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【再入荷】ちいさな本屋のはじめかた / マイペース書店
¥600
[内容] 今まさに欲しかった! 本書は痒い所に手が届く、シェア型書店のガイドブックZINEです。 本好きなら一度は憧れる「本屋さんになりたい!」という夢。開業に踏み切るのにはお金も勇気もいりますが、シェア型の棚主なら始めやすくて辞めやすいのです。夢のマイホームが無理なら賃貸マンション、みたいな感じかもしれません。期間限定&月額で間借り本屋が始められます。 将来本屋になりたい人が、まずはシェア型書店で練習するというのもありですし、開業はしないけれども本を趣味として売って本好き同士で交流したいという欲求にも応えてくれます。本好きが嵩じて本を売りたい人たちのニーズを満たしてくれるシェア型書店。その現役棚主さんたちが教えてくれる、棚作りの秘訣と楽しみ方です。 巻頭は埼玉県熊谷市にある〈大原堂〉というシェア型書店を運営されている白根拓実さんのインタビューから。 そして「棚主への道」では、入居のメリット・デメリット比較、お金事情、本の仕入れ方、テーマの決め方などを具体的に教えてくれます。 その他にもマイペース書店さんのインタビュー「現役棚主さんに聞く!」や、全国各地5軒のシェア型書店を紹介してくれる「シェア型書店PICK UP」などのコンテンツも。様々な角度から「棚主になりたいけどどうしたらいいの?」というお悩みに答えてくれます。 小さな書店への最初の1歩を踏み出すための1冊です。同志たちへ、ぜひ! [目次] シェア型書店のススメ シェア型書店店主に聞く!大原堂編 棚主への道 現役棚主さんに聞く! シェア型書店PICK UP [書誌情報] タイトル:ちいさな本屋のはじめかた 出版社:マイペース書店 刊行日:2024年3月10日 判型:A5判/ZINE 頁数:18P
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夫が脱サラしてシェア型書店やりたいってよ / ふかざわみどり
¥1,000
[内容] 「人生は一度きりなのに、なぜこんなに自分を抑えて生きてしまうんだろう。」 夫が放った一言で「パートと子育てに奮闘する、ごくごく普通のアラサー主婦」の生活が一変! 2024年4月にオープンした東京・祐天寺のシェア型書店〈NoDo_〉の開業記録です。シェア型書店をやりたいと言ったのは夫、それを一番近くで見つめつつ、手伝いつつ、妊娠&出産もして、上の子の送り迎えなどもしながら(!!)サポートしたのは妻。そしてこれを書いているのも妻。という面白い構造の開業記ZINEです! 店主妻のみどりさんのキャラがおもろいので直接お話ししているかのように読んでしまいますし、何よりお店に行きたくなると思いますのでぜひお店にも遊びに行ってみて下さい。 [店舗情報] シェア型書店〈NoDo_〉 https://nodobooks.com/ 〒152-0001 東京都目黒区中央町2-3−8 [書誌情報] タイトル:夫が脱サラしてシェア型書店やりたいってよ 著者:ふかざわみどり 刊行日:2025年1月11日 判型:A5判/ZINE 頁数:52P
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すべての、白いものたちの / ハン・ガン
¥600
[概要] アジア人女性初のノーベル文学賞受賞者、ハン・ガンの家族の記憶を繋ぐ連作短編集。 生まれて2時間で亡くなった姉。生まれてすぐに死んでしまった最初の娘の記憶を死ぬまで抱えた母。そして、それを語り継ぐ「わたし」。3人の血族の記憶が絡み合う……。 実験的な構成で、あとがきと解説を読んでやっと理解できました。最初は予備知識なしで、小説の持っている文体や空気を味わい、再読して意味を知るという2度読みパターンがおすすめです。 [目次] 1 私 2 彼女 3 すべての、白いものたちの [書誌情報] タイトル:すべての、白いものたちの 著者:ハン・ガン 訳者:斎藤真理子 出版社:河出書房新社 刊行日:2023年2月20日 頁数:200P 判型:文庫判/ソフトカバー ISBN:9784309467733 [状態] A 帯あり良好です
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BEYOND WORKING / TRAIL HEADS
¥3,000
[店主から一言] 2014年創業のトレイルヘッズという会社が出版している新しい働き方のムック。スタートアップなどの成長企業のオフィスを手がけたり、東京都檜原村のキャンプ場「HINOKO TOKYO」の運営により培ったパワーが誌面から滲み出ており、大手出版社からの刊行物とは一線を画した仕上がりに。独立系出版のよさが詰まってます。 コロナ禍を経て、新しい働き方にシフトしつつある2020年代の我々に必要な視座を与えてくれます。読んでさ、マジでワクワクした。こんな働き方もあるんだなって思いました。古くて新しい感じもした。『就職しないで生きるには』の令和版的な! [概要] 「仕事も、暮らしも、遊びも。全部を楽しみながら、シームレスに生きるには。」をテーマに、“働き方”と“生き方”の新たな境界線を探るムック本です。都市と自然を行き来しながら活動するフロントランナーたちのインタビューやロードトリップを通じた考察、地域での働く場づくり、さらに働く場にまつわる年表やブックガイドなど、多彩な視点で新しい働き方を模索する内容です。 [目次] TALK ABOUT WORKING 鼎談:「働く」が溶けていく」 小柴美保(MIDORI.so)×清田直博(Anadromous)×山口陽平(TRAIL HEADS) BACK TO NATURE ロングインタビュー:街を離れて自然の中へ 本間貴裕(SANUファウンダー)/小林宏明(Purveyors代表)/辻井隆行(Jリーグ執行役員・元パタゴニア日本支社長)/青野利光(SPECTATOR発行人・編集長) CARAVAN WORK ロードトリップインタビュー:旅をしながら仕事について考える 小阿瀬直/井上夏子(SNARK)/飯田昭雄(SNOW)/竹内友一(TREE HEADS) CREATING NEW WORK インタビュー:地域で働く場をつくる 清田直博×Village Hinohara/橋本健太郎(SCHEMA)×TATE Lab. MY BEST PHOTOBOOKS 新たな視点をもたらす写真集10選 中矢昌行(写真家)×井手裕介(編集者)×山口陽平 TIMELINE of WORKING / 働く場にまつわる年表・用語集 BOOK GUIDE / もっと自分らしく、気持ちよく生きるための6冊 TRAIL HEADS の旅の写真 [書誌情報] タイトル:BEYOND WORKING 出版社:TRAIL HEADS 刊行日:2024年12月13日 判型:B5変形判/ソフトカバー 頁数:144P [状態] A 状態良好/背表紙上端に若干イタミあり
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街角のホームズ えひめ面白散歩学 / えひめ路上観察友の会
¥800
[店主から一言] 1986年に赤瀬川源平や藤森照信、林丈二らによって結成され一世を風靡した「路上観察学会」。87年に松山で開催された、藤森照信の講演がきっかけでえひめ路上観察友の会が誕生したそうです。 トマソン、見立て、鉢植え物件、レトロ物件、看板表示など、THE・路上観察な視点で愛媛の町歩きレポが会員らにより報告されています。図版も町歩きの視点も豊富で面白いです! [書誌情報] タイトル:街角のホームズ えひめ面白散歩学 著者:えひめ路上観察友の会 出版社:創風社 刊行日:2000年4月1日 頁数:100P 判型:B5判/ソフトカバー ISBN:4915699846 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/カバーにスレあり/通読には支障なし
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東京β 更新され続ける都市の物語 / 速水健朗
¥1,000
[店主から一言] 小説やドラマ、漫画、映画などのフィクションの舞台としてどのように描かれてきたかに基づきながら、東京の各地について考える都市論です。 映画『しとやかな獣』、ドラマ『男女7人夏物語』、小説『ハピネス』『ノルウェイの森』、漫画『3月のライオン』などが言及されていて、タワマン住民や下町家族など東京に住む人間たちを中心に論が展開されていきます。 「フィクション=虚構」から、「都市=現実」を紐解いていく面白い試み! [概要] 2020年東京オリンピックを目前に控え、東京の都市構造が再編され、街の風景・ランドマーク・副都心・交通・メディアなど多角的な視点から「東京の変化」を追う都市論です。湾岸再開発、観光都市化、メディアとランドマークの変遷など、フィクションや映画から読み取る社会的・文化的な風景も織り交ぜながら、都市の現在と未来を提示します。 [目次] 第1章 東京湾岸の日常 家族と高層集合住宅のクロニクル 第2章 副都心の系譜 二つの刑事ドラマから見る副都心の発展 第3章 東京のランドマーク変遷史 東京タワーからスカイツリーへ 第4章 水運都市・東京 水の都江戸と二層レイヤーの都市 第5章 接続点としての新橋 鉄道とテレビ、二つのメディアのステーション 第6章 空の玄関・羽田空港の今昔 観光の時代の始まりと現在 [書誌情報] タイトル:東京β 更新され続ける都市の物語 著者:速水健朗 出版社:筑摩書房 刊行日:2016年4月25日 頁数:253P 判型:B6判/ソフトカバー ISBN:9784480864437 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/帯に破れあり/カバーにスレあり/ボールペンで一部書き込みあり/通読には支障なし
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東京時代 都市の肖像 / 高橋郁男
¥1,000
[店主から一言] "人間や生きものが物のように扱われがちな東京という場所の危うさと、そこで生きる人々の不可思議でひたむきな、哀しい営みの数々をペンとカメラで集めました"そうあとがきの文章にあるように、システマチックで時に哀しい都会の断片が切り取られています。 朝日新聞の連載記事がベースなので、見出しの新聞記事っぽさと報道写真っぽさに、ノスタルジックな不安感を煽られて、説明しづらいんだけどなんかいいんですよね。 「ヤング溶かす白の街 裏通り変えたパルコ文化」「人も馬もゲートイン 読み的中 震える手」「人材の血脈 私がつくる 生の尊厳つづる献血ノート」 みたいな感じで、まるで都市の短歌。 [概要] 『東京時代 都市の肖像』は、1984年に創樹社から刊行された、東京の都市景観・都市生活を写真と文章で捉えた都市文化史的作品です。朝日新聞の東京版に昭和58年10月~59年6月まで、110回に渡って連載された「都市の肖像」をベースに加筆修正されました。 [書籍情報] タイトル:東京時代 都市の肖像 著者:朝日新聞社会部 高橋郁男+写真部 出版社:創樹社 刊行日:1984年12月10日 頁数:270P 判型:B6変形判/ソフトカバー ISBN:9784794301833 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/カバーに汚れあり/経年ヤケあり/通読には支障なし
