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続・笹塚diary ひとりで歩く篇 / 佐藤舞
¥900
[内容] いつか愛する笹塚の地で本屋を開きたいという〈カルガモBOOKS〉佐藤舞さんによる日記ZINE『笹塚diary』の続編です。2024年11月~2025年1月分の日記が収録されています。 前回の日記作品では家族やパートナーとの繋がりを大切にすることをベースに、自分にとっての心地よさを捉え直す期間だったと思われる著者が、新しい日々を歩き出す第2弾です。 自分の人生を諦めないという決意をしてから、半年後ぐらいに訪れた新しい局面。日々の生活に変化が訪れ、予期しない出来事が起きたり、新しい喜びを見つけたり。変化を受け入れて歩くことによって、少しずつ古くなった自分の殻を脱ぎ捨てていくような軽さが、読んでいてとても心地いいです。 [著者からのメッセージ] 大好きな笹塚の街で再び日記を書き始め、日記本『笹塚diary』をつくった。そして今度は、この街から足を延ばして、ひとりで歩いてみることにした。即売会、書店巡り、日記のワークショップ、読書会、そして新たな出会い。ひとりで歩けてこそ誰かとともに歩けることを知り、私はまた笹塚へ帰る。もう二度と自分を諦めないと誓った女が本を作ったあとの日々のこと。 『笹塚diary』は、もうただ笹塚の街が大好きで、この日々を書き残しておきたくて、そしてまた「書きたい」自分になれたことがうれしくてつくった、個人的な一冊です。だから最初の想定読者は50人ぐらいでした。学校のひとクラスよりちょっと多いぐらい。 その想定を実売が超えたことをきっかけに増刷し、その後、書店さんに置いてもらったり、自分でも即売会で販売したりするうちに「大好きな街、笹塚での暮らしを、新しい家族のかたちを探る日々を、一人でも多くの人に知ってもらえたら」と思うようになりました。 今回の続編は、読んでくれる方の顔を具体的に想像しながらつくりました。「次の本も楽しみ」と言ってくれた人や、実際に読んでくれそうな人の顔を思い浮かべながら、日記の原稿をまとめました。 前作を売るときの思いが「多くの人に読んでもらいたい」だとするなら、この続編は「日記を本にした後には、こんな日々が続いていたんだよ。報告させて!」という気持ちです。そのため、自己紹介的な日記は減らし、その分、本作りや販売について具体的に書いた日記を入れるようにしました。 さらに、1月に参加した日記のワークショップで書いた日記も収録しました。ブログや手帳とは違い、6人のメンバーに向けて書いた日記は、「心を伝える」「自分をさらけ出す」ことを考えるきっかけになりました。前回よりも内省的な日記が増えた気もしています。 特に本を作ることや日記のワークショップに興味を持っている人、『笹塚diary』を読んでくださった人に届いたらうれしいなと思います。 [著者プロフィール] 1982年静岡県生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。 レコード会社・劇場・出版社・大学勤務を経て、現在は広告代理店の制作ディレクター。15歳男子と二人暮らし。そそっかしいミーハー。 [書誌情報] タイトル:続・笹塚diary 著者:佐藤舞 装丁:飯村大樹 出版社:カルガモBOOKS 刊行日:2025年4月6日 判型:B6判/ZINE 頁数:118P
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笹塚diary / 佐藤舞
¥700
[内容] "子どもの頃からずっと、大人は無理をするものだと思っていました。歳を重ねて家族を持ち、自分よりも大事なものができたとき、やっと無理を覚えて大人になれたと思ったのです。でもそれは、なぜか居心地の悪い場所でした。 自分と対峙できなくなった私は、日記が書けなくなりました。それまで「無理」だと思っていたものは、自分のエゴに過ぎなかったことに気づいたのです。四十を過ぎて立ち行かなくなった私は、これまで築き上げたものを壊し、心地が良いと感じられる街で新たな生活を始めました。 これは、自分のあり方と人との関係性を再び構築していこうとする女の生活日記です。そしてこの本は、もう自分の人生を諦めたりしないという決意表明であり、何より笹塚の街への熱いラブレターです。"(「はじめに」より) いつか愛する笹塚の地で本屋を開きたいという〈カルガモBOOKS〉佐藤舞さんによる日記ZINEです。