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八画文化会館vol.8 特集:商店街ノスタルジア / 八画出版部
¥1,980
[内容] 八画文化会館を立ち上げて10年になりました。気づけば2010年の創刊準備段階からぶらぶら歩いてきた編集部の商店街散歩記録がたまっていたので、今号は商店街特集です。文字、銘都、団地、パチンコ、廃墟、美容院など独自の切り口で町歩きをしている愛好家仲間にも協力してもらいました。それぞれ別の対象を追いかけていても、商店街に寄せる関心は熱く「すべての道は商店街に通じている」んじゃないかとさえ思えてきます。 商店街は、昭和時代の買い物様式を後世に伝える遺跡です。地域の生活を支えた日常遺産であるとともに、街の中央に輝く都市の象徴でもありました。商店街は「道」であり「街」だったのです。また、どこも似ていることも商店街の注目すべき点です。「すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である」と異国の文豪が言ったように、商店街は幸せの象徴だったのかもしれません。しかしどの土地にもある「ありふれた場所」に目を凝らし細部まで観察してみると、多くの人々の記憶が堆積した唯一無二の場所だと感じられます。 それぞれの土地にノスタルジアが掻き立てられる原風景のような商店街がありましたが、「道」、「物」、「人」の流れの変化により衰退が危惧されています。人々の想い出が集積された愛着のある場所が、抜け殻のように風化した町並み。商店街がなくなると町の匂いが消え、歓楽街がなくなると町の灯が消えてしまいます。どの土地であっても「ここにいてよかった」と小さな幸せを感じさせてくれる商店街の灯りが、この先少しでも多く残っていますように。 (編集のことばより) [目次] ◎巻頭グラビア ◎編集部対談 商店街鑑賞のススメ Special guest松村大輔 ◎ノスタルジア備忘録 酒井竜次 ◎都市秘境マーケット 戦後の原風景をとどめる市場10選 ◎全国銘商店散策 forestbk ◎団地商店街の歩き方 チーム4.5畳 ◎商店街パチンコ鑑賞 栄華 ◎12人に聞きました!マイフェイバリット商店街 ◎失われゆくレトロピアの記録 柳ケ瀬商店街高島屋南地区 TEAM酷道よごれん ◎不思議な商店街パトロール調査 ◎コラム&エッセイ 「商店街に寄り添って暮らす理想の生活」を妄想する(玉置標本)/商店街を歩く理由「焦点を外に」(終末オトナ遠足 エロ司)/対立から共存の時代へ「商店街と大型店」(Jp-Super)/シャッターの向こう側。(高橋さよ)/商店街の本屋 いつもの朝(ブックスルーエ花本武) ◎国際ニュータカギ会館「追憶の徳島しんまち界隈」(高木壮太) [執筆者] 酒井竜次/石川春菜/松村大輔/forestbk/チーム4.5畳 けんちん・UC・tamazo/栄華/タケムラナオヤ/道民の人/ムサシノ工務店/藤本健太郎/村田あやこ/三文字昌也/内海皓平/Towers/碍子系/ケブカグラフィックス/ふゅーりー/TEAM酷道 よごれん/玉置標本/終末オトナ遠足 エロ司/JP-Super/高橋さよ/ブックスルーエ 花本武/高木壮太 [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.8 特集:商店街ノスタルジア 著者:石川春菜、酒井竜次 出版社:八画出版部 刊行日:2020年7月 判型:B5変型(182mm×242mm) 頁数:96P
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八画文化会館vol.9 最終特集:商店綜合型録 / 八画出版部
¥1,980