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モダン・シティふたたび 1920年代の大阪へ / 海野 弘
¥1,000
[店主から一言] 珠玉の都市エッセイです! 平凡社の『太陽』編集長であり、芸術や都市論の名品を多数残した海野弘によるモダン都市大阪のエッセイ集です。各章は場所別に展開されているので、まるで海野さんの話を聞きながら一緒に大阪のあちこちを散歩しているような楽しさ。 長くなりますが、目次を引用しました。読んでもらえば、一緒に歩きたくなると思うから見てって! [概要] 本書は『サンケイ新聞(大阪本社版)』の夕刊1986年10月18日~87年2月9日まで連載されていたものに加筆修正された都市エッセイ集です。現代都市のライフスタイルを築いた1920年代のモダンな面影を探して、80年代中期の大阪を彷徨います。街並・建築・文化の変容や「モダン」を志向する都市空間を、写生するかのように描き出しました。 [目次] 序 / 一九二〇年代の大阪へ 地図1 みなと通・土佐堀通・四ツ橋筋 失われた都市を求めて / 大阪港 みなと通り遊歩 / 一岡ビルディング 電気と都市 / 大阪市交通局・関西電力九条営業所 都市と装飾 / 岩出建設株式会社 古さと新しさと / 宇川病院 教会の風景 / 川口基督教会 大阪カフェー第1号 / 川口のアパートメント 新しい鉄の橋 / 昭和橋 失われた水路 / 大阪市計量検査所 土佐堀ストリート / 山中ビル 玻璃窓とカアテン / 大平ビル 無秩序に大阪 / 山内ビル 未来先取り / 大同生命ビル 大阪のモダン・アート / 京町ビル アール・ヌーヴォー / 中山製鋼所ビル タイル・デコ / 富士電機産業 陽気過ぎる大阪 / 長瀬産業 ニュー・タウン / 大阪屋ビル プラネタリウム / 電気科学館 地図2 船場 西洋と東洋 / 大阪倶楽部 スクール・デコ / 愛日小学校 写真の時代 / つねなりすたじお スペイン風 / ヒサヤ大黒堂玄武会館 グルメの窓 / 北浜清友会館 朝のビル街 / 北浜ビルディング ビルに咲く花 / 大阪証券取引所 都市の獣たち / 北浜野村ビル 大阪都市計画 / 辻学園日本調理師専門学校中之島校 子どもの文化 / 集英小学校 アラベスク / 八木通商 ミッション / 浪花教会 大大阪 / 第一勧業銀行高麗橋支店 モダンガールの家 / 芝川ビル デパート / 三越百貨店大阪店 ファッション時計 / 生駒ビルヂング 平ぶら / 小川香料ビル ガス・リビング / 大阪ガスビル 和洋折衷 / 清水猛商店 木綿と女性 / 綿業会館 レッテルの時代 / 明治屋ビル 大阪洋行 / 内田洋行ビル 新興芸術 / 市田ビル 青いワンピース / 寺田ビル 銀バスと銀行 / 住友船場ビル 新しき雅味 / 京都相互銀行大阪支店 失われた地名 / 原田産業ビル 地図3 心斎橋筋・道頓堀・千日前・新世界 デパート・モダン / そごう百貨店 女性の職場 / 大丸百貨店 キネマと都市 / 松竹座 千日前ラビリンス / 大劇ビル 織田作の路地 / 高島屋東別館 新世界ルナパーク / 新世界国際劇場 映画館の闇 / 新世界グランド 温泉ブーム / パーク温泉 病める都市 / 大阪市大附属病院 大阪バウハウス / 大阪市立工芸高等学校 地図4 上町台地 アパート建築 / 大阪市営下寺町アパート 丘の女学生 / 大阪府立夕陽高校清香会館 聖徳太子と現代 / 大阪赤十字病院 煙の都 / 金甌小学校 ラジオ文化 / 大阪放送会館 ゴー・ストップ / 国民会館 地図5 梅田・天満・堂島・中之島 水都夜景 / 大阪市中央公会堂 サラリーマン河岸 / 大阪ビルヂング 日本のニューヨーク / 中央電気倶楽部 花嫁の学校 / ハッピー・ビル 人工楽園の悲哀 / 宇治電ビル 子どもと都市 / 曾根崎小学校 ターミナル百貨店 / 阪急ビルディング さらば大阪 / 大阪鉄道管理局 [書誌情報] タイトル:モダン・シティふたたび 1920年代の大阪へ 著者:海野 弘 出版社:創元社 刊行日:1987年6月1日 頁数:228P 判型:B6判/ハードカバー ISBN:9784422250052 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/カバーにヨレあり/経年ヤケあり/天・小口にシミあり
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昭和旅行誌 雑誌「旅」を読む / 森正人
¥1,500
[店主から一言] 1924年~2004年まで刊行されていた雑誌「旅」を辿る誌上旅行は、近現代日本の旅行史を紐解く壮大な旅路です。日本でどのように旅が始まり、戦争による中断を経て、高度成長期に大衆化していったかがよくわかります。 6章ではディスカバージャパンや万博が、7章ではテーマパークなどの話題が展開されますが、私の生まれる少し前の旅の様子がわかって、個人的には興味深かったです。 [概要] 大正末期から昭和期にかけて発刊された旅行雑誌「旅」を通して、日本人の旅行意識の変遷を読み解いた1冊。読者・編集者・旅行者の視点から「旅」「観光」がどのように社会に浸透し、またどのような規範や文化を生み出してきたかが丁寧に描かれています。 [目次] 第1章 『旅』の創刊 第2章 観光を啓蒙する、観光で啓蒙する 第3章 戦争による国内旅行統制 第4章 終戦と国内観光の再出発 第5章 多様化する国内観光と海外への一歩 第6章 世界とふるさとを旅する 第7章 昭和の旅の終わり [書誌情報] タイトル:昭和旅行誌 雑誌「旅」を読む 著者:森正人 出版社:中央公論新社 刊行日:2010年12月20日 頁数:278P 判型:B6判/ソフトカバー ISBN:9784120041822 [状態] B 背表紙上端にイタミあり/小口にシミあり/角折れ跡あり/書き込みあり(ボールペン)/通読には支障なし
