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知育ZINEシリーズ① 左手の飼い方 / 宗沢香音
¥800
[内容] これまた摩訶不思議なZINEが入荷しましたよ! ずいぶんと縦長の冊子で糸綴じの造本に惹かれて題名を見てみれば「左手の飼い方」と。ほほう。そうきましたか。なんだかとっても楽しそうじゃないですか。 ひとり暮らしをはじめたのにペットを飼うお金がなかった著者が、「そうだ、左手を飼えばいいんだ!」と思いつき、左手との共生生活がはじまります……⁉ ページを捲ってみると、あらまぁ風流だこと。左手飼育方法や世界の奇人コラム、いにしえの雑誌の特集のような企画モノや漢詩まであるじゃないですか。 いいですねぇ!こういった突飛なタイプのZINE大好きです!同志の方には強く推薦したいです! [目次] 左手を飼ってみる 左手小屋 左手のすすめ コラム 世界奇人 左手礼讃(漢詩) 特集 戦慄!左手過激派にはご注意を!! 科学・未来 人間と左手は結婚しえるのか? 左手名鑑 左利きのためのショップ [書誌情報] タイトル:知育ZINEシリーズ① 左手の飼い方 著者:宗沢香音 発行元:放蕩出版 刊行日:2025年5月17日 頁数:30P 判型:256mm×92mm/ZINE
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キャバレーは今も昔も青春のキャンパス / 郷里の娘
¥1,300
[内容] 2018年1月に惜しまれつつも閉店してしまった、銀座最後のキャバレー白いばら。1921年創業の昭和遺産な店内でラストまで輝いていたキャバレー。そんな白いばらで働いていたホステス夢・恋・愛の3名がつくった冊子です! ゴージャスな白いばらの店内写真や、ホステスの一日、“夜の大人の遊園地”として親しまれてkiきたお店の歴史、ホステスさんの観察図鑑など読み応えばっちりの丸ごと1冊白いばらです。 [目次] まえがき Q&A 白いばらってどんなとこ? 今日の日はさようなら 白いばら写真集 白いばらの歴史 Q&A ホステスってどんな人? 白いばらホステスさん観察図鑑 あるホステスの一日 ゆるばらまんが ゲストC美 インタビュー ショーダンサー ジャスミン 白いばらの一年 座談会 夢・恋・愛 〜白いばら同窓会〜 ゲスト ひなこ 実即 閉店までの歩み Q&A これであなたも白いばら通 私と白いばら 手紙は漢方薬 ゲスト 配島正樹 あとがき [書誌情報] タイトル:キャバレーは今も昔も青春のキャンパス 著者:郷里の娘 刊行日:2018年8月12日 頁数:37P 判型:B5判/ZINE
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踊る劇場 / 結女
¥700
[内容] 『アングラ探訪記』という素晴らしいエッセイと同時刊行されたZINEで、こちらはスト●ップ劇場の話です。 地方の劇場で4年間、投光スタッフとして働いていた著者の結女さん。投光とは照明の業界用語のことですが、もぎりや受付、音響、楽屋の掃除まで、劇場の裏方業務全般に携わっていたそう。 "劇場で過ごした日々は特別な出来事に満ちていたわけではなく、むしろ何気ない場面のほうが鮮やかに思い出される。語るには些細すぎるようなエピソードが、ふとした拍子に心に浮かぶ。そんな断片を言葉にすることで、自分が確かにあの場所にいた時間をたぐり寄せたいと思った。ここに綴るのは劇場という少し特別な場所で積み重なった、私にとっての日常の記録である"(はじめにより) 毎日やってくる「巨匠」という名の常連さん、照明係のおじいちゃん、踊り子さんたち。劇場という空間で出会い別れていく人々が、見事に活写されています。 なかなか見ることのできない非日常の舞台裏が丁寧に描き出された名随筆! [書誌情報] タイトル:踊る劇場 著者:結女 刊行日:2025年8月10日 頁数:27P 判型:B6判/ZINE
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アングラ探訪記 / 結女
¥700
[内容] とてもいいZINEに出会いました! オカルト雑誌や都市伝説が好きだったというお母さんの影響で「世間から少し浮いていても、自分が好きならそれでよい」という考えのもとに育った著者の結女さん。 "主流から少し外れた場所"に興味を持つようになり、場末の喫茶店や消えかけた観光地をはじめ、ピンク映画館やSMバーなどのアングラな場所にも行くようになったそうです。 怖い物見たさでちょっと覗いてみたくなるような好奇心の的になるような場所。しかしそこに棲息している人たちとの真摯な交流を通して、そこに集う人間臭さや性と生について浮彫になるような濃密な体験を重ねていきます。 素晴らしいエッセイです。 [目次] SMバー 緊縛講習会 ハプニングバー ピンク映画館 [書誌情報] タイトル:アングラ探訪記 著者:結女 刊行日:2025年8月10日 頁数:29P 判型:B6判/ZINE
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東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集 / マテウシュ・ウルバノヴィチ
