINE 頁数:186P
しらい弁当日記 2023年10月~2024年3月 いつもと同じ朝がくる / しらい弁当
¥1,000
[内容] 毎日のお弁当のメニューから始まる『しらい弁当日記』シリーズの第5巻です。 第3巻の「棚から本が落ちる時」から始まった人生の転機。怒涛の日々が押し寄せてきて、多忙も疲労もストレスもピークに達します。まさに台風。渦中の記録です。 大前研一曰く、人生を変えるには3つしかないと。時間配分・住む場所・付き合う人の3つを変えれば人生は変わるそうです。その中でも強制的に変化をもたらすのは引越しだと思います。転居をすると必然的に他の2つも変わらざるをえないことが多いからです。 そんな人生の大きな変化を巻き起こす、引越し。その前後に起こる、別れと出会い。新しい自分への変わっていく過程では、古い自分が抜け殻のようになっていくという時期があるのだなと、ヒリヒリするような気持ちで読みました。精神と肉体が連動してデフレスパイラルのように下降していく日々。腰が痛くなるのってこういう時期ですよね。 「これまでの自分を敢えて駄目にしていく」ような、自覚的な自分潰しのような期間。人生の移行期間のなかでも、最もしんどい時期だと思われます。ミッドクライシスの渦中にいる方、人生の変化の予兆を感じている30~40代の方にはとくにおすすめしたい1冊です。 [書誌情報] タイトル:しらい弁当日記 2023年10月~2024年3月 いつもと同じ朝がくる 著者:しらい弁当 刊行日:2024年12月 判型:B6判/ZINE 頁数:184P
しらい弁当日記 2023年3月~2023年9月 きっと忘れちゃうんだろう / しらい弁当
¥1,000
[内容] 毎日のお弁当のメニューから始まる『しらい弁当日記』シリーズの第4巻です。 風雲急を告げた3巻目では、人生のターニングポイントを迎えた著者。節目へと動き出していく変化の日々が綴られていきます。長年住み慣れた家を離れていく心境、ここに長く留まってはいられないというような焦燥感、日記やイベントへの傾倒、職場での人材育成の難しさなど、日記は佳境に入っていきます。 筆がのっていますねぇ。日々を記録することに慣れ、自由に心境吐露ができて、日記を乗りこなしています。 日記は書くことで本人に効能をもたらしますが、他人の日記を読むことにはいったいどんな意義があるのだろうかと思っていました。『しらい弁当日記』を読み続けてきたことで、日記の読み手にも、特有の面白さと効能があることを実感したのはこの巻でした。 日記は、境遇・年齢・性別・生活圏などが異なる多様な書き手のリアルな人生の詳細であり、読み手側の環境もまた一様でないので、その組み合わせにより面白さが増すのだと思います。 違うバックボーンを持って生まれた、もしくは似た境遇を生きている、書き手と読み手の組み合わせによって、作品の意義が変化することが「本来読まれるためのものではない日記を公開すること」の面白さではないでしょうか。 『しらい弁当日記』を、読み手である私は「少し年上の似た境遇の同性によって生きられた未来の記録」として受信しました。共感がベースにあり、未来予想図をもらえたように感じました。他人の日記を読むことの面白さを教えてくれる1冊です。 [書誌情報] タイトル:しらい弁当日記 2023年3月~2023年9月 きっと忘れちゃうんだろう 著者:しらい弁当 刊行日:2024年5月 判型:B6判/ZINE 頁数:172P
しらい弁当日記 2022年10月~2023年3月 棚から本が落ちる時 / しらい弁当
¥700
[内容] 毎日のお弁当のメニューから始まる『しらい弁当日記』シリーズの第3巻です。 タイトルがちょっと気になりますよね。「棚から本が落ちる」。なにが起きるのでしょうか。不穏な空気のなか、読み始めると早々に人生の転機が訪れます。家族との不協和音が重低音のように響き、職場でも精彩を欠く日々。つらいのです。が、私はこの巻で一気に『しらい弁当日記』ファンになりました。 自分も同じような経験をしたことがあったので共感しましたし、しんどい境遇からのレポートには特別な力が籠っているように感じられるからです。 日記は人生を支えてくれるもの。特に自分史のなかで前例のない大きな変化に立ち向かう時には、日記はとてもよい相棒なのだと教えてくれる1冊です。 [書誌情報] タイトル:しらい弁当日記 2022年10月~2023年3月 著者:しらい弁当 刊行日:2023年3月 判型:B6判/ZINE 頁数:112P
しらい弁当日記 2022年4月~2022年9月 / しらい弁当
¥1,000
[内容] 毎日のお弁当のメニューから始まる『しらい弁当日記』シリーズの2巻目です。前回は日記をつけ始めたことで、徐々に新しい人生が始まっていくところでした。 そのきっかけとなった下北沢の〈日記屋月日〉のワークショップ「日記をつける三ヶ月」が終わってしまいますが、防災サバイバルキャンプ(楽しそう!)に参加したり、本を読んだり映画やイベントに行ったりと、文化的な活動が多く楽しそうな日々が綴られていきます。 この期間はプライベートの文化活動と、フルタイムで働いている職場の話がメインで綴られています。多忙な日々のなかでも、リズムよくお弁当やごはんの話題が、まるで差し入れのように挟み込まれていきます。 仕事や趣味に忙しいときに、一瞬その渦中から離れられる切替ポイントのようなものがあると、日々の生活が整えられるんだなと気づかせてもらえました。それが著者の場合はお弁当だったのだろうなと感じます。お弁当の効能がじわじわ効いてきます。 "楽しく歳をとっていることを見せることが、若い人に対する、大人の仕事なんだろう" という言葉を体現したような1冊です。 [書誌情報] タイトル:しらい弁当日記 2022年4月~2022年9月 著者:しらい弁当 刊行日:2022年12月 判型:B6判/ZINE 頁数:166P
しらい弁当日記 2021年8月~2022年3月 / しらい弁当
¥1,000