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都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 / 吉見俊哉
¥800
[店主から一言] 都市論を読んでいると必ずと言っていいほど参考文献にあげられている必読本です。ただちょっと難しいので、先行研究を読まずにバックグラウンドの理解なしにいきなり読むと大変かもしれません。中・上級者向けです。 浅草や銀座から新宿・渋谷へと盛り場や若者文化が移り変わっていく変遷の過程など、本書から得られる知見はたくさんあります。 [概要] 東京の繁華街(浅草・銀座・新宿・渋谷ほか)の社会的・文化的変遷を描いた社会史です。場と人間の関係性に着目し、明治期から戦後を通じて、都市、特に盛り場がどのように「出来事」の舞台となってきたかを鋭く分析します。 [目次] 序章 盛り場へのアプローチ 1章 盛り場研究の系譜 盛り場と民衆娯楽/盛り場とモダン生活/盛り場と都心機能/「盛り場=出来事」研究に向けて 2章 博覧会と盛り場の明治 原型としての博覧会/盛り場におけるまなざしの近代/1870~90年代の都市空間における「開化」の位相 3章 盛り場の1920年代 トポスとしての「浅草」/「浅草」から「銀座」へ/1910~30年代の都市空間における「モダン」の位相 4章 盛り場の1970年代 トポスとしての「新宿」/「新宿」から「渋谷」へ/1960~80年代の都市空間における「ポストモダン」の位相 結章 近代化日本と盛り場の上演 [書誌情報] タイトル:都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史 著者:吉見俊哉 出版社:河出書房新社 刊行日:2008年12月8日 頁数:432P 判型:A6文庫判/ソフトカバー ISBN:9784309409375 [状態] B 背表紙に日焼けあり/小口に汚れあり/角折れ跡あり/背表紙上端にイタミあり
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ホテルの社会史 / 富田昭次
¥600
[店主から一言] ホテル専門誌の編集長を務めた、日本のホテル業界の生き証人である著者が描く昭和のホテル群像はすこぶる面白いです! 真面目な雰囲気の装丁なので、硬めの学術書だと思いますよね?もちろん取材&リサーチ力を活かした丹念な記録でもあるのですが、ホテルをつくってきた人間たちの群像活劇でもあり、まるでドラマのように面白いのです。 ホテルについて詳しく知りたかったので読んだのですが、勉強しようと思っていたところ、思わず泣かされた、そんな本です。(たいへん勉強にもなったので、線引きだらけです、すみません。) [概要] 戦後の接収から高度経済成長期、巨大ホテルの建設、そして地方都市やコンベンションホテルの誕生に至るまで、日本のホテル産業の歩みを実証的に描き出した社会史的研究。進駐軍の接収、財界人の動き、観光政策の変遷などを豊富な事例でたどりながら、ホテルという空間が日本社会の中で果たした役割を考察する。 [目次] 第1章 進駐軍の接収と戦後の復興 接収の瞬間/接収下の運営/復興の萌芽/接収解除 第2章 大物財界人の活躍 堀久作と堤康次郎/五島慶太の遺産/挫折を招いた過剰投資/勝者と敗者/小川栄一と藤田観光/大倉喜七郎の復活 第3章 高度経済成長の下で 二つの意味で和を重んじたホテル/東京の奥座敷・熱海の変容/歴史の町が求めたホテル/異色事業家の夢と野望と/中核都市の目覚め 第4章 巨大ホテルへの挑戦 大阪の発展/帝国ホテルの改築/井上定雄と京王プラザホテル 第5章 新しい市場の創造 拡大路線と海外進出/企業戦士が支えたホテル業界/空港ホテルと下町ホテル/コンベンションホテルの誕生/新しい発想と地方の活況 [書誌情報] タイトル:ホテルの社会史 著者:富田昭次 出版社:青弓社 刊行日:2006年4月14日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:256P ISBN:9784787232568 [状態] C 全体に経年によるヤケあり/本文に蛍光ペンとボールペンでの線引きあり/角に折れあり/通読には支障なし
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煙草おもしろ意外史 / 日本嗜好品アカデミー
¥400
[店主から一言] 「レトロな煙草屋さんを居抜いてZINEを売りたい」という夢があるのですが、そんなことをぼんやり考えていたら、古本屋さんの棚で輝いていた本書と出会いました。 文化史の本って面白いものが多いですが、本書も例外ではなく、煙草嫌いでも楽しく読める、というかむしろ、昨今の煙草迫害モードのなかでこそ読み継ぎたい本でした。 身近すぎて顧みられることがなかったり、社会の悪役だから(パチンコ、アダルト系しかり)陽の目が当たらなかったりする文化を愛好者目線で掘り下げまくってくれる本っていいですよね。私は嫌煙→喫煙→禁煙を経て、現在も吸いませんが非常に興味深く読みました。 煙草だけでなく酒や珈琲など、人間が欲しくなってしまう嗜好品にはやっぱり歴史や文化があるんだなと。特に、考える人にとっての嗜好品「思考と嗜好」の関連についての言及が面白かったです。図版も豊富で楽しいです!いい本だ! [概要] 『煙草おもしろ意外史』は、たばこと社会の交点を歴史・文化・道徳・経済の視点からユーモアと批評を交えて紐解く一冊です。伝来当初の宗教的・社会的非難から喫煙をめぐる規制、嗜好品としての受容と変化、そして現代におけるたばこの意味まで、多様な論点を横断しながら、「たばことは何か」を深く考えさせられる内容となっています。 [目次] 第1章 神との出会い 神話・伝説のたばこ 第2章 他者との出会い たばこは世界をめぐる 第3章 自己との出会い 嗜好品の成立 第4章 たばこ迫害にみる時代風潮 大人になれない大人たちの氾濫 第5章 たばこ この不思議なもの [書誌情報] タイトル:煙草おもしろ意外史 著者:日本嗜好品アカデミー 出版社:文藝春秋 刊行日:2002年9月20日 判型:新書判/ソフトカバー 頁数:221P ISBN:4166602705 [状態] ランク:B カバーにヤケ・スレあり/帯あり