¥1,700
[内容] 一世を風靡した新海誠監督の映画『君の名は。』など数々の作品の背景美術を担当したポーランド出身のイラストレーターによるノスタルジックなイラスト集。50カット入っています。 木造や看板建築などのいかにもレトロな店だけではなく、富士フィルムの看板かかったカメラ屋さん、どさん子ラーメンなどのチェーン店も描かれていて最高です! [書誌情報] タイトル:東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集 著者:マテウシュ・ウルバノヴィチ 発行元: 刊行日:2018年4月25日 頁数:160P 判型:B5変形判/ソフトカバー [状態] 表紙に若干ヨレ、汚れがありますが古本としては良好です。中面に書き込みなどありません。
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Brilliant Brighton Beach / 羽田お皿
¥800
[内容] 羽田お皿さんによる明るくポップな色彩で繰り広げられたイラストブック『Brilliant Brighton Beach』が入荷しました! 現実の街を舞台にしながら、どこか謎めいていてシュールレアリスティックな雰囲気を醸し出す絵の数々。輝けるブライトンの海辺「Brilliant Brighton Beach 」の舞台は、イングランド南部の海辺の街ブライトンです。 2023年から2024年にかけて1年間ブライトンで生活していた作者。目に映った色とりどりの街並みや、人種やジェンダーの多様性が当たり前という雰囲気で街に溶け込む人々の姿、眼光鋭くも人懐こく人間の隣で暮らすカモメ。帰国後にブライトンを思い出しながら、アクリルガッシュで描かれたイラストを見つめていると、この世のものとは思えない境界に佇んでいるような気持ちにさせてくれます。 私は本作ともうひとつ同著者の『カモメはあそぶ』で初めてブライトンという街のことを知りました。すっかりこの不思議な街並みが、私にとってのブライトンの本当の姿として記憶されてしまいました。とても訴求力のある絵の数々です! [書誌情報] タイトル:Brilliant Brighton Beach 著者:羽田お皿 刊行日:2026年1月 判型:A5判/ZINE 頁数:16P
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カモメはあそぶ / 羽田お皿
¥1,200
[内容] イラストブック『Brilliant Brighton Beach』でイングランド南部の海辺の街ブライトンを描いている羽田お皿さん。こちらはブライトン1年間滞在記のZINEです! オシは強くていい加減、でもどこか憎めない大家エマが魅力的ですね~。初めての海外生活の引越という緊張する瞬間に出会ったらめちゃくちゃ大変だと思いますが、こうして振り返って記録に残るとこれぞ旅、これぞ異文化交流という気がしてしまいます。 ブライトンは海辺の街で色彩豊かに描かれていますが、実際には寒くて年中曇天。一瞬で過ぎてしまう夏を待ちわびた人々が合言葉のように交わす「SUMMER」の美しさ。LGBTQフレンドリーでUK最大のクィア都市というのも特徴的。パレードの様子なども収められています。 1年間のブライトンでの生活をイラスト、漫画、エッセイという複数の手法で切り取った魅惑のZINEです! [書誌情報] タイトル:カモメはあそぶ 著者:羽田お皿 刊行日:2025年3月5日 判型:B6判/ZINE 頁数:40P
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新装版 ひつじのフィンランドサウナ図鑑 / 大武千明
¥1,100
[内容] 一級建築士&万年筆イラストレーターである「手描き図面工房マドリズ」さんによるフィンランドのサウナ図鑑が入荷しました! 創元社から発売されている『ひつじの京都銭湯図鑑』という著者もある大武さんが、今度はサウナで整いにフィンランドへ!上から図解されているサウナの部屋!興味深いですね~ サウナのあとの火照った身体で冷たい湖(雪降っててても飛び込むらしい…!)にドボンしてみたい!森と湖とサウナの国に行ってみたくなるZINEです! [目次] ヘルシンキ最古 Kotiharjun Sauna 湖でクールダウン RAUHANIEMEN KANSANKYLPYLA デザイナーズモダンサウナ Loyly 最新プール&サウナ ALLAS SEA POOL 銭湯みたい! SAUNA ARLA フィンランドのサウナってこんな場所 フィンランドサウナの楽しみ方/覚えておきたいフィンランド語 知っておきたいサウナアイテム Vihta サウナ大国フィンランドのこんな所にもサウナ [書誌情報] タイトル:新装版 ひつじのフィンランドサウナ図鑑 著者:大武千明 発行元:手描き図面工房マドリズ 刊行日:2018年3月 判型:A5判/ZINE 頁数:16P
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エラー印マッチ棒 / 燐寸蒐集家 kamisama
¥880