[内容] 2025年6月現在で、6巻まで刊行されている『しらい弁当日記』の第1巻目。一瞬ドラえもんと空目する印象的な日の丸弁当の表紙を、最初に見かけたのは下北沢の日記専門店〈日記屋月日〉でした。日記が膨大に置いてある店内のなかで、しっかりと脳に刻まれる存在感を放っていたので、実際にZINEイベントでお会いする機会があった時には「あのしらいさん!」と思ったのでした。 1巻は、2021年8月のまだコロナが明けきっていない時期からのスタートです。2022年1月から下北沢の日記専門店〈日記屋月日〉のワークショップ「日記をつける三ヶ月」に参加したそうで、お弁当のメニューが中心だった備忘録的な日記から、仕事のあれこれや読んでいる本の感想、旅行や散歩のことなど、日々生きられている生活全般にテーマが広がっていきます。 日記をつけて発表したり、みんなで一緒に書いたり、見せ合ったり。日記をつけ始めたことで人生が切り開かれていく様子がありありと目に浮かんできます。「日記をつけたいけど、続けられるかな? 何を書いたらいいのかな?」という方におすすめしたいシリーズです! 私がお弁当に抱いていたイメージは「誰かが作ってくれたもの」「誰かに作ってあげるもの」という呪縛があったのですが、「自分のために丁寧にお弁当をつくる」ことができるのは、自分を大切にしている証なのではないかと思うようになりました。 [書誌情報] タイトル:しらい弁当日記 2021年8月~2022年3月 著者:しらい弁当 刊行日:2022年6月 判型:B6判/ZINE 頁数:164P
続・笹塚diary ひとりで歩く篇 / 佐藤舞
¥900
[内容] いつか愛する笹塚の地で本屋を開きたいという〈カルガモBOOKS〉佐藤舞さんによる日記ZINE『笹塚diary』の続編です。2024年11月~2025年1月分の日記が収録されています。 前回の日記作品では家族やパートナーとの繋がりを大切にすることをベースに、自分にとっての心地よさを捉え直す期間だったと思われる著者が、新しい日々を歩き出す第2弾です。 自分の人生を諦めないという決意をしてから、半年後ぐらいに訪れた新しい局面。日々の生活に変化が訪れ、予期しない出来事が起きたり、新しい喜びを見つけたり。変化を受け入れて歩くことによって、少しずつ古くなった自分の殻を脱ぎ捨てていくような軽さが、読んでいてとても心地いいです。 [著者からのメッセージ] 大好きな笹塚の街で再び日記を書き始め、日記本『笹塚diary』をつくった。そして今度は、この街から足を延ばして、ひとりで歩いてみることにした。即売会、書店巡り、日記のワークショップ、読書会、そして新たな出会い。ひとりで歩けてこそ誰かとともに歩けることを知り、私はまた笹塚へ帰る。もう二度と自分を諦めないと誓った女が本を作ったあとの日々のこと。 『笹塚diary』は、もうただ笹塚の街が大好きで、この日々を書き残しておきたくて、そしてまた「書きたい」自分になれたことがうれしくてつくった、個人的な一冊です。だから最初の想定読者は50人ぐらいでした。学校のひとクラスよりちょっと多いぐらい。 その想定を実売が超えたことをきっかけに増刷し、その後、書店さんに置いてもらったり、自分でも即売会で販売したりするうちに「大好きな街、笹塚での暮らしを、新しい家族のかたちを探る日々を、一人でも多くの人に知ってもらえたら」と思うようになりました。 今回の続編は、読んでくれる方の顔を具体的に想像しながらつくりました。「次の本も楽しみ」と言ってくれた人や、実際に読んでくれそうな人の顔を思い浮かべながら、日記の原稿をまとめました。 前作を売るときの思いが「多くの人に読んでもらいたい」だとするなら、この続編は「日記を本にした後には、こんな日々が続いていたんだよ。報告させて!」という気持ちです。そのため、自己紹介的な日記は減らし、その分、本作りや販売について具体的に書いた日記を入れるようにしました。 さらに、1月に参加した日記のワークショップで書いた日記も収録しました。ブログや手帳とは違い、6人のメンバーに向けて書いた日記は、「心を伝える」「自分をさらけ出す」ことを考えるきっかけになりました。前回よりも内省的な日記が増えた気もしています。 特に本を作ることや日記のワークショップに興味を持っている人、『笹塚diary』を読んでくださった人に届いたらうれしいなと思います。 [著者プロフィール] 1982年静岡県生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。 レコード会社・劇場・出版社・大学勤務を経て、現在は広告代理店の制作ディレクター。15歳男子と二人暮らし。そそっかしいミーハー。 [書誌情報] タイトル:続・笹塚diary 著者:佐藤舞 装丁:飯村大樹 出版社:カルガモBOOKS 刊行日:2025年4月6日 判型:B6判/ZINE 頁数:118P
笹塚diary / 佐藤舞
¥700
[内容] "子どもの頃からずっと、大人は無理をするものだと思っていました。歳を重ねて家族を持ち、自分よりも大事なものができたとき、やっと無理を覚えて大人になれたと思ったのです。でもそれは、なぜか居心地の悪い場所でした。 自分と対峙できなくなった私は、日記が書けなくなりました。それまで「無理」だと思っていたものは、自分のエゴに過ぎなかったことに気づいたのです。四十を過ぎて立ち行かなくなった私は、これまで築き上げたものを壊し、心地が良いと感じられる街で新たな生活を始めました。 これは、自分のあり方と人との関係性を再び構築していこうとする女の生活日記です。そしてこの本は、もう自分の人生を諦めたりしないという決意表明であり、何より笹塚の街への熱いラブレターです。"(「はじめに」より) いつか愛する笹塚の地で本屋を開きたいという〈カルガモBOOKS〉佐藤舞さんによる日記ZINEです。本の雑誌の目黒孝二『笹塚日記』のオマージュで書き始められ、2024年1月1日から10月31日までの日々が綴られています。 ミッドクライシス真っただ中の40代。離婚してシングルマザーになり、仕事と家事と育児に追われる忙しい日々のなかで、女の人生をもう一度生き直すという爽やかな決意のもとに瑞々しく生きられていく毎日。 日記をつけて内省すること。女としての自分のありのままの感情も封じ込めないこと。