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LOCUST vol.03 岐阜県美濃地方 / ロカスト編集部
¥2,000
[内容] 2018年に創刊され「旅の体験から批評を立ち上げるプロジェクト」として活動されている旅雑誌。執筆者さんのプロフを見ると、ゲンロン系の方が何人かいらっしゃいます。 エリアのチョイスが渋い!創刊号は千葉内房、2号はFAR WEST 東京 八王子・福生・奥多摩、4号は長崎への困難な旅路、5号北海道、6号会津・中通りというラインナップがキレキレです。 岐阜への旅というと、合掌づくりなどの世界遺産で有名な飛騨高山地方の人気に隠れて、なかなか旅の目的地になりづらい美濃地方に注目しているのも熱いですよね。ローカルを深堀しながら、考える旅が展開されます。 円空や養老天命反転地、ジビエ料理など。ニッチですが大垣駅前に行くと必ず気になる金物屋さんが載っているのもよかったです。 [目次] 特集 MINO:La Région Centrale 岐阜県美濃地方 岐阜美濃絵図 美濃地方へのアクセス 岐阜(主に美濃)の歴史 紀行文 美濃:日本の中央地帯を歩く 中央地帯 M 亡霊の場所―大垣駅と失われた未来 美濃/八王子/断片 岐阜県の文学者たち 市民から見る―都市論を通して地域文化へ インタビュー/富樫 幸一(岐阜大学地域科学部教授) 岐阜・西濃エリア A チーム紀行文 静里旅館からハリヨ グーグルマップとタイムズシェアカーが彫る旅程 円空仏の慈悲 微笑む大黒天にハートをズッキュン誘惑されたのですが屈しません! 聴くことのフィギュール ガイド:岐阜とアニメ 線から域へ、域から線へ DMZ と朝鮮通信使 バーブ・アル=イスラーム 岐阜モスク ガイド:美濃地方の建築 養老天命反転地クロス体験記 大垣 金物屋のおばさん 写真論考 岐阜オブジェ 中濃・東濃エリア B チーム紀行文 藤村記念館 文学者の幽霊になる 岐阜城から東京スカイツリーを考える ルドルフの足あとを辿って 可食臓器と生命のゲシュタルト ジビエ論 間の土地のランドスケープ 中津川について 焼きものの生/性 ガイド:美濃地方の食 いろりの郷 奈かお インタビュー LOCUST 座談会 [書誌情報] タイトル:LOCUST vol.03 岐阜県美濃地方 著者:イトウモほか 出版社:ロカスト編集部 刊行日:2019年11月24日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:189P [状態] 若干使用感ありますが良好です。中面に書き込みや角折などありません。
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EXPO'70パビリオン 大阪万博公式メモリアルガイド / 橋爪紳也
¥3,500
[内容] 2025年の大阪万博、盛り上がってますね~! 本書は55年前の1970年に開催されたEXPO'70大阪万博の公式メモリアルガイドブックです。 ビジュアル多め!全116館のパビリオン紹介があり資料性の高い1冊となっています。サンヨー館の「人間洗濯機」、電気通信館の透明な卵型の公衆電話、タカラ・ビューティリオンの「宇宙ステーション美容室」など、奇想天外な建築やレトロガジェットが目に鮮やかです。 「人類の進歩と調和」をテーマに、当時の最先端技術が余すところなく発揮された会場は、今見ても未来に見えるかっこよさ。制服の写真も多数掲載されているので万博ファッションも素敵。 表紙を取り外して広げると、裏側が全面万国ガイドマップになっていたり、レイアウトやデザインも当時を想起させるレトロな仕様で、昭和レトロファン感涙の1冊です! [目次] 第1部 ようこそEXPO'70パビリオンへ! 館内図/エントランス/スペースシアターホール/テーマ館/タペストリー/エスコート/鉄鋼館 第2部 夢の大阪万博にタイムスリップ 準備~開幕/会場MAP/開会式/パビリオン☆パビリオン/EXPO'70コレクション/会場風景183日/エキスポランド/バックステージの1,500人/閉会式/今も未来も生き続けるEXPO'70 DNA 第3部 日本万国博覧会データ集 空前絶後の記録づくし/ベスト・オブ万博/Made in EXPO'70/イベントカレンダー/パビリオン・データ [書誌情報] タイトル:EXPO'70パビリオン 大阪万博公式メモリアルガイド 監修:橋爪紳也 出版社:平凡社 刊行日:2010年11月25日 判型:B5変形判(217mm×169mm)/ソフトカバー 頁数:128P 特典:カバーを取り外すと万博ガイドマップになっています [状態] 若干経年による汚れがあります。中面に一部書き込みがあります。
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ハーレムの熱い日々 / 吉田ルイ子
¥300
[内容] 昨年(2024年5月)亡くなってしまった吉田ルイ子さんによる不朽の名作。60年代にフルブライト交換留学生として渡米し、ハーレムの黒人たちを被写体としたフォトジャーナリストに。偉大なる開拓者であり表現者です。 何種類もの肌の色が交錯する、アメリカの価値観と対峙する勇敢さ。安全な日本とは違う厳しい社会で、差別される側に立つ強さと優しさ。リアルな写真と、率直な語り口。50年経ったいまでも、その内容はまったく色褪せていません。 [書誌情報] タイトル:ハーレムの熱い日々 著者:吉田ルイ子 出版社:講談社(講談社文庫) 刊行日:1979年1月15日 判型:A6判/文庫 頁数:232P [状態] 表回りは良好です。中身に書き込みはありません。角折跡が3ヶ所あります。
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MIXTAPE IS LETTER / 萩田洋文
¥990