[内容] これはすごいです!奇書と言っては申し訳ないですが、奇書だと思います。好きな方はとても好き。私はもちろん大好きです! 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーによるユニット収集百貨さんから発売されている、なんとエラーマッチのコレクションです! 『バナナシール百貨』でもお馴染みの紙物コレクター/燐寸蒐集家 kamisamaによる奇形マッチというんですかね、不良品のマッチ棒コレクションばかり載っている写真集というとんでもない逸品。 二股になってしまったり、柄が細すぎたり、折れていたり……不良品と呼ばれる規格外のエラーに潜んでいるおかしみ。60ページものエラーマッチを見続けていると、だんだんみんなと同じことができない自分を許せるような、そんな優しい気持ちにすらなってきますね。 すべてのマッチは愛おしい! [書誌情報] タイトル:エラー印マッチ棒 著者:燐寸蒐集家 kamisama、matsuko 刊行日:2024年12月25日 判型:A6文庫判/ZINE 頁数:60P
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マッチラベルコレクションブック / 燐寸蒐集家 kamisama
¥880
[内容] 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーによるユニット収集百貨さんから発売されているマッチラベルコレクションブックです! 『バナナシール百貨』でもお馴染みの紙物コレクター/燐寸蒐集家 kamisamaによるマッチラベルのコレクションで、干支というラインナップが斬新です! 十二支を順番に、子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い・いのしし)が描かれたマッチラベルが展開されています。 そんな区切りでマッチラベルを見たことがなかったので斬新。この切り口を一体どうやって思いついたんでしょう。レトロなマッチを見つめていると干支が浮き彫りになってくる楽しさ。誌上動物園みたいです! [書誌情報] タイトル:マッチラベルコレクションブック 著者:燐寸蒐集家 kamisama、matsuko 刊行日:2026年1月7日 判型:A6文庫判/ZINE 頁数:60P
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レトロ包装紙1 / 燐寸蒐集家 kamisama
¥880
[内容] 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーによるユニット収集百貨さんから発売されているレトロな包装紙のコレクションブックです! 『バナナシール百貨』『マッチラベルコレクションブック』『エラー印マッチ棒 』でもお馴染みの紙物コレクター/燐寸蒐集家 kamisamaによる包装紙のコレクション! 和モノ洋モノなんでもこい!と言わんばかりの包装紙の洪水! 百貨店、和菓子屋さん、観光ホテル、そして伊藤ハム……! 時間を忘れて見入ってしまいそうです。このZINEをレトロな包装紙に包んでプレゼントするなんていうのも粋な計らいかもしれませんね! [書誌情報] タイトル:レトロ包装紙1 著者:燐寸蒐集家 kamisama、matsuko 刊行日:2025年9月7日 判型:A6文庫判/ZINE 頁数:60P
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Japanese Retro Package Seal COLLECTION vol.1 日本のレトロ封緘紙コレクション
¥1,100
[内容] 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーによるユニット収集百貨さんから発売されているレトロな封緘紙のコレクションブックです! 『バナナシール百貨』『マッチラベルコレクションブック』『エラー印マッチ棒 』でもお馴染みの紙物コレクター/燐寸蒐集家 kamisamaによる封緘紙のコレクション。 封緘紙(ふうかんし)とは、封筒や包装紙の封じ目に貼るシールのことで、かつてはデパートや商店の包装紙に貼られていたそうです。 形も模様も可愛いものばかりなんですけど、キャッチコピーみたいなのもいいんですよねぇ。「美味バターピーナツ」「絶對堅牢 染色加工」「キレイデ上部ナ竹しゃもじ」「新宿終点中村屋」とかね。最高じゃないですか! [書誌情報] タイトル:Japanese Retro Package Seal COLLECTION 日本のレトロ封緘紙コレクション 著者:matsuko、kamisama 刊行日:2025年10月19日 判型:A5判/ZINE 頁数:36P
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収集百貨別冊 雑がみ手帖
¥880