ごはんを美味しく食べたり、大好きなカモを見たりして、軽やかにスキップするように生活を楽しむこと。 ふわりとした風が吹き込んでくるような、心地よいエッセイのような読後感。この日記を読んでいると、失ってしまった生活の潤いが戻って来るようです。 幸せというのは粒の小さなものだから、気づけなくなったり見えなくなったりしてしまうんだということを気づかせてくれます。著者は幸せを味わう天才です。 [著者プロフィール] 1982年静岡県生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。 レコード会社・劇場・出版社・大学勤務を経て、現在は広告代理店の制作ディレクター。15歳男子と二人暮らし。そそっかしいミーハー。 [キーワード] 笹塚/シングルマザー/離婚/結婚/ロスジェネ/渋谷〇〇書店/恋愛/独立系書店/読書/図書館/パン/カレー/散歩/カモ/中学生男子/ゴールデン街/偏見/古本/夏葉社/島田潤一郎さん/植本一子さん/金川晋吾さん/下北沢/代田橋/高円寺/乃木坂46/アイドル/沼津/さるさる日記/メモライズ/はてなブログ7 [書誌情報] タイトル:笹塚diary 著者:佐藤舞 装丁:飯村大樹 写真:宇佐美亮 出版社:カルガモBOOKS 刊行日:2024年12月1日 判型:B6判/ZINE 頁数:124P
タイ国鉄に乗ってイサーンを旅する / PORTY
¥1,000
[内容] 2018年、バンコクからナコーンラーチャシーマー、コーンケーン、ノーンカーイへ。タイの東北地方イサーンへの旅の模様を綴った旅行記ZINEです。 タイの国鉄に乗り、途中下車の旅。駅のホーム(⁉)にある床屋を見たり、極彩色のナイトマーケットに立ち寄ったり、とうもろこしのソムタム(美味そっ)を食べたり、激甘タイミルクティーで一日を始めたり、雄大なメコン川からラオスを眺めたり……。タイへの旅に誘われます。 大判なのでタイの空気が閉じ込められた写真もばっちり見えて、タイ気分が盛り上がります! [書誌情報] タイトル:タイ国鉄に乗ってイサーンを旅する 著者:PORTY 刊行日:2021年12月4日 判型:A4版/ZINE 頁数:28P
TRANG〜THUNG SONG 寝台列車で南タイへ / PORTY
¥700
[内容] 人生で初めて乗る寝台特急が、なんとタイ! アジア旅でお馴染みのPORTYさんはチャレンジャーなので、読んでいると一緒にハラハラ。旅の興奮と緊張が押し寄せてきます。 寝台特急で食べるガパオ弁当の旅情から幕を開ける、トランの名物を巡るごはん旅、最高です。トランの名物には、シフォンケーキやムーヤーントランという焼豚、ディムサムというタイ式飲茶などがあるそう。旅の原動力になるごはんばかりで南タイに誘われます。 [著者からのメッセージ] タイ南部の街、トランとナコーンシータマラートの旅行記です。 バンコクから寝台列車に乗り、トランへ。寝台列車での出来事や、トラン滞在中に食べた名物料理について書きました。 ナコーンシータマラートでは、トゥンソンというよくわからない場所まで友人に会いに行きました。友人のおうちで振舞ってくれた南タイの料理のおいしさ、みんなで食べるごはんのおいしさは特別で、忘れられない思い出になりました。 [書誌情報] タイトル:TRANG〜THUNG SONG 寝台列車で南タイへ 著者:PORTY 刊行日:2019年12月19日 判型:A4版/ZINE 頁数:20P
FOG AND SUN Revised Ver. / 牛丸維人
¥3,000
SOLD OUT
[受注出荷限定商品] 本アイテムは期間限定でご注文を募り、受注した分のみをお届けする予約出荷限定商品です。つきましては受付期間が終了し出版社より在庫が届き次第7月上旬より順次発送いたします。他の通常商品と合わせてご購入いただいた場合は本商品到着後に合わせてご発送いたします。 [受付期間] 2025/6/14(土)~6/30(月) [内容] FOG AND SUN は写真家・デザイン実践者の牛丸維人が映像人類学を学びに移り住んだデンマークでの2年間で撮影された写真による、自身初の写真集。オーフスのアーティストコレクティブに出入りする中で出会った友人や自然豊かな北欧の広大な大地から、コペンハーゲンの美しい街並みやオーフスの自宅まで。撮影者の心情の変化がフレームに投影されていく様を記録した作品となっている。異国の地で始まる人類学研究・写真生活の始まりの不安に満ちた心情から、徐々に友人が増え北欧の季節を楽しむ様まで、内面の緩やかな写り行きが、写真を通して表現されている。 2024年4月に発表した初版、同年8月の第二版とは内容を大きく刷新。過去一年半の時間の中で開催された個展や対話を通して再解釈された2年間の意味を反映し、大胆なレイアウトと手に馴染む製本で発表された改訂版となる。 [著者プロフィール] 牛丸 維人 うしまる・まさと 写真家・民族誌映像作家・デザイン実践者。飛騨高山生まれ。デンマーク・オーフス大学映像人類学修士課程修了(映像人類学修士)。フィリピン北部の視覚障害当事者共同体による社会運動に関する映像人類学的研究プロジェクト『OUR CO-BLIND』のほか、デンマークでの2年間の留学生活を内省的に記録した『FOG AND SUN』など。映像人類学とデザインのアプローチを横断しながら、写真を対話や研究の道具と捉えた研究・制作活動に取り組む。 Photographer, ethnographic filmmaker, and design doer. Born in Hida-Takayama, Japan. Engaged in research-based projects such as OUR CO-BLIND, an ethnographic exploration of social movements led by a community of visually impaired people in the northern Philippines, and FOG AND SUN, a reflective visual ethnography of two years of research life in Denmark. Masato has a Master’s degree in Visual Anthropology from Aarhus University in Denmark. Combining visual anthropology and design methodologies, his work employs photography as a tool for dialogue and multisensory exploration. [書誌情報] タイトル:FOG AND SUN Revised Ver. 著者:牛丸 維人 出版社:STUDIO BOUKEI 刊行日:2025年6月 判型:A5判 頁数:176P