[内容] 様々に名前を変えて七変化的活動を続けている萩田洋文a.k.a古書自由 ツチノコ珈琲さんによる手製本です。なんとカセットテープ型のZINEです! 1960年代初頭に開発されたコンパクトカセットテープは、80年代初頭にCDが登場してもなお音楽録音で大活躍していました。人々はCDを借りてカセットに録音するとか、今思うと超めんどくさいことを嬉々としてやっていたのです。友達や恋人のために、自分でつくったミックステープを渡すという文化もありましたね。懐かしいです。 しかしレコードやCDとは並走してきたカセットテープですが、デジタル化が進み音楽配信の時代に突入した現在では、実用品としてはほとんど見かけることはなくなってしまいました。 このまま忘れられてしまうのかと思いきや……。時は経ち平成も終わって、すっかり令和。citypopやvaporwaveブームも相俟って、ノスタルジーを込めて振り返れ的にレトロガジェットとして見直されるようになってきました。 そんな昭和時代に大活躍した本物のカセットテープをリサイクルし、ひとつずつ手製で作られたZINEです。そうなんです、カセットテープの形をしたZINEなんですよ。中身はカセットテープではありません。カセットテープがパカッと開くようになっていて、中には蛇腹式に折りたたまれたZINEが入っていて、音楽にまつわる掌編とプレイリストが書かれています。 本体プラスチック部分は色々な色のバージョンがありますので、ガチャ式で何色が届くかお楽しみに! [書誌情報] タイトル:MIXTAPE IS LETTER 著者:萩田洋文 出版社:古書自由 製本:手製本 判型:100mm×63mm/カセットテープ 中身:蛇腹式ZINEが入っています
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1973年の軟式野球ボール / 萩田洋文
¥990
SOLD OUT
[内容] ボロボロに風化した軟式野球ボールをフリマーケットで売っている人がいて、それを買った山下陽光さんがいて、それをもらった著者がいて、そこから始まる失われた野球の物語……。 誰かが草むらに忘れた軟式野球ボールと、誰かが切り抜いた1973年の新聞記事の邂逅。 "プレーの外にこぼれ、草むらに忘れられたボール。迷子のボールは、野球を見失ったとも言えるだろう。どこかの、いつかの、誰かの野球。河川敷で犬の散歩をする人が横目に眺める風景としての野球。ジョギングする人が通り過ぎる野球。橋梁を通過する電車の車窓から束の間、少し遠くに見える野球。世界そのもののような野球。草むらに忘れられた軟式野球ボールは、野球から遠く離れて、いつでも野球を俯瞰している。"「失われベースボールを求めて」より引用 [目次] 茂みの中のロストボール 失われベースボールを求めて 1973年の新聞切抜 この野球ではない 野球がない時代があった 世界のどこかで劇的な逆転劇が 野球のヒストリー 歓楽街の奥にある野球 軟式野球ボールは噴水の方へ落ちて行く [書誌情報] タイトル:1973年の軟式野球ボール 著者:萩田洋文 出版社:古書自由 刊行日:2025年7月3日 判型:A6文庫判/箔押カバー装 頁数:50P
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湖畔のサンドイッチ / 萩田洋文
¥1,430
[内容] 様々に名前を変えて七変化的活動を続けている萩田洋文a.k.a古書自由 ツチノコ珈琲さんによる奇想のZINEシリーズ。本作は奇想天外なルポルタージュ小説(?)です。何しろ型破りなので、名づけようのない作品なのです。 失くしたモッズパーカ(ミリタリーコート)の行方を追っているうちに、wikipediaにもgoogleマップにも載っていない幻の湖「空石湖」へと辿り着いた……。この摩訶不思議な物語は湖畔のホテルから幕を開ける。 モッズパーカを探して、栃木県足利市、新宿御苑、大井競馬場フリーマーケット、千駄ヶ谷、上野公園、アメ横を彷徨い歩いていく。通り過ぎていく過去の町、現実の記憶。そこに現れるのは「本空石駅」という、見知らぬ駅だった…… [目次] 眺めのいい客室 もとはと言えばモッズパーカ 事情のないクローゼット 見えないメガネ サンドイッチ公園 時のよどみの古本屋 花火がビートルズ 物語の圏外で 探し物は夏の向こう側に 待ち合わせらしい待ち合わせ 使途不明で意図不明 モッズパーカが陳列されたら秋 私には地図が必要だった 「空石湖」と名付けた 窓際に置いたペットボトルさえも 空石湖レイクホテル 二羽のカラスがネタ合わせ 湖畔のサンドイッチ 路上のシュルレアリスム展 [書誌情報] タイトル:湖畔のサンドイッチ 著者:萩田洋文 出版社:古書自由 刊行日:2024年5月5日 判型:A6文庫版/ソフトカバー 頁数:98P
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文集ナンバー3工作セット / 萩田洋文
¥880
[内容] 様々に名前を変えて七変化的活動を続けている萩田洋文a.k.a古書自由 ツチノコ珈琲さんによる奇想のZINEシリーズ。こちらは切り離すことで完成する、工作型のZINEという趣向で、読者参加型です。 けっこう切り離すの大変そうです(笑) 私はたいへん不器用なのでそのまま読みました。器用な方は切ってみて下さい。短冊型の一筆箋みたいな縦長のZINE『端末の故障によって露にされた日常、さえも』『鳩アカデミーへの手紙』『紙の画廊』の3冊が生み出されます。 『端末の故障によって露にされた日常、さえも』は、「端末を地面にたたきつける代わりに、M・デュシャンを写経しませんか?」ということで、便器に『噴水(泉)』という題名をつけて展示し、レディメイドという概念を美術界にたたきつけたダダイズムの美術家マルセル・デュシャンの作品名の写経ができるZINEです。 『鳩アカデミーへの手紙』は手紙形式の小説です。 『紙の画廊』には赤線が引かれているのですが、これは著者が1冊1冊手書きで赤ボールペンで描いたそうです。なんでそんなことになっているかというのは、最後のページを読むまでわかりません。 私自身、この解説でいったい何を言ってるんだと思いましたが、かなり正確にお伝えしたつもりです(笑) 奇想の巨匠による風変わりなZINEです。お試しあれ! [書誌情報] タイトル:文集ナンバー3工作セット 制作:Fool & the Gag 発行者:萩田洋文 出版社:五十部上梓会/古書自由 刊行日:2022年3月3日 判型:A5判/ペーパーバック 頁数:60P