本の雑誌の目黒孝二『笹塚日記』のオマージュで書き始められ、2024年1月1日から10月31日までの日々が綴られています。 ミッドクライシス真っただ中の40代。離婚してシングルマザーになり、仕事と家事と育児に追われる忙しい日々のなかで、女の人生をもう一度生き直すという爽やかな決意のもとに瑞々しく生きられていく毎日。 日記をつけて内省すること。女としての自分のありのままの感情も封じ込めないこと。ごはんを美味しく食べたり、大好きなカモを見たりして、軽やかにスキップするように生活を楽しむこと。 ふわりとした風が吹き込んでくるような、心地よいエッセイのような読後感。この日記を読んでいると、失ってしまった生活の潤いが戻って来るようです。 幸せというのは粒の小さなものだから、気づけなくなったり見えなくなったりしてしまうんだということを気づかせてくれます。著者は幸せを味わう天才です。 [著者プロフィール] 1982年静岡県生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。 レコード会社・劇場・出版社・大学勤務を経て、現在は広告代理店の制作ディレクター。15歳男子と二人暮らし。そそっかしいミーハー。 [キーワード] 笹塚/シングルマザー/離婚/結婚/ロスジェネ/渋谷〇〇書店/恋愛/独立系書店/読書/図書館/パン/カレー/散歩/カモ/中学生男子/ゴールデン街/偏見/古本/夏葉社/島田潤一郎さん/植本一子さん/金川晋吾さん/下北沢/代田橋/高円寺/乃木坂46/アイドル/沼津/さるさる日記/メモライズ/はてなブログ7 [書誌情報] タイトル:笹塚diary 著者:佐藤舞 装丁:飯村大樹 写真:宇佐美亮 出版社:カルガモBOOKS 刊行日:2024年12月1日 判型:B6判/ZINE 頁数:124P
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装幀TOWN ZINEが住む家と街 / 古書自由
¥2,200
[内容] ミニチュアの本屋のなかに、巨大なZINEが棲みついているように見えます。まるで地縛霊のようなZINE。幻覚のような本屋。明け方の夢に出て来そうな不思議な味わいの装幀TOWNが広がっています。 面白いのは、実在の店舗や映画に出て来る店舗をモデルにしているところで、本屋もあるしコインランドリーや屋台などの非本屋もあります。静岡の書肆ハニカム堂、高円寺のアムレテロン、商店街アーチが乗った立石界隈、『ねじ式』の眼科、はっぴいえんどのアルバム通称『ゆでめん』モデルの風間商店などなど。 「町中華のラーメン店が閉店後、居抜きで喫茶店の営業を始めた設定の空想の店」まで飛び出してきます。"制作者が持つマッドなスピリットを表現"しています。 「紙ではない本やブックカバーを作っている。電子書籍の話ではなく、物理的に紙でない本の話だ。そういったものは、もしかしたら本ではないのかもしれないが、それでも本なのだと私は思っている」(まえがきより) 著者は少部数のZINEを制作しているうちに着想したという「装幀としての建築」=「ZINEが住む建物」をつくってしまいました。 [書誌情報] タイトル:装幀TOWN ZINEが住む家と街 制作:ツチノコ珈琲 発行者:萩田洋文 出版社:古書自由 刊行日:2023年11月18日 判型:148cm×148cm/ZINE 頁数:24P
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COPENHAGEN (PERFECT) BOOKSHOP BOOK / LAZY BOOKS
¥1,000
[内容] 『本屋さんになりたいんだけど日記』でもご紹介した書店開業を目指すLAZY BOOKSのおふたり。2024年2月28日~3月3日までの滞在で巡ったデンマークの首都・コペンハーゲンの10+1ヶ所の書店を、リソグラフ印刷の可愛いイラストとテキストで紹介するZINEです。 見ているだけで行きたくなってしまう独立書店が目白押し。〈SUPeR bookstore〉行ってみたいなぁ! [著者からのメッセージ] 突如デンマークを訪れることになった我々は、数日間のコペンハーゲンの滞在でどこに行くか話し合った。 「チボリ公園?」 「ローゼンボー城?」 「デザインミュージアム?」 いや違う。コペンハーゲンの本屋さんを制覇しようぜ! 旅程を組むのにうれしいBOOKSHOP MAPと品揃えを想像するのに最適なBOOK LISTも収録! [書誌情報] タイトル:COPENHAGEN (PERFECT) BOOKSHOP BOOK 著者:かねだゆりあ・よしかわなおや 出版社:LAZY BOOKS 刊行日:2024年5月19日 判型:A6文庫判 頁数:31P