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ドボク・サミット / 武蔵野美術大学出版局
¥700
[店主から一言] 00年代は、ドボク、廃墟、珍スポットなどで沸いてましたよね~。書店の棚にもダムや工場燃え、廃墟写真集などが日に日に増えていっていました。新しいジャンルが誕生する瞬間に立ち会えて、ワクワクしたものです。特に2008年はエポックメイキングな年で、こういった都市鑑賞シーンのニューウェーブが沸点を迎えた1年だったと思います。 この本の元となった「ドボク・サミット」が(確かムサビで)行われたのも2008年でした。初期衝動のような1冊。懐かしさとともに振り返るのもグッド。初見の方には当時の熱を感じて欲しいです。 [概要] 『ドボク・サミット』は、ダム、団地、工場、ジャンクション、鉄塔、水門といった巨大な土木構築物を「鑑賞する」鑑賞者たちが集まり、プレゼンテーションや座談会を通じて「ドボク」の景観性・現在性・未来性を語る1冊です。風景として見落とされがちな構造物(時には悪い景観なんて言われることもありました)を、デザイン・写真・批評・エッセイなど多様な文脈で掘り下げ、土木構築物を「見る文化」として再発見しました。ブックデザインは寄藤文平さん。ドボくんキャラデザインはマニアパさん。 [目次] PRESENTATION/DAM(ダム)=萩原雅紀/DANCHI(団地)=大山顕/FACTORY(工場)=石井哲/JUNCTION(ジャンクション)=大山顕/ELECTRIC TOWER(鉄塔)=長谷川秀記/FLOODGATE(水門)=佐藤淳一/FRONTIER/ガソリンスタンドを追う日々=松村静吾/工場景観=八馬智/壁=杉浦貴美子/ライト・ドボク・ジュブナイル=バトン/SYMPOSIUM/STUDY/Landscape for the rest of us 私たちのための景観ガイド=石川初/土木をつくる、景観をつくる=御代田和弘/ドボク・エンタテインメント宣言=佐藤淳一/EPILOGUE [書誌情報] タイトル:ドボク・サミット 編者:ドボク・サミット実行委員会 著者:佐藤淳一・萩原雅紀・大山顕・石井哲・長谷川秀記・石川初・御代田和弘 出版社:武蔵野美術大学出版局 刊行日:2009年4月20日 判型:A5変形判/ソフトカバー 頁数:193P ISBN:9784901631822 [状態] ランクB 背表紙上端にイタミ/カバーに汚れと若干の破れ/経年ヤケあり/著者贈呈署名入り(宛名あり)/角折れあり
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LOCUST vol.4 長崎への 困難な旅路 / ロカスト編集部
¥2,000
[内容] コロナ禍での困難な旅雑誌の継続… …ということでまず応援したい気持ちになりました。メンバーの中にも色々な考えの人がいて、 コロナ禍での旅の是非というテーマも浮き彫りにな っています。 まさに「世界が歴史的な出来事で動いているとき」の生な記録としてとてもよかったです。「旅」そのものの持つ困難、長崎という土地に付随した固有の困難に向き合い続けて制作された1冊。濃厚です。 頓珍漢人形とトルコライスが気になった! [目次] 特集:長崎への困難な旅路 ロカスト座談会第1部 長崎という土地について ロカスト座談会第2部 コロナ禍を経て「旅行」の意義を見つめ直す 永井隆と痛みの神話 ポスト・ナショナリズムはどこにある?― 小田原のどかと長崎を語る― あてにならない地図 ― カズオ・イシグロの長崎を迷う 旅行の擁護 瓦礫を讃える戯曲集 ― 野田秀樹についての覚書 フィクションの中のナガサキ 長崎の三つの歌碑 沈黙のパジャマパーティー 対馬の朝鮮通信使 トンチンカンな長崎と人形 長崎のミュージアム 静かなる連想のコラージュ 五島列島の教会 霧と双眼鏡のある風景 鬼岳 長崎県五島市上大津町 インタビュー 中園成生(平戸市生月町博物館・島の館 学芸員) 雲仙地獄とハウステンボス― もうひとつのテーマパーク史 自然と人間の相互干渉の歴史 諫早湾の干拓事業 新しい「距離」を考えるための移動(デジタル・)オブジェクトとしての軍艦島と私 ガラス工房「瑠璃庵」オーナー・竹田克人さんとの対話から辿る「ガラスの道」 長崎の食 長崎の宿 Series 連載 特別企画 北出がまろんにお悩み聞きにゆく [書誌情報] タイトル:LOCUST vol.4 長崎への 困難な旅路 著者:イトウモほか 出版社:ロカスト編集部 刊行日:2020年11月22日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:178P [状態] 若干使用感ありますが良好です。中面に書き込みや角折などありません。
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LOCUST vol.03 岐阜県美濃地方 / ロカスト編集部
¥2,000