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最小文化複合施設 / HAGISO
¥3,300
[内容] 本書に初めて出会ったのは、TOKYO ART BOOK FAIRでした。『最小文化複合施設』というタイトルに惹かれて購入し、一気に読んでしまいました! 谷中にある築68年の木造アパートを改修した〈HAGISO〉は、カフェやギャラリー、ホテルのレセプションなどが入った最小文化複合施設として誕生しました。10年刊の歩みを綴った本書は、その物語もさることながら、インタビューあり図版あり対談ありで、立体的にHAGISOを解剖していて、本としてのクオリティが抜群なんですよね。 それもそのはず。編集を担ったのは、"泊まれる出版社"の真鶴出版さん。ローカルビジネスの担い手たちのこだわりが詰まった本書は、「本として作られる価値のある」珠玉の1冊です。 *真鶴出版さんの作品はamazonなどのマンモス流通には乗せず、ローカルorインディペンデントな人々により読者のみなさまひとりひとりに手渡すように届けられています* [公式HP情報] ―たまたま住んだ一軒のアパートからはじまる、東京・谷中の物語― 東京・谷中で、空き家と出会ってはお店をつくり、自ら運営まで担う建築事務所・HAGISO。 今や谷中を中心に8店舗を展開する彼らが、どうやって地域に根ざし、広がっていったのか。偶然を積み重ねて見えてきた、試行錯誤の10年の記録です。 ただ10年を振り返るだけでなく、さまざまな角度からHAGISOを語る視点を取り入れました。関係する人たちへの取材をまとめた「インタビュー」や、アトリエ・ワン・塚本由晴氏をはじめとした四つの「対談」、図面から各店舗を分析する「おみせ大解剖」、家で楽しめるHAGISOの定番メニューの「レシピ」。さらには、HAGISOのお金まわりの話も載せた秘密の「袋とじ」(!)まで。380ページを超える大ボリュームです。 編集・発売元は真鶴出版。小さな出版社だからこそできる試みとして、HAGISOの由来となった「萩」の葉で、スピン(栞紐)を草木染めしています。 さまざまな「ローカル」で活動する人たち必読の一冊! [書誌情報] タイトル:最小文化複合施設 著者:宮崎 晃吉、顧 彬彬 発行元:株式会社HAGISO 発売元:真鶴出版 刊行日:2024年11月7日 判型:A5変形+スリーブ+袋綴じ+草木染めスピン 頁数:388P
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ピコピコ怪獣大図鑑 / ピコピコ
¥10,000
[内容] 巻頭の龐統ひろしさんによる解説「「怪獣図鑑」という名の芸術書についてーあるいはピコピコ怪獣芸術論」によると、この稀有な怪獣作家ピコピコさんは、2004年から毎日新しい怪獣を書き続け、2020年には6,200種に達したといいます。 世界最多の怪獣制作集団である円谷プロは、過去50年で2,500体、任天堂が生み出したポケモンは2019年までに890種というので、その恐ろしさがわかると思います。一日一怪獣という着実な歩み。想像もしたことのないアウトサイダーアートの世界に誘われます。 ピコピコ怪獣はフォルムが愛らしく、怪獣なのになぜか憎めないのですが、解説がめちゃくちゃ面白くて、設定の細部に渡るトホホ感が最高なんですよね。 たとえば「ヒゲバーガー」は「目から高温の油を吹き出し、ポテトを揚げる。」とか。攻撃じゃないじゃん、立派な職人じゃん(笑) こんな調子で100体詳細に解説されていきます。とんでもない本です。 [著者プロフィール] 怪獣芸術家ピコピコ 怪獣をテーマに様々なジャンルで創作活動を展開。他に類を見ない独自性を持ったユニークな怪獣達は「ピコピコ怪獣」と呼ばれ、着ぐるみ、フィギュアなど様々な形で内外で活躍中。 [書誌情報] タイトル:ピコピコ怪獣大図鑑 監修:ピコピコ デザイン:龐統ひろし 出版社:mograg Publication 刊行日:2021年 判型:A5判/ソフトカバー 頁数:216P [状態] 経年による汚れが若干あります。中面にも書き込みや角折れなどありません。
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【観光地絵葉書】1986 第37回さっぽろ雪まつり
¥500
[内容] 昭和の観光地絵葉書です。 第37回さっぽろ雪まつりのポストカードです。 雪で作られたオランダ国立博物館、金閣寺、瀬戸大橋、北斗の拳、ハイスクール奇面組、植村直己、ゲゲゲの鬼太郎、アルプスの少女ハイジなどが被写体になってます。 [書誌情報] タイトル:1986 第37回さっぽろ雪まつり 場所:北海道 発行元:須田商事 刊行:1986年 判型:A6/ポストカード 枚数:20枚 [状態] 袋には経年によるシミや破れなどがあります。絵葉書は未使用です。
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熊に触れる / 山田健太郎
¥550
SOLD OUT