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起立、気をつけ、今から本屋を始めます。/ 船張真太郎
¥880
[内容] 「学校の先生が教師を辞めて本屋さんになる??」 「チョコパイ1日に4個食べる」 「それはいいとして〈ブタコヤブックス〉って名前のインパクトすごっ!」 noteで初めてブタコヤさんをお見かけした時の第一印象です。 〈ブタコヤブックス〉という名前とロゴの3匹の子ブタがキマイラみたいでキモ可愛かった(褒めてます)ので一発で覚えました。 ということで、noteの2024年頃から書いている本屋開業日記ガチ勢のなかでも先陣を切ってオープンされるのではないでしょうか。名古屋の笠寺という情緒ある町に物件が決定するまでの悲喜こもごもが描かれています。 「いつか本屋になりたいんだよね」という方、たくさんいらっしゃるかと思うのですが、この本を読むと期待と不安と困難でいっぱいの物件決定までの道のりや、本業を辞めて新しい環境でのスタートという2大開業イベントが疑似体験できます。 そしてなんと〈ブタコヤブックス〉という名前の由来に、想像していなかった感動がありました!冒頭から明かされますので、楽しみにしていてください。 そうそう「量産型あんこ型ロボ」という章に、自分に似てる人がたくさんいるという話が出てくるのですが、小学校の時の恩師に船張さんがそっくりでした!こんな先生の元で育ったら、子供たちもすくすく育つだろうなという明るく元気で熱血漢な先生の、本屋への挑戦。 地域の子供たちの放課後の溜まり場になる本屋さんの絵が浮かんできました。 [著者からのメッセージ] 小学校の教員を16年間勤めた著者が本屋を始めようと決意してから、物件を決定し、小学校教諭を退職するまでの期間に書き溜めた開業日記を、一冊の本にまとめました。表紙のブタさんの絵は、バナナジュースをご馳走するという条件と引き換えに、娘が描いてくれました。裏に潜むブタさんは、便乗した息子によるものです。 [著者プロフィール] 船張真太郎・フナバリシンタロウ 愛知県名古屋市の新刊書店「ブタコヤブックス」店主(令和7年7月OPEN)。16年勤めた小学校教諭を退職し、書店経営と小学校の非常勤講師を両立する新たな道へ進むことを決意。開業日記を発信。店舗オープンに合わせてZINE『開業記』の製作を予定。チョコパイを1日に4つ食べた経験あり。会議中に栗を食べ、叱られることが多い。 [書誌情報] タイトル:起立、気をつけ、今から本屋を始めます。 著者:船張真太郎 出版社:ブタコヤブックス 刊行日:2025年4月1日 判型:A6文庫版/ZINE 頁数:122P
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Be Independent! 独立日記 本屋への道 #01 / 平沢二拍
¥1,000
[内容] はじめましての方のために、簡単に自己紹介しますね。1982年に東京都の小平市というところに生まれ、都内10ヶ所を転々と引越したのちに、大久保の多国籍タウンに流れ着きました。6年ほどJ堂書店の新宿店に勤めてから転職し、現在は企業内出版部で編集者をしています。書店ではローカル出版&リトルプレスの棚を担当したり、出版部ではへんてこな旅の雑誌をつくっていました。独立系書店でZINEやひとり出版社の本を買ったり、単館映画館でカルト映画を観たり、旅先で知らない人や場所に出会うことが好きです。あとは中学生の頃から憧れていた格闘技を、四十路目前で始めまして、今でもキックボクシングを続けています。 この日記は、ある日、衝動的に始めました。今勤めている会社でつくっていた雑誌が休刊になり「もう本づくりに関われないかもしれない……」そんな不安でいっぱいになったのです。「いつかきっと、自分の出版社と本屋をつくって、生きていくんだ」そう思い続けて、もう何年経ったでしょうか。自分以外の他人の声によって、本をつくらされたり、売れなくなったり……。そんなことにはもうこりごりです。それなら自分でやるしかないなと思い、はじめの一歩を踏み出してみることにしました。 Nuts Book Standという名前は、ナッツってなんかいいなぁと思ってつけました。