[内容] 有名観光地じゃなくても日本各地には”銘都”と呼びたい素晴らしい旧市街地がたくさんあって、かつての賑わいの痕跡をあちこちで目にすることができる。駅前の雑居ビルや、商店街のピカピカ輝くアーチ、そして個性的な商店の連なり。装飾テントや看板などの細部にまで工夫が凝らされた商店の外装は、訪問者の目を惹きつけてやまない。軒を連ねた商店のディテールの積み重ねが商店街となり、駅前文化を形成して銘都の賑わいを演出しているのだ。 ひとつひとつの商店こそが旧市街地の賑わいを支えているといっても過言ではないー―。なんて堅苦しい理屈を抜きにしても、個人商店がいい感じなのは旅好きのみんななら頷いてくれると思うんだけど、じゃあ商店の何をどう見たらいいんだろう。 そう思いながら商店を探して知らない町を歩いていた時に、遠くの方に何か店舗があるのが見えた。遠くてはっきりわからなかったけれど、なんとなく美容院じゃないかと思った。でもなんでおぼろげな佇まいだけで特定の業種が思い浮かんだんだろう。「業種ごとに共通のスタイルがあって通行人にすぐに何屋か訴求できるようになっているからだよ」って正論を唱えてしまいそうになったんだけど、ちょっとよく思い出してみてほしい。じゃあその細部を「よく見た」ことってあっただろうか? 「なぜ三本の線があるとコンビニだと思うんだろう?なぜクリーニング店には動物のマスコットが多いんだろう?なぜ薬局の張り紙はおしゃべりなんだろう?」じっくりと見ていくとたくさん疑問が浮かんできて今まで見えてなかったものが見えてくるようになってきた。すごく楽しい。特集するにあたっては、いま記録しないと失われてしまいそうな「昼間に買い物をしたりサービスを受けたりするための個人商店」をメインに据え、昭和の商店文化とは切っても切れない存在のスーパーマーケットはチェーン店も含めて取り上げた。 7年以上かけて撮り集めてきたこれらの商店のなかには消えてしまったものもたくさんある。町の入れ替わりの激しさに思わずため息が出てしまうけど、だからこそまだあるお店は、ただ存在していてくれるだけで充分。ハイペースに移り変わる町並みのなかで、変わらない姿を見せてくれてるだけで尊いから。大きい波に流されずにマイペースに建ってる商店をゆっくり眺めて、束の間でもそこで過ごせたら、それはとてもしあわせな休息。のんびり歩いたって退屈じゃないし、知らないまちの日常圏を見聞すれば自分の町の魅力や独自性に気づくこともできる。 「君のまちにある商店はなんて素敵なんだろなぁ。でも僕のまちにある商店も素敵だったんだなぁ」そんな風にみんなが自分の住んでいる場所の魅力に気づく、ひとつの視点になれたら望外の喜びだ。(編集のことばより) [目次] ◎巻頭グラビア ◎商店綜合型録 理美容院・クリーニング店・メガネ店・電気店・薬局・スーパーマーケット (松村大輔・碍子系・JP-SUPER・酒井竜次・石川春菜) ◎ピンポイント鑑賞FILE ◎商店を見るならこんなふうに。 おもしろ過ぎて気が散っちゃうよ。(ビロくん) 欲しくなる外装探してます。(卒業生代表) 装飾テントが効いてるね。(内海慶一) やってるかい?渋い町並みで右左(武部将治) 営業時間外に宿る美しさを求めて(だみあん君) 地下街の矢印に誘われてみる。(Towers) ◎座談会「商店文字の話をしよう」藤本健太郎・松村大輔 ◎緊急ルポ「商店と新型コロナ」鹿取茂雄 ◎国際ニュータカギ会館「楽器屋・レコード屋・本屋・模型屋つれづれ」高木壮太 [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.9 最終特集:商店綜合型録 出版社:八画出版部 刊行日:2022年6月 判型:B5変型判/ZINE 頁数:96P
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八画文化会館vol.3 総力特集:終末観光の切り札 廃墟の秘密。/ 八画出版部
¥1,572
2013年刊行。八画文化会館に一貫して流れていた「終末観光」というテーマで、廃墟を巡った特集です。 【内容】 総力特集 :終末観光の切り札 廃墟の秘密。 ◎廃墟終末処理場 乱れネイチャー編/ヒヤリ・ハット編/企業ノベルティ編/お色気サービス編/ラブホ不思議の壁編/謎のメッセージ編 ◎廃墟の秘密。REVIEW 八戸漁連/近未来バイオセンター廃墟/K楽園温泉ホテル/NR閣/和賀川水力発電所跡/K道路沿いの未完円形ホテル/洋館風のT鉄工所/怨念旅館/ボウリング場の皮を被った廃建設会社/愛宕山横穴墓群の産業遺跡/Hスイミングスクール/ホテル大宮/T国際スキー場/かっぱ風呂ホテル/下の茗温泉旅館/産地最大!