[内容] 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーによるユニット収集百貨の別冊でmatsukoさんによる雑がみのコレクションです! マッチの箱、コースター、シート型ナプキン、海外旅行に行った際になぜか手元に残る用紙とかチケット、切手、不思議な箱、お菓子の包み紙などなど集めに集められた名もなき紙たち。 KAKERA、TORI、HANA、MUSHI、NOTE、TABI、POSTAL、PACKAGE、FUKURO、HOUSOUSHI、UMA、DOUBUTSU、KODOMO、MARUという分類でコラージュのように美しい誌面展開です! [書誌情報] タイトル:収集百貨別冊 雑がみ手帖 著者:matsuko 刊行日:2021年7月21日 判型:B6判/ZINE 頁数:36P
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収集百貨5
¥1,100
[内容] 「断捨離の、手が止まる。」集めに集めた蒐集癖の見本市のようなZINE、最高です! 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーがつくっています。 今号はBOCOさんは駅弁容器と掛け紙コレクション、magsterさんはマグネット的5大都市(⁉)北海道・東京・大阪・福岡・沖縄のクセ強めなお土産マグネットコレクション、Udagawaさんは見過ごされがちな封筒の裏の模様蒐集、働く缶コレクションのmatsukoさんは駄菓子のカードみたいなページも! 今号は旅とクセが強めでいいダシが出てます! [書誌情報] タイトル:収集百貨5 著者:BOCO、Udagawa、magster、matsuko 刊行日:2025年3月10日 判型:A5判/ZINE 頁数:36P
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収集百貨4
¥1,100
[内容] 「断捨離の、手が止まる。」集めに集めた蒐集癖の見本市のようなZINE、最高です! 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーがつくっています。 今号はBOCOさんは文房具コレクション、Udagawaさんは見過ごされがちな封筒の裏の模様蒐集とミニトマトのパッケージ(見えてなかった!)、magsterさんは消しゴムコレクターのまゆぷ~さんと一緒に消しゴムとマグネットのお揃い同士コレクション、働く缶コレクションのmatsukoさんページには、ゲスト出演の紙物や燐寸のコレクターkamisamaのチーズラベルコレクションも! 何十個もの衣装ケースに種類ごとにしまわれているコレクションの写真が、埋蔵量の豊富さを物語っています。 [書誌情報] タイトル:収集百貨4 著者:BOCO、Udagawa、magster、matsuko 刊行日:2024年3月10日 判型:A5判/ZINE 頁数:36P
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収集百貨3
¥1,100
[内容] 「断捨離の、手が止まる。」集めに集めた蒐集癖の見本市のようなZINE、最高です! 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーがつくっています。 今号はBOCOさんコレクションからは消えゆくプラスチック(くしがすごい!)、Udagawaさんは見過ごされがちな封筒の裏の模様蒐集、magsterさんはマグネットを色分けしてコレクション、matsukoさんは働く缶コレクション! 圧倒的なモノに囲まれていた時代って、もしかして幸せだったのでは。モノより思い出と言いますが、思い出がモノですね。 [書誌情報] タイトル:収集百貨3 著者:BOCO、Udagawa、magster、matsuko 刊行日:2023年4月30日 判型:A5判/ZINE 頁数:36P
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収集百貨2
¥1,100
[内容] 「断捨離の、手が止まる。」集めに集めた蒐集癖の見本市のようなZINE、最高です! 『SDGs=すごく・断捨離 ・ぎらい』な4名の蒐集癖のあるメンバーがつくっています。BOCOさんは切符や地図やお土産などの旅コレクション、Udagawaさんは見過ごされがちな封筒の裏の模様蒐集、magsterさんはマグネット、matsukoさんは可愛い缶のコレクションなどを集めていて、4人集まると尋常じゃないパワーが発揮されています。 今号ではagsterさんのマグネットみたいな缶「そっくり缶」の蒐集にびっくり! [書誌情報] タイトル:収集百貨2 著者:BOCO、Udagawa、magster、matsuko 刊行日:2022年3月18日 判型:A5判/ZINE 頁数:36P
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パーラーうたたね / のもとしゅうへい
¥1,650