カシューナッツ、ピーナッツ、クルミ、アーモンド……。様々な姿かたちを想像させてくれる多様性と、いびつなフォルムの愛らしさが気に入っています。調べてみると、英語のスラングでは「~に狂っている、熱狂的な」という意味もあるようです。これまで偏愛本をつくったり集めたりしてきたので、そんなイメージにもぴったりだなと思っています。 ブックスタンドとしたのは、香港を旅した時に見かけた、ストリートに溶け込んだ雑誌の売店が、かっこよかったのが脳に焼きついていたからです。扉の写真です。「ちょっと気軽に本でも見てみる?」という感じのラフな本屋さんにしたいなと思っています。出版社としても「本で立つぞ」という志の表明になっています。会社勤めをしながら土日に活動していますが、軌道に乗せて独り立ちしたいです。 本書に収録した日記は2024年12月12日から31日までの、まだ本屋という意識が芽生える前の時期に書いた日記です。この日記を書いていた冬。霧の中にいるようにすべてが曖昧で、自分が何者なのかもわからず、道に迷っているような時期でした。灯りに吸い寄せられるように本屋を訪ねては、大切な言葉をかけてもらいました。 しんどいことがあっても、この独立日記を書いている間は、本屋でいられます。自分の心の声に耳を澄ませて、ひとつずつ慎重に言葉を選び取っていくうちに、自分のやりたいことや感じていることの輪郭が、くっきりとしたかたちに見えてくるようになりました。日々の出来事を重ねていくうちに、ほんの少しずつですが、私は本屋になっていくのだと感じています。 (Intro / Outroより抜粋) [目次] 2024.12.12 将来の現実 2024.12.13 ミッドライフ・クライシス 2024.12.14 手書きから一瞬でテキスト変換してくれるアプリがすごい 2024.12.14 週末に未来時間を始める 2024.12.15 無印良品の本棚で自宅を本屋っぽく 2024.12.16 書くテーマをたぐりよせる 2024.12.17 朝活と日記習慣 2024.12.18 Amazonアソシエイトのツールバーが表示されない夜は。 2024.12.19 会社組織で幸せに働くことはできないのだろうか? 2024.12.20 退職理由は後ろ姿 2024.12.23 もし明日会社を辞めて本屋をやるとしたら? 2024.12.24 本屋の存在意義を考える 2024.12.25 10,000 文字チャレンジやってみた 2024.12.26 どこに本屋を開くのか? 2024.12.27 日記をつけることの効能と反省 2024.12.28 「書きたい」と「読みたい」の調和 2024.12.29 「本屋という商売」から「本屋という生き方」へ 2024.12.30 アメリカに行きたい 2024.12.31 言語化についてのインスタライブ感想 [書誌情報] タイトル:Be Independent! 独立日記 本屋への道 #01 著者:平沢二拍 出版社:Nuts Book Stand 刊行日:2025年4月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:45P
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明るい水 / 中村道子(道草書店)
¥1,000
[内容] 「忙しい町」である東京から「美しい町」真鶴へと家族で移住し〈道草書店〉という本屋を開いた店主による、幼い頃から現在までの日々を振り返ったエッセイ集です。 人口6,000人ほどの神奈川にある風光明媚な港町・真鶴。東京から移住した一組の夫婦は子育てをしながら地域で暮らしていくため、真鶴に1軒しかなかった本屋の閉店を知り、町の本屋を始めることになったそうです。 まず暮らしがあり、それから家族で何ができるか仕事を探す。その結果が本屋。素敵じゃないですか。 そんな真鶴での新しい書店の日々の出来事に、重低音のように鳴り響く過去の記憶。 生家は文京区の蕎麦屋。お客さん水をこぼしてしまうんじゃないかと怯えていたという少し不器用な少女時代。大晦日の年越し蕎麦。 父親と見に行った新日本プロレス。蝶野正洋のボディーガードに顔面を貼り倒されるという幼き日の衝撃体験。自死を選んだ父の最後に見た景色をともにするため空の浴室に座りこむ記憶。 自営業で苦労してきた母。少しずつ死んでいく母を看取るということ。 介護、子育て、うつ病、自殺、移住。 一度きりの個別な体験のなかに、現代日本の抱える苦悩が浮かび上がってきます。ドープな話もからりとした筆で書かれているので、タイトルの「明るい水」というのが胸に刺さります。 [目次] はじめに 猫と弔い 忙しい町 不在 小さな灯 長い夜 生きている死者 決意というには明るすぎる水 日記 おわりに [書誌情報] タイトル:明るい水 編者:中村道子 出版社:道草書店 刊行日:2024年4月23日 判型:A5判/ZINE 頁数:148P [状態] 印刷段階で見出しなどが若干ズレている箇所があるためアウトレット版の価格になっています。