[内容] 2018年に創刊され「旅の体験から批評を立ち上げるプロジェクト」として活動されている旅雑誌。執筆者さんのプロフを見ると、ゲンロン系の方が何人かいらっしゃいます。 エリアのチョイスが渋い!創刊号は千葉内房、2号はFAR WEST 東京 八王子・福生・奥多摩、4号は長崎への困難な旅路、5号北海道、6号会津・中通りというラインナップがキレキレです。 岐阜への旅というと、合掌づくりなどの世界遺産で有名な飛騨高山地方の人気に隠れて、なかなか旅の目的地になりづらい美濃地方に注目しているのも熱いですよね。ローカルを深堀しながら、考える旅が展開されます。 円空や養老天命反転地、ジビエ料理など。ニッチですが大垣駅前に行くと必ず気になる金物屋さんが載っているのもよかったです。 [目次] 特集 MINO:La Région Centrale 岐阜県美濃地方 岐阜美濃絵図 美濃地方へのアクセス 岐阜(主に美濃)の歴史 紀行文 美濃:日本の中央地帯を歩く 中央地帯 M 亡霊の場所―大垣駅と失われた未来 美濃/八王子/断片 岐阜県の文学者たち 市民から見る―都市論を通して地域文化へ インタビュー/富樫 幸一(岐阜大学地域科学部教授) 岐阜・西濃エリア A チーム紀行文 静里旅館からハリヨ グーグルマップとタイムズシェアカーが彫る旅程 円空仏の慈悲 微笑む大黒天にハートをズッキュン誘惑されたのですが屈しません! 聴くことのフィギュール ガイド:岐阜とアニメ 線から域へ、域から線へ DMZ と朝鮮通信使 バーブ・アル=イスラーム 岐阜モスク ガイド:美濃地方の建築 養老天命反転地クロス体験記 大垣 金物屋のおばさん 写真論考 岐阜オブジェ 中濃・東濃エリア B チーム紀行文 藤村記念館 文学者の幽霊になる 岐阜城から東京スカイツリーを考える ルドルフの足あとを辿って 可食臓器と生命のゲシュタルト ジビエ論 間の土地のランドスケープ 中津川について 焼きものの生/性 ガイド:美濃地方の食 いろりの郷 奈かお インタビュー LOCUST 座談会 [書誌情報] タイトル:LOCUST vol.03 岐阜県美濃地方 著者:イトウモほか 出版社:ロカスト編集部 刊行日:2019年11月24日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:189P [状態] 若干使用感ありますが良好です。中面に書き込みや角折などありません。
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建築鑑賞入門 / ウィリアム・ウェイン・コーディル
¥300
[内容] 建築専門の鹿島出版会から出ているシリーズ、SD選書の149番です。 "建築の空間やかたちを体感することは、もはや専門家の特権ではないだろう"ということで、アメリカで何百もの建物を建築してきた建築家が書いた、建築鑑賞の入門書です。 1979年に刊行された古典なので、図版の建築は70年代以前に作られたものばかりでレトロモダン。モノクロですが、たくさんの建築写真が載っているので、ぱらぱらとめくるだけでも楽しいです。 [書誌情報] タイトル:建築鑑賞入門 著者:ウィリアム・ウェイン・コーディル 出版社:鹿島出版会 刊行日:1979年5月10日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:237P [状態] 良好です。中面にも書き込みや角折などありません。
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クリティカル・ワード 現代建築 / フィルムアート社
¥2,000
[内容] 1920~2010年代までの100年間の建築史のなかから、都市・技術・政治・文化・メディアの5分 野の専門家が235個のキーワードをピックアップして解説してくれます。 サブタイトルに「社会を映し出す建築の100年史」とあるように、押さえておきたいキーワードが年代ごとに分けて選別されているので、初めて建築を学ぶ際にも興味を持ちやすく、わかりやすい構成です。 巻頭にそれぞれのコラムがあるのですが、読み応えがあり勉強になります。俯瞰して建築の歴史を学びたい入門者の方にぴったりです。 [目次] 第1章 1920年代 二つの災禍から始まる日本のモダニズム 装飾と犯罪/ドミノシステム/外装タイル/植民地建築/第三インターナショナル記念塔/都市計画法と市街地建築物法/分離派建築会/民家/平和記念東京博覧会/関東大震災/帝都復興院/バラック/考現学と生活学/田園都市株式会社/帝国ホテル/建築をめざして/モダニズム建築/シュレーダー邸/近隣住区論/シカゴ学派/バウハウス・デッサウ校/エスプリ・ヌーヴォー館/明治神宮外苑/近代建築の五原則/ヴァイセンホーフ・ジードルンク/映画『メトロポリス』と機械美/CIAM/聴竹居/SRC造/バルセロナ・パビリオン 第2章 1930年代 都市文化の爛熟 国家と消費社会の表現 アウトバーン/大大阪/アールデコ/スカイスクレイパー/阪神間モダニズム/銀座/東京中央郵便局/新建築工芸学院/乾式工法と市浦健自邸/インターナショナル・スタイル/ニューヨーク近代美術館/アテネ憲章/ブルーノ・タウト来日/函館大火/築地本願寺/光のカテドラル/国会議事堂と帝冠様式/黒部川第二発電所/パリ万国博覧会日本館/東京オリンピック中止/新興工業都市計画/ジョンソンワックス本社ビル 第3章 1940年代 第二次世界大戦を経て、民へ 空間・時間・建築/伝統・選択・創造展/国民住宅/住宅営団/大東亜建設記念営造計画/レーモンドと第二次世界大戦/建物疎開/原爆ドームとアウシュヴィッツ/GHQ/闇市/衛生陶器と伊奈製陶所/建築計画学/ケース・スタディ・ハウス/昼の都市・夜の都市/プレモス/紀伊國屋書店/新日本建築家集団/近代建築論争(民衆論争)/アパルトヘイト/建設省/戸山ハイツ 第4章 1950年代 都市・建築の55年体制 戦後復興の志向 