[内容] のもとしゅうへいさんの喫茶店で出会った軽食の画集です。21の絵にはそれぞれ素敵な題名がつけられていて、見る詩集のようでもあります。 "小さな喫茶店やこじんまりとした食堂のテーブルで、ちょっとしたパンやデザート、ドリンクと出会うことがある。食べるために注文したその軽食たちを、席についてただぼんやりとみつめている時間が何となく心地よい。 もしかすると自分は、目の前のそれらを食べることより、鑑賞することのほうが好きなのかもしれない。卓上に置かれた小皿やカップを見下ろしていると、食べものがまるで彫刻や建築のようにみえる瞬間がある。 そしてそんな無邪気な空想は、ひとしきり食べたり飲んだりしてしまうと、やわらかな夢のようにどこかへ消えてしまう。"(本文より) [目次] バニラ・モーニング 小麦の行き先 たとえば、空のような クレームショコラ ロールケーキ 巨峰とシャインマスカット、それから桃のフルーツサンド 休みの日 夜の窓辺 うたたね デザートとダンス 桃のパイ ミルクのささやき 泉がひとつ パンをまねしよう 軽やかさ 小さな3つのフルーツサンド 食パンの袋 散歩 イチゴが2つ トマトジュース 夜のお一人様 [作者プロフィール] のもとしゅうへい 1999年高知県生まれ。2020年より企画・執筆・編集・装幀までのすべてを個人で手がけるセルフパブリッシングの活動を開始。2024年芸術総合誌『ユリイカ』による現代詩の年間新人賞「ユリイカの新人」に弱冠25歳で選出され話題に。著書に、小説『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』。文筆のほか、イラストレーション、漫画、グラフィックデザインなどの制作を行う。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程在籍。 [書誌情報] タイトル:パーラーうたたね 著者:のもとしゅうへい 刊行日:2024年11月17日 頁数:30P 判型:182mm×182mm/ZINE
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ragan002 Bookstore Color Chart / 若生友見
¥1,100
[内容] raganシリーズの初期作品、2作目である本書は「文庫本の並んだ棚を色として見る」という視点により切り取られた、新刊&古本書店の棚面の写真集ZINEです。 本棚を色で見る。考えたこともありませんでした。書店界隈では「文脈棚」という内容の関連性で本を並べる方法などがありますが、「背表紙の色で並べる」という発想はたぶんないはずで。(そういうフェアやったら面白いかもしれませんね) 文庫だと偶然色やデザインが揃うというのはありますが、「文脈」を重視して並べると「デザイン」はおざなりになってしまいます。アートブックや写真集を面陳にして、デザイン性の高い見せるための棚にするという方法はあれど、文庫の背色ですからね。そこにデザインを読み取るという視点に脱帽。 この意図しない文庫棚カラーチャートの斬新さはまさに「そんなふうに本棚を見たことがなかった」という視点の斬新さによるものです。 [著者メッセージ] "私の作品のうち、初期の人気作として、書店の文庫の棚を色面として見る「Bookstore Color Chart」というものがあります。 一般的な新本書店だけではなく、古書店でも一応許可を取って撮影し、作品の前半は新本を扱う書店、後半は古書店の棚という構成にしました。 実をいうと、当初はページ数確保のための苦肉の策で古書店での撮影を追加したような気がします。しかしラッキーなことに、新本書店とチェーン古書店の文庫の棚では本の並びが違うのでした。新本書店では出版社ごと、古書店では著者ごとで分類されるうえに、後者はそれぞれ違ったヤケやスレなどの褪色があるため、色味の感じも新本書店とはだいぶ異なっていました。現在はその対比を売りにしています。"(『ROADSIDERS'weekly』2025年02月26日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体034」書店のサーフェス (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2965 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan002 Bookstore Color Chart 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P 特典:スリップ
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ragan004 Comic Stripe / 若生友見
¥1,100
[内容] 最初に表紙を見たときには、なんていい色合いの縞絣の着物の写真集なんだろうと思いました。着物のテキスタイルとは、正統派クラシックすぎてなんだかraganシリーズらしくない…… そう思ってページをめくると、まさかの漫画雑誌の小口の紋様じゃないですか‼ 再生紙は色合いがさまざま。そこがまた絶妙な味ですが、意図せぬ色が織り成すハーモニーはまるで着物。目が慣れてもやはり着物に見えて仕方ない。イリュージョンな逸品です。 [著者メッセージ] "漫画雑誌のモノクロページの紙色やインキ色を決めている人は誰なんだろう、どんなふうに決めているんだろう……と毎月購読していた「りぼん」のページをめくりながら、小学生の私は疑問に思っていました。 