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本屋さんになりたいんだけど日記 / LAZY BOOKS
¥3,000
SOLD OUT
[著者からのメッセージ] 本屋さんになりたい!だけど、本屋で食っていけるかわからない。というか本の仕入れ方も、店の始め方も、何一つわからない。だからまずは日記をつけることにした。本屋さんになるまでの葛藤と試行錯誤の日々を開店に向けて記録するのだ。 日々の仕事の忙しさや、ぐうたらな休日で、何も進まない時もある。本屋でただ本を買っているだけで実際は1行も読んでいない日もある。それでも夜、布団の中で思う。やっぱり、本屋になりたい! 本屋さんになる妄想だけは、いつもしてきた。お店をやるならグッズも作りたい。カレンダーもいいし、トートバッグも欲しい。あとは、本屋をやるだけだ!(はよやれ) 日々進んでいるふりをするために、日記を付ける。だけど怠惰な生活と、本屋開業への妄想の記録。 [内容] わかります、わかります。ということは人は(というか本屋の卵は)日記を書かなくなった時に本屋になれるんでしょうか。永遠の悩みですね。 そして造本がめっちゃ素敵です。W表紙で真ん中まで読んだらひっくり返して読むトリッキーな装丁に惹かれました。同時進行で進む2人の日記を時系列で読んでもよし、1ずつ読んでもよし。そのために天地にスピンが2つ付いていて、それもまたいい! [著者プロフィール] かねだゆりあ まちを紐解く調査からデザインをする傍ら、本物のトタンが表紙になったZINE〈WALL JAPAN〉をつくったり、友人と〈スナック知恵〉というスナックとポッドキャストをやったりしています。横浜在住。 よしかわなおや 展覧会や家具の設計、林業のリサーチなどを行う〈建築ダウナーズ〉のメンバー。〈トハナニカ書房〉構成員としてのZINE制作や、喫茶店で店主が留守の間、盆栽の世話をするイラストレーター。仙台在住。 [目次] 2023.11.26-2024.1.24 日記をつけることで前に進んでいるふりをする 本屋めぐりを言い訳に盛岡にいく 本屋はないが、本屋で流すプレイリストをつくる クリスマスはブックサンタ、年末年始はお笑い研究会 本屋の名前はLAZY BOOKSになりました フリーペーパーをつくることで締め切りをつくる [書誌情報] タイトル:本屋さんになりたいんだけど日記 著者:かねだゆりあ・よしかわなおや 出版社:LAZY BOOKS 刊行日:2024年5月19日 判型:B6変型判 頁数:252P
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ちいさな本屋のはじめかた / マイペース書店
¥600
SOLD OUT
[内容] 今まさに欲しかった! 本書は痒い所に手が届く、シェア型書店のガイドブックZINEです。 本好きなら一度は憧れる「本屋さんになりたい!」という夢。開業に踏み切るのにはお金も勇気もいりますが、シェア型の棚主なら始めやすくて辞めやすいのです。夢のマイホームが無理なら賃貸マンション、みたいな感じかもしれません。期間限定&月額で間借り本屋が始められます。 将来本屋になりたい人が、まずはシェア型書店で練習するというのもありですし、開業はしないけれども本を趣味として売って本好き同士で交流したいという欲求にも応えてくれます。本好きが嵩じて本を売りたい人たちのニーズを満たしてくれるシェア型書店。その現役棚主さんたちが教えてくれる、棚作りの秘訣と楽しみ方です。 巻頭は埼玉県熊谷市にある〈大原堂〉というシェア型書店を運営されている白根拓実さんのインタビューから。 そして「棚主への道」では、入居のメリット・デメリット比較、お金事情、本の仕入れ方、テーマの決め方などを具体的に教えてくれます。 その他にもマイペース書店さんのインタビュー「現役棚主さんに聞く!」や、全国各地5軒のシェア型書店を紹介してくれる「シェア型書店PICK UP」などのコンテンツも。様々な角度から「棚主になりたいけどどうしたらいいの?」というお悩みに答えてくれます。 小さな書店への最初の1歩を踏み出すための1冊です。同志たちへ、ぜひ! [目次] シェア型書店のススメ シェア型書店店主に聞く!大原堂編 棚主への道 現役棚主さんに聞く! シェア型書店PICK UP [書誌情報] タイトル:ちいさな本屋のはじめかた 出版社:マイペース書店 刊行日:2024年3月10日 判型:A5判/ZINE 頁数:18P