建築基準法/住宅政策の三本柱/住宅金融公庫と自邸/木賃アパート/八勝館御幸の間/神奈川県立近代美術館/51C型と住宅産業/アルミサッシュと工業化住宅/ジャパニーズ・モダン/チームX/ブルータリズム/SHシリーズ/昭和基地と川合健二/世界平和記念聖堂/伝統論争と原爆堂/国際文化会館/広島平和記念公園および資料館/丹下健三と技術/現場打ちコンクリート/秩父セメント第二工場/ヴェネチア・ビエンナーレ日本館/シチュアシオニスト/新建築問題/東京タワー/郵政スタイル/人民大会堂 第5章 1960年代 オリンピックに見た夢 高度成長期の都市で メタボリズム/群造形/か・かた・かたち/オープンシステム/八郎潟と干拓事業/市浦健と千里ニュータウン/アメリカ大都市の死と生/アーキグラム/苗場プリンスホテル/建物区分所有法/住宅は芸術である/建築家なしの建築/カーテンウォール/ユニットバス/東京オリンピック1964/日本武道館/京都タワー/ハイレッド・センター/ジャズ喫茶・クラブ/博物館明治村/ヒルサイドテラス/塔の家/空間から環境へ/フラー・ドーム/ホール・アース・カタログ/プレファブリケーション/霞が関ビル/帝国ホテルの様式保存/月面着陸 第6章 1970年代 巨大化する見えない国土 ポストモダニズムの潮流/大阪万博/広場/まちづくり/原広司と集落調査/都市住宅/セキスイハイムM1/列島改造論/見えない都市/神殿か獄舎か/大石寺正本堂/基町・長寿園団地/住宅双六/プーライエ/孤風院/ツーバイフォー/巨大建築論争/重要伝統的建造物群保存地区/KEP/幻庵・開拓者の家/セゾン美術館(西武美術館)/ポンピドゥー・センター/パタン・ランゲージ/錯乱のニューヨーク/プリツカー賞 第7章 1980年代 超芸術トマソン 都市の奪還を目指して 広告=都市/神戸ポートアイランドと水谷頴介/地区計画制度/生闘学舎・자립/ゲニウス・ロキ/名護市庁舎/ホテルニュージャパン火災/風景学/ラ・ヴィレット公園国際設計コンペティション/ハイテック・スタイル/批判的地域主義/東京ディズニーランド/超芸術トマソン/AT&Tビル/九龍城砦/東京画/ルーヴル美術館(増築)/チェルノブイリ/リゾート法/OMソーラー/DOCOMOMO/くまもとアートポリス/シムシティ/ベルリンの壁崩壊 第8章 1990年代 世界都市博覧会 バブル崩壊と止まる時代 東京都庁舎/ANY会議/梅田スカイビル/ハイパービルディング/TOKYO STYLE/新宿西口ダンボール村/阪神・淡路大震災/開放系技術/オウム真理教とガリバー王国/世界都市博覧会/CAD/ビルバオ・グッゲンハイム美術館/メイド・イン・トーキョー/没場所性と郊外化/ジェントリフィケーション/近代化遺産/ブラウンフィールドとニューアバニズム/腰巻き保存/建築基準法改正・性能規定 第9章 2000年代 グローバル化する都市 CCTV的なるもの アメリカ同時多発テロ/せんだいメディアテーク/サード・プレイス/ソーシャル・キャピタル/都市再生特別措置法/お台場/タワーマンション/ショッピングセンター/リノベーション/大改造‼︎劇的ビフォーアフター/限界集落/地域アート/金沢21世紀美術館/アルゴリズミック・デザイン/耐震改修/構造計算書偽造問題/東京駅復原/中国中央電視台/ウィキペディア/ザ・タワー 第10章 2010年代 世界を見渡す技術と公共性のゆくえ 東日本大震災/コミュニティデザイン/シェア/PPP・PFI/オールドタウン/少子高齢化とおひとりさま/建築展の隆盛/国立近現代建築資料館/Google Earth/BIM/デジタル・ファブリケーション/三菱地所を見に行こう/虎ノ門ヒルズ/豊洲移転/ル・コルビュジエ世界遺産/エストニア国立博物館/京都市立芸術大学移転/銀座ソニーパーク/東京オリンピック2020・新国立競技場問題 [書誌情報] タイトル:クリティカル・ワード 現代建築 社会を映し出す建築の100年史 著者:山崎泰寛、本橋仁 出版社:フィルムアート社 刊行日:2022年3月25日 判型:B6判/ソフトカバー 頁数:327P [状態] 良好です。中面にも書き込みありません。角折り1ヶ所あります。
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パチパチたまごっちワールド / とも駄珍子 館長
¥7,000
[内容] サブカル系即売会「AMAZING商店街vol.1」で遭遇した同人誌です。アラフォー世代の感性を直撃するサークル名「とも駄珍子」さん。2013年から玩具の収集と研究をメインに活動されています。 時は1996年。バンダイから「たまごっち」が発売され、一大旋風が起こりました。 そのたまごっちにあやかって発売された、怪しくも可愛い類似品の卵型育成ゲームを徹底医的に研究された、異常に資料性が高い逸品です! 王道の動物キャラから始まり、芸能人モノやK-1ファイター、果ては宇宙人まで、何でも卵で育てられていました。これぞまさに日本の泡沫文化。巻末には20年以上も前に発売されたゲームを実際にプレイした記録が「パチたまごっち育成日記」コーナーとしてまとめられているのですが、そちらも最高です! 蒐集対象の面白さもさることながら、どの巻も著者のレビューが最高に面白いです。 [書誌情報] タイトル:パチパチたまごっちワールド 著者:館長 出版社:とも駄珍子 刊行日:2017年8月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:31P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折はありません。
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人面犬 研究駄ワン! / とも駄珍子 館長
¥7,000