ちょうど5月23日(金)放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK総合)で漫画雑誌の紙に色がついている理由を特集していたようなので、ご覧になった方もいるかもしれません。わが家にはテレビがないためネットで検索した知識でいうと、紙に色がついている理由は「インキを抜き切ることができない再生紙の黒ずみを感じさせないため」ということになるようです。 私の疑問である「誰が、どんなふうに」という疑問はいまだ解消されてはいないのですが、この幼少期からの疑問を元にこういった作品を制作しました。"(『ROADSIDERS'weekly』2025年05月28日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体040」マンガの地層 (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=3047 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan004 Comic Stripe 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:カード
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ragan018 Blue Films/ 若生友見
¥1,100
[内容] 15年も続くraganワークスの中でも、注目したいのは一連のプラスチックお弁当シリーズです。(私が勝手にそう呼んでいるのですが)キャラ弁しかり、お弁当に対する「可愛く見せたい」「きちんと飾ってあげたい」という欲求は、人間の三大欲求を凌ぐ勢いで勢力を増している気がします。 寿司などに入っているプラスチックの笹(バラン)に注目した「019 Glassland On The Table」、まるで漆器の工芸品のような高級感をまとうプラスチック皿の「020 japanise」に先行して制作された本書は、昔よく仕出し弁当を包んでいた水玉模様の「ポリ風呂敷」が主役です。 なんで水玉なんでしょうね。お弁当と水玉風呂敷。寿司ケータリングと水玉風呂敷。「手術台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会いのように美しい」に寄せて言えば、「芝生の上の仕出し弁当と水玉風呂敷の偶然の出会いのように美しい」でしょうか。 [著者メッセージ] "あんなに暑かった夏が急に終わり、行楽の季節になってきましたね。お弁当を持ってどこかに行く計画を立てている人もいるのではないでしょうか。 最近はあまり見なくなりましたが、昔は仕出し弁当といえばポリビニール製の風呂敷に包まれていたものでした。 私にとって一番なじみがあるのは青い透明ビニールに白い水玉模様のものです。子どもの頃、首のあたりで結んでマントにして遊んでいた記憶があります。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年10月02日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体017」嗚呼、みずいろの雨 (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2837 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan018 Blue Films 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2014年9月19日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:ポリ風呂敷
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ragan035 Brush Up/ 若生友見
¥1,100
[内容] 毎朝、毎晩、見かけるその姿。洗面台の棚に置いてある歯ブラシ。しかし、まったく「見て」いないことに気づかされました。見ないで手に取り、見ないで口に突っ込んでいますね。 習慣というのは、いかに見ずともできること、意識に上らせずにこなせることなのかと。 この歯ブラシの写真集を見て、私はいま自分の家にある歯磨きのフォルムをまったく思い出せないことに愕然としました。白い電動歯ブラシ。それ以外の細部が一切抜け落ちています。 グリップの感じ、山ぎりカットなのかどうか、白以外に挿し色はあるのか。毎日見ているのに、見ていないものの世界は豊潤で、どうしてこんなに美しいものを「見ず」に生活しているのだろうなと思わされます。 [著者メッセージ] "制作を続けている以上、どうしてもネタはかぶります。念のため作品を作る前にネタかぶりがないかザッと検索してみるのですが、近年はもう「アプローチが違えばかぶってもべつにいい」と開き直っています(アプローチまで近いと、さすがに考え直す必要がありますが……)。今回ご紹介するのは先日の文学フリマ東京40に出した最新作であり、ネタかぶりで一旦ボツにしかけたものの、諦めきれずに復活させた作品です。"(『ROADSIDERS'weekly』2025年05月14日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体039」ブラッシュアップ! (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=3033 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan035 Brush Up 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2025年5月11日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:歯磨き粉