[内容] 高校生の頃に、香川に住んでいた著者。東日本大震災が起きたことがきっかけで東北に興味を持つようになり、大学時代に東北を3度訪問します。そんな東北へのひとり旅の最中にマタギの宿に泊まったことがきっかけとなって、移住してマタギになることを心に決めます。 マタギ発祥の地と言われる秋田県阿仁町。「阿仁マタギ」として有名な集落に、著者は2020年に移住しマタギの修行を開始。熊の肉は流通されますが、皮は捨てられてしまうことも多いのだそうです。熊の皮を革製品にする技術も、このまま時代が過ぎてしまえば忘れられていくのではないかという危機感を覚えた著者は、2024年には阿仁を出て事業を始めます。 その顛末が綴られたのが『授かりものでできている』 https://nutsbook.base.shop/items/115878718 そして続編にあたる本書では、実際の熊の解体風景や革製品に加工するまでの工程などが、写真付きでレポートされています。 失われつつあるマタギの豊潤な文化。ぜひご覧ください。 [書誌情報] タイトル:熊に触れる本 著者:山田健太郎 刊行日:2024年9月9日 判型:120mm×120mm/ZINE 頁数:36P
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さがみっぱら①中央区 / 木藤富士夫
¥3,000
[内容] 「相模原市民のための写真集」と銘打たれスタートした本書は、相模原市中央区(中央・千代田・富士見・相生・星が丘)の町の写真が収録されています。 この作品を手にしたとき、ぞくっとしました。眼を試されているように思えました。 何の変哲もない、普通の町角。2023年の、どこの町にもある平凡な建物。 この写真の力が発揮されるのはきっと10年後、20年後、いやいや100年後かもしれません。ここに映っているものすべてが、かけがえのないものだったんだと気づくでしょう。 この写真集から、あなたは何を「見る」ことができるでしょうか。 木藤富士夫さんは、屋上遊園や公園遊具を撮りつづけてきた写真家です。 [書誌情報] タイトル:さがみっぱら①中央区 著者:木藤富士夫 刊行日:2023年8月 判型:B5判/ZINE 頁数:176P [状態] 良好です。中面にも書き込みなどはありません。
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ragan028 Paradise Lost / 若生友見
¥800
[内容] 「いちごclub」「気まぐれ仔ねこ」「そばかすバービー」…… 失われたファンシーラブホの名前の数々。90年代の匂いが充満した写真集ZINEです。 『Paradise Lost』というタイトルどおり、すべて失われたラブホテルの名前なのです。 解体されたものも、建物は健在だとしてもリニューアルされたものも。「いちごclub」は「HOTEL ALLURE」に、「気まぐれ仔ねこ」は「Hotel Angelica」に名称変更されています。泡沫文化のブームの変遷はとても興味深い現象なのですが、なかなか文化として記録に残らないので、こういった視点でZINEが出版されるということは嬉しい限りです。 記録には残らなくとも、記憶にはやたら残ってしまう。そんな印象的なラブホ名の数々が掲載されています。 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan028 Paradise Lost 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2020年11月22日 判型:A6文庫判/ZINE 頁数:24P
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ragan003 Girls, Over The Dimensions / 若生友見
¥1,100
[内容] 数あるraganシリーズのなかでも、衝撃的なのが本作です。 ギャルと少女漫画の突然の邂逅……。 90~00年代に青春を過ごした方なら、懐かしさとともに脳裏に焼き付いているのではないでしょうか。ギャル。そして盛り文化。 そして瞳の中に宇宙を飼っているかのような、少女漫画のキラキラの瞳。 ギャルと少女漫画の目力を入れ替えることで起こる、この衝撃は一体何なのでしょうか。筆舌に尽くしがたいものがあります。 福岡に「にわかせんぺい」という垂れ目の仮面の郷土菓子があるのですが、それを思い出してしまいました。 [著者メッセージ] "前回の話題はギャル男の盛り髪でしたが、同時代に繁栄を極めていたのが雑誌「小悪魔ageha」でした。説明不要かもしれませんが、「小悪魔ageha」とは2005年に創刊された日本全国のキャバ嬢をモデル兼ターゲットにした画期的な雑誌です。出版社を変えながら何度かの休刊、復刊を繰り返したのち、現在は年2回の発行になっており、2010年前後の盛りに盛った誌面のテイストを引き継ぎつつ、より洗練された雰囲気になっているようです。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年10月23日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体020」 小悪魔は次元を越える (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2862 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan003 Girls, Over The Dimensions 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:12P
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ragan002 Bookstore Color Chart / 若生友見
¥1,100