巨大繊維工場/公営Kウォーターパーク/湖畔のグランドホテル/大塩温泉のホテル廃墟/八丈Oリゾート/八丈島の南国廃ホテル/八丈島国際Kホテル/ブロックアート/野趣溢れる南国ロイヤルホテル/なまこ壁の廃ホテル/高原の廃ゲームランド/あじさいの宿/Pランドプール/蒲郡市の小さな廃観光旅館/地場産業のN工業/S発電所/近未来の遊園地ロープウェイ/森で隔離された廃結核病院/麻耶観光ホテル/水没ペンション村/アクア小与島/Y温泉ストリップ劇場/森に埋まった廃遊園地/石膏像の廃校/建て増しM荘/国民宿舎A山荘/スカイレスト・ニュー室戸/屋島山頂駅/龍宮城/イジメもやまる日本発祥の地/小豆島大孔雀園/Dリゾート小豆島/M荘/R山S院/山口秘宝館/亀崎海上ホテル/志高ロープウェイ/無人島の真珠養殖場/H共和国/ヒートゥ島の水族館レストラン/H発電所/安慶名琉映館/軍艦島 ◎編集部対談 終末にこんがらがって、廃墟へ。 ◎廃墟マニア対談 廃墟の秘密。O氏とS氏の場合 (スペシャルゲスト 鬼束7段) ◎EPILOGUE すべての終末観光は自由をめざす ◎本編アウトテイク写真集 ◎本編未発表写真集 FEATURE WAITING FOR THE 終末観光 ワールドオートバイサーカス/足摺海底館/首里劇場/魚津ステーションデパート/回転展望喫茶店手柄ポート/POT HALL(旧・吉田南光園)/マルカンデパート大展望大食堂/八戸ボウリングセンター/津山農協会館 REGULAR 毎度おなじみ ◎ミステリーパトロール (有)中遠ソーラー普及所/富士設計/白金消防団詰所/早吸日女神社/馬渕工業/桃太郎神社/かつらの総合メーカー司屋/ホイールの家/かなやま人の村/お食事処 腹いっぱい/アサヒ薬局/岩保木水門 ◎ローカル三行はみだし情報 COLUMN スペシャルライターによるおもしろいコラム ◎高木壮太「徳島の性教育食堂」 ◎藤井佳之「別子飴」 ◎香山哲「TDL跡地」 CULTURE ブックレビュー ◎花本武・松岡千恵「BOOKSTORE BACKYARD REVIEWすべての終末本は書店のバックヤードに流れ着く」 and more...... [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.3 総力特集:終末観光の切り札 廃墟の秘密。 編集者:酒井竜次・石川春菜 出版社:八画出版部 刊行日:2013年8月 判型:A4変型判 頁数:113P
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八画文化会館叢書vol.07 矛盾不純 八画文化会館OFFICIAL FAN BOOK / 石川春菜・小磯竜也
¥1,100
[内容] 2010年5月に活動を開始した八画文化会館が6年目の、まったく節目の年ではない時期に出版した恥ずかしいファンブックです。 編集部の取材記録の中から厳選して、路上からはみ出しているSEX、ニセモノ、交通安全の写真を中心に構成したアートブックを小磯竜也の斬新なアートワークスでお届けします。 作文につきましては、編集長の石川が矛盾や不純を抱えながら本をつくってきた制作の裏側について書きました。 [目次] 第1章 AVメーカー事務所の片隅から 新宿のはずれ、大久保の雑居ビルにて 気鋭のイラストレーター小磯竜也との出会い 自由の矛盾と金儲けの不純 第2章 28歳、私「あっち側」へ行ってきます 酒井竜次の4年ごとに負けるストーリー ジュンク堂新宿店「ふるさとの棚」の無責任編集 『愛知県漂流』に揺さぶられて 赤信号を渡って『八画文化会館』に向かう 第3章 私の答えはただひとつ、続けること。 「ない」ものを数えて「ある」ものまで失くす毎日 とにかく続けること 解説 山内哲也 [書誌情報] タイトル:八画文化会館叢書vol.07 矛盾不純 八画文化会館OFFICIAL FAN BOOK 著者:石川春菜・小磯竜也 出版社:八画出版部 刊行日:2016年8月 判型:A5判 頁数:32P
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八画文化会館叢書vol.09 Electric Bath Handbook電気風呂御案内200 / けんちん
¥1,100