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陰の書店員になりたくて! / 有原拾太郎
¥1,100
SOLD OUT
[内容] これは某大型チェーンX書店の店長を歴任してきた、陰の書店員の陰謀論……ではなくて、書店論です(笑) 怪しいですか? 怪しいですよね(笑) でもこの本は立派な書店論でした。著者は私の書店員時代の先輩なのですが、とても親しみやすいキャラで後輩から慕われていましたね。X書店はアクの強い個性的なキャラで、なべ底の煮凝りのような風変りな書店員がたくさんいました。 新規店出店の棚づくりの話、店舗を閉めずに増床するというハードワーク(マジで大変でした。資材置き場の棚をベッド代わりして徹夜してた人とかいた)、大型書店で働くことの忙しさと気づかれ、クレーム対応やプレゼント包装などなど。 日々の業務の蓄積が、本屋さんを作っているということ。 書店員がどれだけ体力と知力と経験値が必要なのかということ。 「書店で働いたことはないけれども本屋さんになりたい!」という方にも、先輩からのアドバイス的にぜひ読んで欲しいですね。 特に著者は雑誌担当だったため、「誰でも売れる」と言われるジャンルで如何に工夫してきたかというのは、とても参考になりました。 そして最後の会社のためでもお客さんのためでもなく、必死に働く一群の書店員がいる。という話には、マジで目頭が熱くなりました。 本当は自分用に買ったんですけど、いい本だったので読んで欲しくて売ります。売れたら仕入れようと思います。 [目次] 第一章 新入社員の頃 第二章 福岡の地へ 第三章 新宿店出店 第四章 新規店の作り方 前編 第五章 新規店の作り方 後編 第六章 書店におけるジャンル 第七章 棚の思想は示される [書誌情報] タイトル:陰の書店員になりたくて! 著者:有原拾太郎 出版社:トロッコ出版 刊行日:2025年4月20日 判型:A5版/ZINE 頁数:113P
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BOOK・OFF 四国全店舗外観写真集 / 社畜車掌
¥500
SOLD OUT
[内容] チェーン店を観察したZINEが熱い。見つけるとついつい買ってしまいます。 チェーン店といえば、統一規格やマニュアルが整備されていて、どの店も同じというイメージがあるかもしれません。 しかし本当にそうでしょうか? よく見るとチェーンと言えど、ひとつとして同じものはありません。立地も違えば、建屋も違います。「どこでも同じ」を目指した結果、かえってそれぞれの店舗の個体差が目立ってしまうことも。規格があるからこそ、オリジナリティが際立つのでしょうね。本書はそう教えてくれます。 新古書店のメガチェーンといえば、真っ先に思い浮かぶブックオフ。ブックオフの外観写真が淡々と並んでいます。情報は店舗名と住所、営業時間、撮影日のみ。余計なことは一切書いていません。潔いです。 バイパス沿いにある郊外型店舗と高架下に入っている店舗では、同じブックオフとは思えない個性があります。居抜き店舗や一緒に入っているお店も気になりますね。最小限の情報で差異がわかりやすいからこそ、想像の翼を広げることができるのです。 四国のブックオフを制覇して下さったことに感謝! [書誌情報] タイトル:BOOK・OFF 四国全店舗外観写真集 著者:社畜車掌 刊行日:2021年12月 判型:A4版/ZINE 頁数:6P [状態] 状態良好です。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
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本を書く / アニー・ディラード
¥1,800
SOLD OUT