[内容] raganシリーズの初期作品、2作目である本書は「文庫本の並んだ棚を色として見る」という視点により切り取られた、新刊&古本書店の棚面の写真集ZINEです。 本棚を色で見る。考えたこともありませんでした。書店界隈では「文脈棚」という内容の関連性で本を並べる方法などがありますが、「背表紙の色で並べる」という発想はたぶんないはずで。(そういうフェアやったら面白いかもしれませんね) 文庫だと偶然色やデザインが揃うというのはありますが、「文脈」を重視して並べると「デザイン」はおざなりになってしまいます。アートブックや写真集を面陳にして、デザイン性の高い見せるための棚にするという方法はあれど、文庫の背色ですからね。そこにデザインを読み取るという視点に脱帽。 この意図しない文庫棚カラーチャートの斬新さはまさに「そんなふうに本棚を見たことがなかった」という視点の斬新さによるものです。 [著者メッセージ] "私の作品のうち、初期の人気作として、書店の文庫の棚を色面として見る「Bookstore Color Chart」というものがあります。 一般的な新本書店だけではなく、古書店でも一応許可を取って撮影し、作品の前半は新本を扱う書店、後半は古書店の棚という構成にしました。 実をいうと、当初はページ数確保のための苦肉の策で古書店での撮影を追加したような気がします。しかしラッキーなことに、新本書店とチェーン古書店の文庫の棚では本の並びが違うのでした。新本書店では出版社ごと、古書店では著者ごとで分類されるうえに、後者はそれぞれ違ったヤケやスレなどの褪色があるため、色味の感じも新本書店とはだいぶ異なっていました。現在はその対比を売りにしています。"(『ROADSIDERS'weekly』2025年02月26日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体034」書店のサーフェス (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2965 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan002 Bookstore Color Chart 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P 特典:スリップ
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ragan004 Comic Stripe / 若生友見
¥1,100
[内容] 最初に表紙を見たときには、なんていい色合いの縞絣の着物の写真集なんだろうと思いました。着物のテキスタイルとは、正統派クラシックすぎてなんだかraganシリーズらしくない…… そう思ってページをめくると、まさかの漫画雑誌の小口の紋様じゃないですか‼ 再生紙は色合いがさまざま。そこがまた絶妙な味ですが、意図せぬ色が織り成すハーモニーはまるで着物。目が慣れてもやはり着物に見えて仕方ない。イリュージョンな逸品です。 [著者メッセージ] "漫画雑誌のモノクロページの紙色やインキ色を決めている人は誰なんだろう、どんなふうに決めているんだろう……と毎月購読していた「りぼん」のページをめくりながら、小学生の私は疑問に思っていました。 ちょうど5月23日(金)放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK総合)で漫画雑誌の紙に色がついている理由を特集していたようなので、ご覧になった方もいるかもしれません。わが家にはテレビがないためネットで検索した知識でいうと、紙に色がついている理由は「インキを抜き切ることができない再生紙の黒ずみを感じさせないため」ということになるようです。 私の疑問である「誰が、どんなふうに」という疑問はいまだ解消されてはいないのですが、この幼少期からの疑問を元にこういった作品を制作しました。"(『ROADSIDERS'weekly』2025年05月28日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体040」マンガの地層 (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=3047 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan004 Comic Stripe 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2010年7月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:カード
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ragan027 COVER BOYS / 若生友見
¥1,100
[内容] raganシリーズ27作品目。「カバーボーイズ」の写真集です。 なんでしょう、この既視感。コンビニの雑誌コーナーで目が合う、メンズアイドル誌。イケメンがいなくなり、シルエットだけが残ったら……。一体何が残るんでしょうね。 かっこいいとはどういうことか、真剣に考えさせられてしまいました。顔でも、表情でも、筋肉でも、服装でもない。男性でも女性でも、アイドルに求めるものはコードなんじゃないかとか。人は見た目が9割というけど、その見た目というのはかなりシルエットに依存しているんじゃないかとか。 カバーボーイズへのインタビューも非常に「っぽく」って、再現度の高いユーモラスな仕上がりになっています。 [著者メッセージ] "みなさんには何度見ても顔が覚えられない人はいませんか? 私は今ではそうでもないのですが、昔は速水もこみち氏の顔がモヤがかかったようにぼんやりとしか認識できずにいました。 しかし、ぼんやりとしか認識できないということは、その余白に自分の理想を投影できるとも言えるのではないか? 