[内容] 前代未聞の電気風呂ハンドブックの登場! 銭湯のなかでも、ちょっと怖くて近寄りがたいイメージのある電気風呂。 でも勇気を出して一歩足を踏み入れば、そこはまさに未体験の極楽ゾーンが広がっています。電気風呂をこよなく愛し、関西・関東を中心に電気風呂を探し歩いているけんちん氏による前代未聞の電気風呂ハンドブックの登場です。 「四天王」「極楽」「地獄」「湯治」「湯めぐり」の5つのカテゴリ別に全32物件詳細レビューをはじめ、老舗電気風呂メーカーの小西電機インタビューや、イラスト図解で電気風呂の入り方もわかりやすく解説。 さらに巻末には電気風呂の強弱を5段階で表した「電気風呂パワー」とコメント付きの200物件INDEXもついて実用性バッチリ。この1冊で今日からあなたも電気風呂巡りができるようになること間違いなし。 [目次] ◎電気風呂 四天王 竹の湯/そしがや温泉21/昆陽温泉/ヘルシー温泉タテバ ◎極楽電気風呂 大黒湯/灘温泉水道筋店/月見湯温泉/千鳥温泉/アクアガーデン栄湯/サウナの梅湯/第三玉の湯 ◎地獄電気風呂 萬歳湯/栄町温泉/野崎浴場/朝日温泉/第二宝湯/大栄湯/八幡湯 ◎湯治電気風呂 湯処あべの橋/日之出温泉/大星湯/六甲おとめ塚温泉/武蔵小山温泉 清水湯/中延記念湯/辰巳湯 ◎湯めぐり電気風呂 大門湯/人蔘湯/ぽかぽか温泉/喜楽湯/千鳥湯/船岡温泉/福美湯 ◎電気風呂Q&A ◎電浴の心得 ◎電気風呂メーカーインタビュー ◎電気風呂INDEX 200 ◎解説 JP-Super [執筆者] 1980年大阪府交野市生まれ。電気風呂鑑定士。団地ソムリエ。団地好きが高じ、新聞・雑誌・Webメディアへの団地関連の寄稿多数。人生の中で得することを色々な人とシェアするのが生きがい。『珍スポット』クラスタの《金原みわ》、『廃墟』クラスタの《だみあん君》と共に大阪此花千鳥橋にあるイベントスペース『PORT』にて異業種趣味交流イベント『別世界Bar』を毎月開催。 所属:団地愛好家集団チーム4.5畳/銭湯電気保養協会/ドムドム連合協会/日本サぱ協会/別世界Barクルー/BOWLING No.9(トランペット担当) X:@kenchin [書誌情報] タイトル: 著者:けんちん 出版社:hoka books 刊行日:2019年2月6日 判型:A5判 頁数:32P
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八画文化会館叢書vol.08 MYSTERY RUINS ふしぎな廃人形の世界 / ポンチハンター
¥1,100
[内容] ようこそ謎と怪奇の廃人形ショウへ―― 廃墟や路上で朽ちた人形には、現役スポットの人形にはないユーモラスで不思議な味わいが宿ることがある。ポンチハンター氏が切り取る廃墟の世界は、経年劣化や、人為的なイタズラ、自然による変化で意図しないユーモアが出現したときに冴えわたる。 ヒザカックンされたときのような、なんともいえない脱力感に満ちたシュールな空間。何度見ても笑ってしまう、生きたことはないはずの人形たちのふるまい。人間よりも人間味あふれる廃人形たちに、魅惑の世界へと誘われる。 そこには人間的なユーモアと、ちょっとしたお色気と毒が混ざり合っている。 廃墟を美しいだけの芸術的な被写体としてではなく、煽り立てるだけの心霊スポットでもなく、産業遺産として保護対象に変えてしまうのでもない。既存の態度とは一線を画した独自の廃墟へのまなざしと楽しみ方がある――。 [目次] 謎と怪奇の廃人形ショウ/倒れゆく廃人形たち/ふしぎな廃人形があの世とこの世を繋ぐ/闇に浮かぶ生首がきみを襲う/顔のないロボットの反乱/逃げまどう人形たちの足音が聞こえてくる/廃墟に隠されたタブー 廃人形セレクション30 著者インタビュー「ふしぎな廃人形と出会う」 解説 小嶋独観 [執筆者] 廃墟&珍スポ愛好家。小さい頃から廃墟や珍スポが好きという変わった子どもだったので、高校時代にバイクの免許を取ると当然のように廃墟&珍スポ巡りを始める。その後、四輪の免許を取得し活動範囲を拡大。インターネットで情報を集めやすくなったことも後押しして、今では日本全国の廃墟&珍スポを訪ね歩いている。1989年の大滝ランド訪問で廃墟の人形の魅力に開眼。廃墟に残る人形情報の収集に余念がない毎日を送っている。 「ポンチハンター2.0」 http://punchhunter2.exblog.jp [書誌情報] タイトル:八画文化会館叢書vol.08 MYSTERY RUINS ふしぎな廃人形の世界 編者:ポンチハンター 出版社:八画出版部 刊行日:2019年2月 判型:A5判 頁数:32P
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八画文化会館叢書vol.04 公園手帖2 キノコ公園 / とよ田キノ子
¥1,100