TEXTURE OF HIGHLAND / 牛丸維人
¥1,000
SOLD OUT
[受注出荷限定商品] 本アイテムは期間限定でご注文を募り、受注した分のみをお届けする予約出荷限定商品です。つきましては受付期間が終了し出版社より在庫が届き次第7月上旬より順次発送いたします。他の通常商品と合わせてご購入いただいた場合は本商品到着後に合わせてご発送いたします。 [受付期間] 2025/6/14(土)~6/30(月) [内容] "TEXTURE OF HIGHLAND" は、牛丸維人が人類学的フィールドワークのために滞在したフィリピン北部の高原地域(Benguet Province & Mountain Province)で撮影された写真作品。牛丸が映像人類学の研究として関わっていた視覚障害当事者コミュニティではなく、そのフィールドワークの合間に出会った高原地域の雄大な自然や伝統文化、市街地におけるマーケットのカオスなど、高原(Highland)に息づく様々な生の手触り(Texture)を表現したシリーズとなる。 2022年にフィリピン・バギオ、2023年にデンマーク・オーフスで個展が開催された際に発表された写真作品に、本書で初めて公開される作品も多数加えられている。糸ミシン中綴じ。 [著者プロフィール] 牛丸 維人 うしまる・まさと 写真家・民族誌映像作家・デザイン実践者。飛騨高山生まれ。デンマーク・オーフス大学映像人類学修士課程修了(映像人類学修士)。フィリピン北部の視覚障害当事者共同体による社会運動に関する映像人類学的研究プロジェクト『OUR CO-BLIND』のほか、デンマークでの2年間の留学生活を内省的に記録した『FOG AND SUN』など。映像人類学とデザインのアプローチを横断しながら、写真を対話や研究の道具と捉えた研究・制作活動に取り組む。 Photographer, ethnographic filmmaker, and design doer. Born in Hida-Takayama, Japan. Engaged in research-based projects such as OUR CO-BLIND, an ethnographic exploration of social movements led by a community of visually impaired people in the northern Philippines, and FOG AND SUN, a reflective visual ethnography of two years of research life in Denmark. Masato has a Master’s degree in Visual Anthropology from Aarhus University in Denmark. Combining visual anthropology and design methodologies, his work employs photography as a tool for dialogue and multisensory exploration. [書誌情報] タイトル:TEXTURE OF HIGHLAND 著者:牛丸 維人 出版社:STUDIO BOUKEI 刊行日:2024年8月 判型:A5判 頁数:32P
OUR CO-BLIND / 牛丸維人
¥4,500
SOLD OUT
[受注出荷限定商品] 本アイテムは期間限定でご注文を募り、受注した分のみをお届けする予約出荷限定商品です。つきましては受付期間が終了し出版社より在庫が届き次第7月上旬より順次発送いたします。他の通常商品と合わせてご購入いただいた場合は本商品到着後に合わせてご発送いたします。 [受付期間] 2025/6/14(土)~6/30(月) [内容] "OUR CO-BLIND -A Visual Ethnography of the Visually Impaired Community in the Northern Philippines" は、フィリピン北部高原地域の視覚障害当事者たちによる共同体形成に関する映像人類学的研究プロジェクトである。当事者たちのケア実践とその共同体の社会運動的性格について、長期のフィールドワークに基づく映像とエスノグラフィを足がかりに、その内側から多感覚的に理解しようと試みる。それは当事者たちとの終わりなき対話と写真生成を通じて、世界を「よりよく見る」ことについて目の見えない者たちとともにする哲学的実践でもある。 "OUR CO-BLIND -A Visual Ethnography of the Visually Impaired Community in the Northern Philippines" is a visual anthropological research project exploring the care practices and social movements among visually impaired communities in the northern Philippines. Grounded in years of fieldwork, photography, and filmmaking, the project combines sensory interventions with an ethnographic approach to uncover the community’s inner logic and forms of intimacy. Through dialogue and immersion in their sensory worlds via photography, the researcher collaborates with visually impaired interlocutors to philosophically examine what it truly means to “see better” beyond vision. [著者プロフィール] 牛丸 維人 うしまる・まさと 写真家・民族誌映像作家・デザイン実践者。飛騨高山生まれ。デンマーク・オーフス大学映像人類学修士課程修了(映像人類学修士)。フィリピン北部の視覚障害当事者共同体による社会運動に関する映像人類学的研究プロジェクト『OUR CO-BLIND』のほか、デンマークでの2年間の留学生活を内省的に記録した『FOG AND SUN』など。映像人類学とデザインのアプローチを横断しながら、写真を対話や研究の道具と捉えた研究・制作活動に取り組む。 Photographer, ethnographic filmmaker, and design doer. Born in Hida-Takayama, Japan. Engaged in research-based projects such as OUR CO-BLIND, an ethnographic exploration of social movements led by a community of visually impaired people in the northern Philippines, and FOG AND SUN, a reflective visual ethnography of two years of research life in Denmark. Masato has a Master’s degree in Visual Anthropology from Aarhus University in Denmark. Combining visual anthropology and design methodologies, his work employs photography as a tool for dialogue and multisensory exploration. [書誌情報] タイトル:OUR CO-BLIND 著者:牛丸 維人 出版社:STUDIO BOUKEI 刊行日:2025年1月 判型:B5判 頁数:112P
郷土玩具とお菓子 / 平城さやか
¥1,100
[内容] 本屋さんのZINEを多数出版されているひとり出版社「アトリエ風戸」さんのお手製ZINE。「寿司SUSHI」と同シリーズで、こちらの内容は郷土玩具とお菓子です! 赤青のバイカラー。一見するとリソグラフ印刷のような雰囲気ですが、イラストの描き方でリソグラフ風に演出しているんだそうです!ゴールドの留め具も可愛くて細部まで自家製本へのこだわりが感じられます。 郷土玩具とお菓子をシンプルに描いているのではなく、うまく取り合わせてカップリングの妙を楽しんでいる発想がとても面白いです! たとえば岡山の郷土玩具「吉備津さる」が北海道池田町の銘菓「バナナ饅頭」を持っていたり、車や船に乗っている各地の郷土玩具のページには水面に岐阜市の老舗油問屋 山本佐太郎商店の「あゆピー」が泳いでいて、郷土玩具の水族館をイメージして描かれています。 実際に存在する郷土玩具とお菓子のミックスで、新しい日本のローカルが見えてくるのがとても新鮮。脱帽です! [目次] 赤べこ 高崎だるま 三角だるま・起き上がり小法師 天神 花手箱 みくじ鹿 東北伝統こけし 福助 俵ねずみ 笹野一刀彫ニワトリ 吉備津さる 鯨車・田面船 鯛車・熊野古式大漁舟・松江の蒸気船 鯉乗り童子 [書誌情報] タイトル:郷土玩具とお菓子 著者:平城さやか 出版社:アトリエ風戸 刊行日:不明 判型:A5判/ZINE 頁数:18P
寿司 SUSHI / 平城さやか
¥1,100
[内容] 本屋さんのZINEを多数出版されているひとり出版社「アトリエ風戸」さんのお手製ZINEで、寿司です! 赤青のバイカラー。一見するとリソグラフ印刷のような雰囲気ですが、イラストの描き方でリソグラフ風に演出しているんだそうです!ゴールドの留め具も可愛くて細部まで自家製本へのこだわりが感じられます。 内容は寿司です!「日本の食文化を海外の方にも知ってほしい」という思いから日英表記になっているので、海外のお友達へのプレゼントにチョイスしても素敵。 可愛いイラスト集だなぁと思って眺めていたのですが、内容も充実で寿司について知らないことをたくさん教えてもらえました。助六寿司の由来や、寿司用語の解説、全国的に見られる定番ネタだけでなく、高知の山間地帯に伝わる「田舎ずし」、福井県の郷土料理「葉っぱずし」、冬の京都名物「蒸しずし」などローカルお寿司の解説もあって、日本各地に残っている寿司文化を伝えてくれます。 [目次] ちらしずし にぎりずし 箱ずし 蒸しずし 田舎ずし 葉っぱずし てこねずし 助六 細巻 いなりずし すし用語 [書誌情報] タイトル:寿司 SUSHI 著者:平城さやか 出版社:アトリエ風戸 刊行日:不明 判型:A5判/ZINE 頁数:18P
ragan020 Japanise / 若生友見
¥1,100