顔にボカシがかかったアイドルこそ究極のアイドルなのではないか……なんてことを考えていたことがあります。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年12月11日 配信号 収録 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体026」完璧で究極のミディアムグレー (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2901 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan027 COVER BOYS 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2019年7月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:30P 特典:チェキ
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ragan026 wipeout / 若生友見
¥800
[内容] 「表紙の登場人物がレモンを持っている」でお馴染みのテレビガイド誌『ザテレビジョン』。そして「丸善で檸檬を爆破させる」でお馴染みの梶井基次郎の小説『檸檬』。 レモンで紡がれた見事なマッシュアップ作品です。 著者の制作のモチベとなった「全国各地の書店に並ぶ『ザテレビジョン』が一斉に爆発する」という妄想力に感服! [著者メッセージ] "2019年に製作した「ragan No.026 wipe out」は梶井基次郎の『檸檬』を使用した文庫サイズの作品です。 イラストを中心としながら、文庫本として成り立つようレイアウトしています。『檸檬』は著作権が切れた作品のため全文引用しています。 私は修士時代に大学近くの書店でアルバイトをしていました。レジでヒマなときにしていた妄想というのが、「全国各地の書店に並ぶ『ザテレビジョン』が一斉に爆発する」というものでした。 これは表紙を飾るタレントが(ほぼ)必ずレモンを持っている雑誌『ザテレビジョン』と、梶井基次郎の著作『檸檬』のラストシーンの妄想を合体させたものです。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年08月07日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体009」レモンエロウの企み (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2784 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan026 wipeout 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2019年7月12日 判型:A6文庫判/ZINE 頁数:24P
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ragan035 Brush Up/ 若生友見
¥1,100
[内容] 毎朝、毎晩、見かけるその姿。洗面台の棚に置いてある歯ブラシ。しかし、まったく「見て」いないことに気づかされました。見ないで手に取り、見ないで口に突っ込んでいますね。 習慣というのは、いかに見ずともできること、意識に上らせずにこなせることなのかと。 この歯ブラシの写真集を見て、私はいま自分の家にある歯磨きのフォルムをまったく思い出せないことに愕然としました。白い電動歯ブラシ。それ以外の細部が一切抜け落ちています。 グリップの感じ、山ぎりカットなのかどうか、白以外に挿し色はあるのか。毎日見ているのに、見ていないものの世界は豊潤で、どうしてこんなに美しいものを「見ず」に生活しているのだろうなと思わされます。 [著者メッセージ] "制作を続けている以上、どうしてもネタはかぶります。念のため作品を作る前にネタかぶりがないかザッと検索してみるのですが、近年はもう「アプローチが違えばかぶってもべつにいい」と開き直っています(アプローチまで近いと、さすがに考え直す必要がありますが……)。今回ご紹介するのは先日の文学フリマ東京40に出した最新作であり、ネタかぶりで一旦ボツにしかけたものの、諦めきれずに復活させた作品です。"(『ROADSIDERS'weekly』2025年05月14日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体039」ブラッシュアップ! (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=3033 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan035 Brush Up 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2025年5月11日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:歯磨き粉
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ragan018 Blue Films/ 若生友見
¥1,100