[内容] 八画文化会館叢書の4作目としてリリースされた本書。可愛らしさと独特のとぼけた感じを併せ持つ「キノコ公園」のフォトブックです。全国各地で採集された42のキノコ公園を、美しい写真でお届けします。 「世の中には、キノコ型の遊具やシェルター(東屋)、テーブルなどが設置されている公園がある。日常に少しだけ添えられたファンタジー。人はそれを「キノコ公園」と呼ばずにはいられないのである」(前文より) [目次] ◎なぜそこにキノコがあるんだろう 軽井沢銀座パーキング/岡谷市営 内山霊園/京都府立植物園 きのこ文庫/おかざき世界子ども美術博物館「妖精の棲む浮かぶ島」/ワンハッピープラザ跡/そごう横浜店 屋上「太陽の広場」/こんなところにもキノコがありました ◎キノコと不思議なパートナー イームイ児童公園/ゆうな公園/中野区中央公園/那覇市中央公園/トヨスノコシカケ/まえはら児童公園/まだあるよ きのこと不思議なパートナー ◎公園の中のかわいいキノコ 加家公園「メルヘンの森」/中野区立追分公園/青葉台公園/信州やぶはら高原こだまの森/加賀市中央公園ほか/公園の中のかわいいキノコ見つけた ◎もっとキノコ公園を楽しむために ◎解説 飯沢耕太郎 [書誌情報] タイトル: 著者:とよ田キノ子 出版社:八画出版部 刊行日:2015年8月 判型:A5判 頁数:32P
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Be Independent! 独立日記 本屋への道 #01 / 平沢二拍
¥1,000
[内容] はじめましての方のために、簡単に自己紹介しますね。1982年に東京都の小平市というところに生まれ、都内10ヶ所を転々と引越したのちに、大久保の多国籍タウンに流れ着きました。6年ほどJ堂書店の新宿店に勤めてから転職し、現在は企業内出版部で編集者をしています。書店ではローカル出版&リトルプレスの棚を担当したり、出版部ではへんてこな旅の雑誌をつくっていました。独立系書店でZINEやひとり出版社の本を買ったり、単館映画館でカルト映画を観たり、旅先で知らない人や場所に出会うことが好きです。あとは中学生の頃から憧れていた格闘技を、四十路目前で始めまして、今でもキックボクシングを続けています。 この日記は、ある日、衝動的に始めました。今勤めている会社でつくっていた雑誌が休刊になり「もう本づくりに関われないかもしれない……」そんな不安でいっぱいになったのです。「いつかきっと、自分の出版社と本屋をつくって、生きていくんだ」そう思い続けて、もう何年経ったでしょうか。自分以外の他人の声によって、本をつくらされたり、売れなくなったり……。そんなことにはもうこりごりです。それなら自分でやるしかないなと思い、はじめの一歩を踏み出してみることにしました。 Nuts Book Standという名前は、ナッツってなんかいいなぁと思ってつけました。カシューナッツ、ピーナッツ、クルミ、アーモンド……。様々な姿かたちを想像させてくれる多様性と、いびつなフォルムの愛らしさが気に入っています。調べてみると、英語のスラングでは「~に狂っている、熱狂的な」という意味もあるようです。これまで偏愛本をつくったり集めたりしてきたので、そんなイメージにもぴったりだなと思っています。 ブックスタンドとしたのは、香港を旅した時に見かけた、ストリートに溶け込んだ雑誌の売店が、かっこよかったのが脳に焼きついていたからです。扉の写真です。「ちょっと気軽に本でも見てみる?」という感じのラフな本屋さんにしたいなと思っています。出版社としても「本で立つぞ」という志の表明になっています。会社勤めをしながら土日に活動していますが、軌道に乗せて独り立ちしたいです。 本書に収録した日記は2024年12月12日から31日までの、まだ本屋という意識が芽生える前の時期に書いた日記です。この日記を書いていた冬。霧の中にいるようにすべてが曖昧で、自分が何者なのかもわからず、道に迷っているような時期でした。灯りに吸い寄せられるように本屋を訪ねては、大切な言葉をかけてもらいました。 しんどいことがあっても、この独立日記を書いている間は、本屋でいられます。自分の心の声に耳を澄ませて、ひとつずつ慎重に言葉を選び取っていくうちに、自分のやりたいことや感じていることの輪郭が、くっきりとしたかたちに見えてくるようになりました。日々の出来事を重ねていくうちに、ほんの少しずつですが、私は本屋になっていくのだと感じています。 (Intro / Outroより抜粋) [目次] 2024.12.12 将来の現実 2024.12.13 ミッドライフ・クライシス 2024.12.14 手書きから一瞬でテキスト変換してくれるアプリがすごい 2024.12.14 週末に未来時間を始める 2024.12.15 無印良品の本棚で自宅を本屋っぽく 2024.12.16 書くテーマをたぐりよせる 2024.12.17 朝活と日記習慣 2024.12.18 Amazonアソシエイトのツールバーが表示されない夜は。 2024.12.19 会社組織で幸せに働くことはできないのだろうか? 2024.12.20 退職理由は後ろ姿 2024.12.23 もし明日会社を辞めて本屋をやるとしたら? 2024.12.24 本屋の存在意義を考える 2024.12.25 10,000 文字チャレンジやってみた 2024.12.26 どこに本屋を開くのか? 2024.12.27 日記をつけることの効能と反省 2024.12.28 「書きたい」と「読みたい」の調和 2024.12.29 「本屋という商売」から「本屋という生き方」へ 2024.12.30 アメリカに行きたい 2024.12.31 言語化についてのインスタライブ感想 [書誌情報] タイトル:Be Independent! 独立日記 本屋への道 #01 著者:平沢二拍 出版社:Nuts Book Stand 刊行日:2025年4月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:45P
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東京滞在記 / 平沢二拍
¥300
[あらすじ] 東京都下の郊外・小平市に生まれてから42年間ずっと東京暮らし。現在は新宿区在住。そんな東京生まれ東京育ちの私が「旅するように、東京で生活してみた」記録です。2024年4月6日から5月24日までの"旅"の絵日記をお楽しみ下さい。 [収録内容] 高田馬場の老舗イタリア料理で童心に帰る/西新宿の「ソロ山」に登っておひとりさまタイム/日本独自のカレー文化ドライカレーの発祥地/庭を見ながらわんこそばスタイルの珈琲/「グリーンタワービル」が緑色すぎる/都内集合住宅の先駆けゲタバキ団地で地元民パスタ/PARCOの屋上で田我流に揺れる/中央線カオスが煮詰まった高円寺の濃い本屋たち/昭和産のネオ日本食な洋食とノスタルジー定食/代官山の名建築ヒルサイドテラスでエッセイを読む/リーズナブルだけどチープでない宝石みたいなケーキ/多すぎるのに居心地いい国分寺の"過剰店"/多摩モノレールでメルヘンバブルな多摩センターへ/神保町の老舗喫茶店/ペッパーくんが踊り狂うディストピアの新風景/アメリカ映画みたいな箱中華をフードコートで [収録スポット] ◎たべる タベルナ/ソロ山/カフェハイチ 新宿センタービル店/麻布台ヒルズカフェ/ティーサロン ピカケ/デニーズ新宿中央公園店/Trattoria Matsumoto/THE CITY BAKERY吉祥寺パルコ店/ブルースカイコーヒ―/STARBUCSキラリナ京王吉祥寺店/洋食の店 クロンボ/CITY Coffee/定食ヤシロ/レストランチャモロ/ヒルサイドカフェ/桜丘カフェ/近江屋洋菓子店/フジランチ/胡桃堂喫茶店/ほんやら洞/キッチンカロリー本店/ミロンガ・ヌオーバ/喫茶トお酒 襤褸 ボロ ◎あそぶ・みる 麻布台ヒルズ スカイロビー/増上寺/芝公園/新宿グリーンタワービル/戸山ハイツ/M&M 吉祥寺PARCO/多摩都市モノレール線/パルテノン多摩/丘の上パティオ/元鶴谷洋服店/東急プラザ渋谷/Pepper PARLOR/PANDA EXPRESS/MIYASHITA PRAK ◎よむ 文禄堂 高円寺店/タタbookshop/gallery/古書サンカクヤマ/古書十五時の犬/そぞろ書房/Space Utility TOKYO/代官山蔦屋書店/早春書店/Flying Books [書誌情報] タイトル:東京滞在記 著者:平沢二拍 出版社:NutsBookStand 刊行日:2025年2月23日 判型:A5判/ZINE 頁数:15P [特典] 自己紹介ZINE「本屋紹介紙片 Nuts Book Stand Store Introduction」も一緒にお届けします!