[内容] 漆器の工芸品でしょうか。日本の伝統工芸が誇る雅やかな装いですね。 そんな風に"空目"してしまいませんでしたか? でもよくよく見るとなんだか親近感が湧いてきます。 そうなんです。ごはんをつくっている暇もない多忙な現代人の強力な助っ人、近所のスーパーのお惣菜コーナーなどでよく見かけるプラスチックのお皿です。 嗚呼。なんでこんなに無駄に豪華なんでしょう。きっと1皿500円ぐらいで、値引きシールすら貼られているかもしれません。それなのに圧巻の美。 いやはや日本の伝統工芸の底力を感じました。 [著者メッセージ] 私は2009年度の大学の卒業制作から「ragan」シリーズとして、1冊につき1つのテーマで本の形態の作品を作っています。現在30作を超えているのですが、自分も気に入っているし周囲からのウケもいい「名作」というものがたまに誕生するものです。その1つが2014年制作、No.020のjapanaiseです。(『ROADSIDERS'weekly』2024年06月05日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で無料公開中 「新連載!デザインの世間体 (写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2726 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan020 Japanise 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2014年9月19日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P 特典:割り箸
ragan019 Glassland On The Table / 若生友見
¥1,100
[内容] やはり緑というものには、心を癒されますね。「目が疲れたら遠くの緑を見ろ」だなんて申しますが、たまにはこうして近くの緑をじ~っと見てみるのもよろしいものです。 はい。というわけで、お寿司やお弁当のパックに入っている人工の笹です。「バラン」という名前のあなたたちが一堂に会しているのを見たのは始めてだったので、ちょっとドキドキしてしまいましたよ。 [著者メッセージ] "昔からあるものだけれど、ここ10年くらいで広く名前が認知されたもののひとつに「(人造)バラン」があると思います。 プラスチック製ならではの軽薄なたたずまいとビビッドなカラー、用途が醸し出す味わいのせいか、ポップな図案として扱われることも。 由来を調べてみると、バランは元々、ハラン(葉蘭)という植物の葉を飾り切りにしたものでした。ハランには殺菌効果があるため、お弁当などの仕切りに使われるようになったそうです。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年07月24日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体008」草迷宮 (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2775 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan019 Glassland On The Table 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2014年9月19日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P
ragan034 Grass of Water / 若生友見
¥1,100
[内容] ある種の狂気すら感じるraganbooksシリーズのなかでは、ポップで可愛らしい本作。熱帯魚なんかが泳いでいる水槽の下に、カラフルに揺れている水中の植物たちの写真集かと思っていると…… 人工水草というアクアリウム商品で、盆栽を嗜まれていました……‼ アクアリウム界の主役はもちろん熱帯魚やらカエルやらの美しい生き物たちですが、人工水草というモブ(=脇役/引き立て役)を主役に据えた素晴らしいお手並みです。 [著者メッセージ] 今回はPABF2024に合わせて制作した最新作をご紹介します。 私は水族館が好きです。展示されている生き物にも興味があるのですが、水槽内の装飾に趣向を凝らしている場合が多く見逃せません。 水族館の凝った水槽というと、カラフルなライトで魚やクラゲを照らす演出はどこの水族館でもよく見られるようになりました。そういった演出に対しては、水槽の中の生き物たちに負担がかかってなければいいなあ……と思うのみで、あまり興味はありません(そういうものを好む人間のほうに興味はあります)。(『ROADSIDERS'weekly』2024年12月18日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体027 アクアの花道、ネオン節(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2911 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan034 Grass of Water 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2024年11月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P
ragan029 Blooming Street / 若生友見
¥1,100