[内容] 15年も続くraganワークスの中でも、注目したいのは一連のプラスチックお弁当シリーズです。(私が勝手にそう呼んでいるのですが)キャラ弁しかり、お弁当に対する「可愛く見せたい」「きちんと飾ってあげたい」という欲求は、人間の三大欲求を凌ぐ勢いで勢力を増している気がします。 寿司などに入っているプラスチックの笹(バラン)に注目した「019 Glassland On The Table」、まるで漆器の工芸品のような高級感をまとうプラスチック皿の「020 japanise」に先行して制作された本書は、昔よく仕出し弁当を包んでいた水玉模様の「ポリ風呂敷」が主役です。 なんで水玉なんでしょうね。お弁当と水玉風呂敷。寿司ケータリングと水玉風呂敷。「手術台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会いのように美しい」に寄せて言えば、「芝生の上の仕出し弁当と水玉風呂敷の偶然の出会いのように美しい」でしょうか。 [著者メッセージ] "あんなに暑かった夏が急に終わり、行楽の季節になってきましたね。お弁当を持ってどこかに行く計画を立てている人もいるのではないでしょうか。 最近はあまり見なくなりましたが、昔は仕出し弁当といえばポリビニール製の風呂敷に包まれていたものでした。 私にとって一番なじみがあるのは青い透明ビニールに白い水玉模様のものです。子どもの頃、首のあたりで結んでマントにして遊んでいた記憶があります。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年10月02日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体017」嗚呼、みずいろの雨 (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2837 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan018 Blue Films 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2014年9月19日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:20P 特典:ポリ風呂敷
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ragan020 Japanise / 若生友見
¥1,100
[内容] 漆器の工芸品でしょうか。日本の伝統工芸が誇る雅やかな装いですね。 そんな風に"空目"してしまいませんでしたか? でもよくよく見るとなんだか親近感が湧いてきます。 そうなんです。ごはんをつくっている暇もない多忙な現代人の強力な助っ人、近所のスーパーのお惣菜コーナーなどでよく見かけるプラスチックのお皿です。 嗚呼。なんでこんなに無駄に豪華なんでしょう。きっと1皿500円ぐらいで、値引きシールすら貼られているかもしれません。それなのに圧巻の美。 いやはや日本の伝統工芸の底力を感じました。 [著者メッセージ] 私は2009年度の大学の卒業制作から「ragan」シリーズとして、1冊につき1つのテーマで本の形態の作品を作っています。現在30作を超えているのですが、自分も気に入っているし周囲からのウケもいい「名作」というものがたまに誕生するものです。その1つが2014年制作、No.020のjapanaiseです。(『ROADSIDERS'weekly』2024年06月05日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で無料公開中 「新連載!デザインの世間体 (写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2726 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan020 Japanise 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2014年9月19日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P 特典:割り箸
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ragan019 Glassland On The Table / 若生友見
¥1,100
[内容] やはり緑というものには、心を癒されますね。「目が疲れたら遠くの緑を見ろ」だなんて申しますが、たまにはこうして近くの緑をじ~っと見てみるのもよろしいものです。 はい。というわけで、お寿司やお弁当のパックに入っている人工の笹です。「バラン」という名前のあなたたちが一堂に会しているのを見たのは始めてだったので、ちょっとドキドキしてしまいましたよ。 [著者メッセージ] "昔からあるものだけれど、ここ10年くらいで広く名前が認知されたもののひとつに「(人造)バラン」があると思います。 プラスチック製ならではの軽薄なたたずまいとビビッドなカラー、用途が醸し出す味わいのせいか、ポップな図案として扱われることも。 由来を調べてみると、バランは元々、ハラン(葉蘭)という植物の葉を飾り切りにしたものでした。ハランには殺菌効果があるため、お弁当などの仕切りに使われるようになったそうです。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年07月24日 配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体008」草迷宮 (写真・文:若生友見) https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2775 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan019 Glassland On The Table 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2014年9月19日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P