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ragan001 Disastered Boys / 若生友見
¥1,100
[内容] 昭和30年代。交通事故での死傷者が、日清戦争での戦死者数を超えてしまう勢いで増加し、これはもはや「交通戦争」だと叫ばれました。日本での交通事故死は1970年にピークに達した後に減少しますが、80年代にはまたまた増加し、「第二次交通戦争」とも呼ばれる状況となったのです。 交通戦争のない平和な世界への祈りが希求され、路上の看板に願いが託されるようになったのです。交通安全看板には、当時から貼り続けられているようなオールドスクールなものもあって、見つけた時の喜びは何物にも代えがたいですよね。街歩きの愉しみのひとつとなっています。 そんな交通事故や電線感電(これも奥深い世界)などの街角トラブルに遭う少年少女たちの図案は、可愛くもあり不吉でもあり……。『本当は怖いグリム童話』のような、あっけらかんとした不気味な世界が立ち込めています。 [著者メッセージ] ぼんやりしていて忘れていたのですが、2025年2月でraganシリーズは15周年を迎えました。 当初から長く続けようと考えていたプロジェクトではありますが、ブレイク(?)することもバズることすらなくても地味~に続けてこれたのは、ひとえにおもしろがってくれたみなさまのおかげです。どうもありがとうございます! というわけで今回はraganシリーズのNo.001にあたる作品をご紹介します。(『ROADSIDERS'weekly』2025年03月12日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体035 災難ミーツボーイアンドガール(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2978 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan001 Disastered Boys 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P
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ragan024 Native Tongues / 若生友見
¥2,100
[内容] 最初に本書を見た時には、団地の写真集だと思ったのです。しかしページをめくるうちに、やけにベランダの写真のアップばかりだなと奇妙に思うようになり、なぜだろうと思ってよくよく眺めていて、やっと「見え」ました。 団地のベランダから伸びている布団の写真集です。 そしてタイトルを見て納得しました。「Native Tongues」直訳すると「地元の舌」とでも呼んだらいいでしょうか。 団地を鑑賞する時に、無意識のうちに脳内レタッチで消してしまう3大要素、布団と電線とフェンス。表紙にはそのすべてが写り込んでいて、だからこそオーソドックスな団地写真とは決定的に違う視点によって切り取られているように感じました。 団地という建築物ではなく、団地で生活するという現象をクローズアップした逸品です。 [著者メッセージ] "この連載の初回でも自己紹介をしましたが、私は大学の卒業制作から「ragan(ラガン)」シリーズという本の形態の作品を作り続けています。今回はその第1作目をご紹介します。 いろいろあって(とくにたいした理由ではないのですが)自費出版としてのナンバリングは24番目になっているものの、卒業制作として作った10作のうち、最初に完成させたのがこの「Native Tongues」でした。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年09月11日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体014 公私混合サニーデイ」(写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2822 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan024 Native Tongues 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2016年9月16日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:38P