[内容] 「肩と肩がぶつかり合うぐらいの人混みでね、そりゃあ景気がよかったもんだよ」商店街の取材をしていた頃に、往時の盛況ぶりを語ってくれた町の人たちの言葉です。その町を代表する駅前のアーケード街などでよく聞かれました。 町の語り草になっている商店街ですが、今ではネットショップや郊外型ショッピングモールなどの隆盛によりシャッター街と化してしまう所も多く、さながら昭和の蜃気楼のような遺構となっています。 すべてが色褪せているマボロシのような風景のなかに、色褪せないプラスチックの煌めきを見つけたときの安堵感。当時の活気をビジュアル化して封じ込めたような花飾りが、風に揺れている光景。 時代を祝福するような花道を飾り立てているのは、どうやら「シダレ」という名前の人工花のようです。商店街は便利なショッピングスポットから、詩情を感じさせる舞台へと姿を変えているのかもしれません。 [著者メッセージ] "商店街。 Wikipediaによると「商店街とは、商店が集まっている地区や、商店が建ち並んでいる通りのことをいう。また、地域の商店主の集まりを指す場合もある。」と、かなりざっくりと定義されています。記事内では渋谷の公園通りやラフォーレ原宿周辺まで商店街の範疇に含まれているようです……ということは銀座も例外ではないでしょう。 でも、心理的に銀座を「商店街」と呼ぶことに抵抗感がある人は多いのではないでしょうか。それなのに「銀座」と名のつく商店街(あるいは飲屋街)は日本各地に無数にあるのはおもしろい事実です。 さて、今回の本題は商店街そのものではなく、商店街にありがちなこれです。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年09月04日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体013 狂い咲きショッピングストリート(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2812 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan029 Blooming Street 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2021年11月23日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:@P 特典:シダレ2枚
ragan001 Disastered Boys / 若生友見
¥1,100
[内容] 昭和30年代。交通事故での死傷者が、日清戦争での戦死者数を超えてしまう勢いで増加し、これはもはや「交通戦争」だと叫ばれました。日本での交通事故死は1970年にピークに達した後に減少しますが、80年代にはまたまた増加し、「第二次交通戦争」とも呼ばれる状況となったのです。 交通戦争のない平和な世界への祈りが希求され、路上の看板に願いが託されるようになったのです。交通安全看板には、当時から貼り続けられているようなオールドスクールなものもあって、見つけた時の喜びは何物にも代えがたいですよね。街歩きの愉しみのひとつとなっています。 そんな交通事故や電線感電(これも奥深い世界)などの街角トラブルに遭う少年少女たちの図案は、可愛くもあり不吉でもあり……。『本当は怖いグリム童話』のような、あっけらかんとした不気味な世界が立ち込めています。 [著者メッセージ] ぼんやりしていて忘れていたのですが、2025年2月でraganシリーズは15周年を迎えました。 当初から長く続けようと考えていたプロジェクトではありますが、ブレイク(?)することもバズることすらなくても地味~に続けてこれたのは、ひとえにおもしろがってくれたみなさまのおかげです。どうもありがとうございます! というわけで今回はraganシリーズのNo.001にあたる作品をご紹介します。(『ROADSIDERS'weekly』2025年03月12日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体035 災難ミーツボーイアンドガール(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2978 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan001 Disastered Boys 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P
ragan031 Public Image / 若生友見
¥1,100
[内容] 忘れられた喫茶店の奥に、小さな駅の構内で目をあげたら、古ぼけた理容室の軒先から、知らない町の掲示板で。突然出会ってハッとする色褪せた青写真の数々。 時間の経過により非芸術が芸術化してしまったという作品群です。時間というのは一体何なのでしょう。生きるための"やむにやまれぬ"または"なんとはなしの"人間の営みを、芸術にしたり文化にしたりするのは時間なのかもしれませんね。 完成までに30年を擁した大作などが見られることもあります。 [著者メッセージ] 今回のテーマは色褪せた印刷物です。 私の興味対象は一貫して人工物(とくに工業製品)なのですが、今回扱う「色褪せた印刷物」は自然の力が加わらないと完成しないという点では今までのものと少々毛色が違います。ただし“色褪せた印刷物を放置しておく”という行為は人によるものなので、そういう意味では人為的なものとも言えるのではないでしょうか。(『ROADSIDERS'weekly』2025年04月09日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体037 碧い日焼け跡(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=3006 今回扱うテーマは、前回のテーマ「色褪せた印刷物」を探しているときにいくつか見つけた副産物のようなものです。 まだ名前はついていないと思われますが、全国的に存在し、多くの人が目にしたことがありながら、それでいてほとんど(まったく)気に止められないものです。(『ROADSIDERS'weekly』2025年04月23日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体038 パブリックな絶景(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=3022 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan031 Public Image 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2023年11月11日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:写真ステッカー