[内容] 素晴らしい造本です。めくり心地のいい紙の手触り。細部までこだわりが貫かれた工芸品のような本です。フォントは、読みやすさとか、目が疲れないとか、実用的なことを考えて選ばれるのだと思っていましたが、上質な時間が過ごせるフォントと色遣いもあるのだということを教えてくれました。 題名の通り「本を書く」ということの喜びと苦しみについて書かれています。何かを書きたい人を鼓舞し戒めてくれる本なので、机の隅に置いてペンシャープナーにしたい1冊です。 著者のアニー・ディラードは1945年、アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグに生まれました。『ティンカー・クリークのほとりで』で、1975年度のピュリッツァーを受賞。自然環境をめぐるノンフィクション文学やエッセイなどの、ネイチャーライティングという流派に分類されることがあります。 装丁を目と手で感じたら、つづいて流れるような文章で音を味わえます。彼女の美しい文章をぜひ一読して見て下さい。 「人はだいたい同じものをこよなく愛す。主題を探している作家は、自分がもっとも愛するものはなにかを押すのではなく、自分だけが愛するものはなにかを探す。奇妙なものが、私たちをとらえる。ファンク・コンロイはヨーヨーを操るのが好きだったし、エミリー・ディキンソンは斜めの光線、リチャード・セルガーはきらめく腹膜いフォークナーは梨の木に登った少女の泥に汚れたブルマーという具合に。「シダを学ぶ学生はだれでも、なんらかの理由で感情を掻き立てる自分だけの植物リストを持つようになる」とどこかで読んだことがある。 人間の特別な性癖-ものごとに夢中になること―について書かれたものが、なぜないのだろう。他々だれからも理解されない自分だけが夢中になるものについて書かれたものが。その答えは、それこそまさに、あなたが書くテーマだからだ。なぜかはわからないが、あなたが興味をそそられるものがある。書物で読んだことがないので、説明するのがむずかしい、と、そこから始めるのだ。あなたはそのことに、あなた自身の驚きに、声を与えるために、存在するのだ。」 本文より [作者プロフィール] アニー・ディラード 1945年アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。ヴァージニア州ロアノークのホリンズ・カレッジに学ぶ。『ティンカー・クリークのほとりで』で、1975年度のピュリッツァーを受賞。自然環境をめぐるノンフィクション文学やエッセイなどの、ネイチャーライティングという流派に分類されることも。日本語訳されている著書に『アメリカン・チャイルドフッド』『石に話すことを教える』などがある。 [書誌情報] タイトル:本を書く 著者:アニー・ディラード 出版社:パピルス 刊行日:1996年11月29日 判型:A5変形判14x1.6x21.7cm/ハードカバー 頁数:138P [状態] 古書としては良好状態です。天地小口に経年によるシミがあります。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。 [特典] 「Papyrus letters」という出版社からのフリーペーパー付きでお届けします。
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そぞろ日記vol.1 2023年4月~10月 / そぞろ書房
¥500
SOLD OUT
[内容] 高円寺南口に2023年にオープンした〈そぞろ書房〉さんオリジナルの公式ZINEです。 点滅社と小窓舎というふたつの独立系出版社のメンバーが「全員素人、全員副業」状態で、本屋を開くまでの開業日誌が綴られています。何かが始まるときの業務日誌っていいですよね。ワクワクします。自分もメンバーになって、一緒に開店を待ち望んでいるような気持ちになれます。 物件が空いて「やってみない」と声をかけられてからの怒涛の開店準備。自分たちでつくった本を出発点として、ZINE、ギャラリー、セレクト本、そしてシェア型書店として棚貸しも行われていきます。 新しい本のあるスペースができるまでの道のり。本屋開業を目指す方にはとても勉強になる1冊です。 [書誌情報] タイトル:そぞろ日記vol.1 2023年4月~10月 出版社:そぞろ書房 刊行日:2023年11月11日 判型:B6版/ZINE 頁数:72P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。