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ragan034 Grass of Water / 若生友見
¥1,100
[内容] ある種の狂気すら感じるraganbooksシリーズのなかでは、ポップで可愛らしい本作。熱帯魚なんかが泳いでいる水槽の下に、カラフルに揺れている水中の植物たちの写真集かと思っていると…… 人工水草というアクアリウム商品で、盆栽を嗜まれていました……‼ アクアリウム界の主役はもちろん熱帯魚やらカエルやらの美しい生き物たちですが、人工水草というモブ(=脇役/引き立て役)を主役に据えた素晴らしいお手並みです。 [著者メッセージ] 今回はPABF2024に合わせて制作した最新作をご紹介します。 私は水族館が好きです。展示されている生き物にも興味があるのですが、水槽内の装飾に趣向を凝らしている場合が多く見逃せません。 水族館の凝った水槽というと、カラフルなライトで魚やクラゲを照らす演出はどこの水族館でもよく見られるようになりました。そういった演出に対しては、水槽の中の生き物たちに負担がかかってなければいいなあ……と思うのみで、あまり興味はありません(そういうものを好む人間のほうに興味はあります)。(『ROADSIDERS'weekly』2024年12月18日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体027 アクアの花道、ネオン節(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2911 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan034 Grass of Water 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2024年11月30日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:16P
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ragan029 Blooming Street / 若生友見
¥1,100
[内容] 「肩と肩がぶつかり合うぐらいの人混みでね、そりゃあ景気がよかったもんだよ」商店街の取材をしていた頃に、往時の盛況ぶりを語ってくれた町の人たちの言葉です。その町を代表する駅前のアーケード街などでよく聞かれました。 町の語り草になっている商店街ですが、今ではネットショップや郊外型ショッピングモールなどの隆盛によりシャッター街と化してしまう所も多く、さながら昭和の蜃気楼のような遺構となっています。 すべてが色褪せているマボロシのような風景のなかに、色褪せないプラスチックの煌めきを見つけたときの安堵感。当時の活気をビジュアル化して封じ込めたような花飾りが、風に揺れている光景。 時代を祝福するような花道を飾り立てているのは、どうやら「シダレ」という名前の人工花のようです。商店街は便利なショッピングスポットから、詩情を感じさせる舞台へと姿を変えているのかもしれません。 [著者メッセージ] "商店街。 Wikipediaによると「商店街とは、商店が集まっている地区や、商店が建ち並んでいる通りのことをいう。また、地域の商店主の集まりを指す場合もある。」と、かなりざっくりと定義されています。記事内では渋谷の公園通りやラフォーレ原宿周辺まで商店街の範疇に含まれているようです……ということは銀座も例外ではないでしょう。 でも、心理的に銀座を「商店街」と呼ぶことに抵抗感がある人は多いのではないでしょうか。それなのに「銀座」と名のつく商店街(あるいは飲屋街)は日本各地に無数にあるのはおもしろい事実です。 さて、今回の本題は商店街そのものではなく、商店街にありがちなこれです。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年09月04日配信号より) ☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中 「デザインの世間体013 狂い咲きショッピングストリート(写真・文:若生友見)」 https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2812 [シリーズ概念] 色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。 「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。 さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。 選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。 [著者プロフィール] 若生友見 わこう・ともみ 1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。 都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟ 裸眼の挑戦——若生友見とragan books https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559 [書誌情報] タイトル:ragan029 Blooming Street 著者:若生友見 出版社:raganbooks 刊行日:2021年11月23日 判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE 頁数:@P 特典:シダレ2枚