ragan024 Native Tongues / 若生友見
¥2,100
[内容] 最初に本書を見た時には、団地の写真集だと思ったのです。しかしページをめくるうちに、やけにベランダの写真のアップばかりだなと奇妙に思うようになり、なぜだろうと思ってよくよく眺めていて、やっと「見え」ました。 団地のベランダから伸びている布団の写真集です。 そしてタイトルを見て納得しました。「Native Tongues」直訳すると「地元の舌」とでも呼んだらいいでしょうか。 団地を鑑賞する時に、無意識のうちに脳内レタッチで消してしまう3大要素、布団と電線とフェンス。表紙にはそのすべてが写り込んでいて、だからこそオーソドックスな団地写真とは決定的に違う視点によって切り取られているように感じました。 団地という建築物ではなく、団地で生活するという現象をクローズアップした逸品です。 [著者メッセージ] "この連載の初回でも自己紹介をしましたが、私は大学の卒業制作から「ragan(ラガン)」シリーズという本の形態の作品を作り続けています。今回はその第1作目をご紹介します。 いろいろあって(とくにたいした理由ではないのですが)自費出版としてのナンバリングは24番目になっているものの、卒業制作として作った10作のうち、最初に完成させたのがこの「Native Tongues」でした。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年09月11日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体014 公私混合サニーデイ」(写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2822 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan024 Native Tongues 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2016年9月16日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:38P
ragan030 T-ypography / 若生友見
¥1,100
[内容] 人生における最も多感なお年頃である中学生時代。GLAY、LUNA SEA、L'Arc〜en〜Ciel……ヴィジュアル系バンド全盛期でした。クラスの女子たちもハマっている子がたくさんいました。そしてこんなTシャツもたくさんたくさん見かけました。 90年代真っ盛りでした。 ちょうどルーズソックス全盛期でコギャルブームも同時に襲来しており、教室が華やかだったような気がします。中高生に受けるものの爆発力って本当に凄まじいですよね。デザインにも有無を言わさぬパワーが秘められています。この果てしないパワーで発電できればエコなのにと思わざるを得ません。 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan030 T-ypography 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2021年11月23日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P 特典:服のタグ風カード
ragan032 Dr.Illusory / 若生友見
¥1,200
[内容] 数あるraganシリーズのなかで、個人的にいちばん大好きなやつです。この表紙が痛く気に入ってしまい、私は目線が好きなのかもしれないということに気づかせていただきました。ありがとうございます。raganさんには今度ぜひ目線をしている人たち(AV男優とか男性募集ポスターの目線の貴婦人とか)シリーズをつくって欲しいです。お願いします。 かなり人を選ぶ素材なので、好きな人は好き、嫌いな人は嫌いで、もはや説明不要なタイプです。おまけで世界的権威のプロフィールカード(両面2名記載)がランダムについてきます。 [著者メッセージ] "これまでこの連載で紹介してきた私の作品は10年以上前のものが圧倒的に多かったので、今回は比較的新しい作品についてお話しようと思います。 今はあまり見なくなりましたが、昔は雑誌の後ろのほうに「コレを身に付けただけで高額宝くじ当選!異性にモテまくり!神秘のパワーを宿した〇〇ストーン」というような内容のアクセサリーやキーホルダーなどの怪しげな広告が入っていた時代がありました。 そういった広告の一番有名な例は、美女を侍らせた男の札束風呂の画像でしょう。しかし私は少々違う部分に注目していました。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年11月20日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体023 あなたの知らない世界的権威の世界(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2882 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan032 Dr.Illusory 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2023年11月11日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:24P 特典:世界的権威のプロフィールカード(両面2名記載)