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八画文化会館vol.7 偏愛特集:I love Pachinko Hall パチンコホールが大好き!! / 栄華
¥1,980
SOLD OUT
[内容] 不定期刊行マガジン第7弾は「パチンコホール」特集! 娯楽の殿堂の面影を残したオールドスクールなパチンコホールに焦点を当てた、丸ごと1冊「パチンコホールが大好き」特別号! 監修は2,300軒もの店舗を巡り歩いて記録を撮り、パチンコ一筋の人生を送っているパチンコライターの栄華さん。 2015年に知り合ってから交流を重ねていくにつれ、彼女のパチンコに対する思想や活動に共鳴し、足掛け5年かけて制作した渾身の特集です。 「パチンコ店は下に見ていいという、固定化された眼差しを解放したい」と栄華さんは言います。軽蔑や無関心により見えなくなっている、パチンコホールの美しさや独自の存在感に光を当てることが、本特集の意義です。 パチンコホールは、日本独特の町を構成する重要なエレメント。今までパチンコ店が視界に入らなかった人に少しでも興味を持ってもらえるように、また誤解や偏見が解けるよう誌面作りに励みました。本特集がパチンコ文化の裾野を広げるきっかけになることを願っています。(編集のことばより) [目次] ◎巻頭グラビア パチンコホールの「発見」 ◎公開対談 パチンコホール鑑賞は路上観察になるか!? ◎栄華流 ホール鑑賞入門 これでわかる大解説!パチンコホール徹底解剖! ◎パチンコホール ディテール図鑑 各部の名称と鑑賞方法を覚えよう! ◎魅惑のホール7選 ◎観光遊戯場7選 ◎岐阜レトロミュージアム所蔵7つの逸品! 美しい盤面秘蔵コレクション ◎マッチラベル・センター役物コレクション ◎コラム&エッセイ PACHINKO INTERVIEW パチンコライター 栄華 ◎転用ホール図鑑 パチンコホールの輪廻転生を徹底研究‼ ◎パチンコホールのサービス七不思議 ◎パチンコホールのトイレ研究所 ◎パチンコホール奇抜建築論 ◎青森2泊3日 旅打ちdiary ◎パチンコ実機コレクター・広瀬恭士と「部屋」 ◎女性がパチンコ店を営むという事 ◎廃業ホールにパチンコ台が無い理由 ◎開発と規制の70年史(神保美佳) ◎ぱちんこの未来予測(POKKA吉田) ◎国際ニュータカギ会館「パチンコ屋の追憶」(高木壮太) [参加メンバー] 栄華/酒井竜次/松村大輔/TEAM酷道 よごれん/チーム4.5畳 けんちん/日本給水党 UC/終末トラベラー 逢根あまみ/岐阜レトロミュージアム館長 杉本勇治/POKKA吉田/神保美佳/高木壮太 [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.7 偏愛特集:I love Pachinko Hall パチンコホールが大好き!! 出版社:八画出版部 刊行日:2019年3月 判型:B5変型判/ZINE 頁数:96P