[内容] サブカル系即売会「AMAZING商店街vol.1」で遭遇した同人誌です。アラフォー世代の感性を直撃するサークル名「とも駄珍子」さん。2013年から玩具の収集と研究をメインに活動されています。 オールカラーで魅せる日本の人面犬のZINEです!最高です!!人面犬カードと消しゴムの資料性が高すぎる逸品となっております。 人面犬はやりましたよね~。今野産業製の「謎の人面犬カード」(400枚もあるらしい……)が徹底解説されている、まさにワン駄フルな1冊です。キラキラシール加工など、無駄に豪華な仕様も泣かせます。元の人面犬カードのキャラ設定が異常に細かいのもツボです。 「夜の高速道路を車でとばしている時、ふと窓の外を見ると車と同じ猛スピードで走って来るセッターじじい」とか、たまんないですよね。 [書誌情報] タイトル:人面犬 研究駄ワン! 著者:館長 出版社:とも駄珍子 刊行日:2015年8月14日 判型:A5判/ZINE 頁数:22P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折はありません。
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とも駄珍子その1 復刻版 / とも駄珍子 館長
¥3,300
[内容] サブカル系即売会「AMAZING商店街vol.1」で遭遇した同人誌です。アラフォー世代の感性を直撃するサークル名「とも駄珍子」さん。2013年から玩具の収集と研究をメインに活動されています。 眩暈がするほど圧巻の情報量です!! 80~90年代のガチャポンや食玩のおまけでついてきた消しゴムを集めまくって研究したのが本書。「無駄の多さに夢があり」の言葉どおり、お下品でナンセンスで版権無視もなんのその。でもやたらみなぎるパワーになぜか胸が熱くなってしまいます。 時代を彩ったおぼっちゃまくんやキョンシーなど当時のちびっこアイドルから、チャックウィルソンの指トレマシーン(指だけ鍛える謎の仕様)まで、傑作駄玩具の数々がソウルフルなレビューで楽しめます! [目次] ちゃま語マスコット おぼっちゃまくんパート1 おぼっちゃまくんパート2 キンタマンパート1 キンタマンパート2 忍者なんじゃ消しゴム うわさの達人消しゴム マンマンマン 血液型消しゴム 謎のプルバックカー こどもの城消しゴム 桃太郎消しゴム 芸能人消しゴム 仮面ノリダー消しゴム まだまだあるよ芸能人アイテム バイキンマン消しゴム プロレス超人顔変え技消しゴム ゆびレスマン消しゴム チャックのゆびトレマシーン 爆裂神技バンドック 謎の人面犬消しゴム 怪奇マリオブラザーズ消しゴム モンスターリーグ 霊幻道士キョンシー消しゴム 湘南暴走族消しゴム ツッパリ消しゴム まだまだあるぜ!不良グッズ ちんこ型消しゴム&駄玩具大集合!! うんこ型消しゴム&駄玩具大集合!! [書誌情報] タイトル:とも駄珍子その1 復刻版 著者:館長 出版社:とも駄珍子 刊行日:2019年8月12日 判型:A5判/ZINE 頁数:60P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折はありません。
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行方不明のドバトが見つかったvol.2 ノイジードバトウェーブ / 岩峰晴子、依鳩噤
¥1,200
[内容] 岩峰晴子さんと依鳩噤さんのユニットサークルによる鳩愛に溢れまくったZINEです! おもしろ同人誌バザールで見かけたのですが、ブース内のZINEのラインナップほぼ鳩でした。鳩愛がとんでもないことになっています! 鳩の博覧会の章では、鳩ラベル、鳩シガレットカード、鳩のエサやりの絵、鳩の絵葉書、擬人化された鳩など、紙もの雑貨類や文献の中から選りすぐりの鳩アイテムを紹介してくれます。 鳩スポット巡りの章では、日本の鳩名所だけでなく世界のドバトもチェックできます。浅草の鳩の人形焼きや、京都の鳩餅など、鳩土産の可愛さもたまりません。欲しい。 [目次] 鳩の博覧会 鳩スポット巡り 鳩の旋律 行方不明の土鳩 [書誌情報] タイトル:行方不明のドバトが見つかったvol.2 ノイジードバトウェーブ 著者:岩峰晴子、依鳩噤 刊行日:2019年5月6日 判型:A5判/ZINE 頁数:62P [状態] 良好です。ページ中面に書き込みや角折などありません。
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ハーレムの熱い日々 / 吉田ルイ子
¥300
[内容] 昨年(2024年5月)亡くなってしまった吉田ルイ子さんによる不朽の名作。60年代にフルブライト交換留学生として渡米し、ハーレムの黒人たちを被写体としたフォトジャーナリストに。偉大なる開拓者であり表現者です。 何種類もの肌の色が交錯する、アメリカの価値観と対峙する勇敢さ。安全な日本とは違う厳しい社会で、差別される側に立つ強さと優しさ。リアルな写真と、率直な語り口。50年経ったいまでも、その内容はまったく色褪せていません。 [書誌情報] タイトル:ハーレムの熱い日々 著者:吉田ルイ子 出版社:講談社(講談社文庫) 刊行日:1979年1月15日 判型:A6判/文庫 頁数:232P [状態] 表回りは良好です。中身に書き込みはありません。角折跡が3ヶ所あります。
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MIXTAPE IS LETTER / 萩田洋文
¥990
[内容] 様々に名前を変えて七変化的活動を続けている萩田洋文a.k.a古書自由 ツチノコ珈琲さんによる手製本です。なんとカセットテープ型のZINEです! 1960年代初頭に開発されたコンパクトカセットテープは、80年代初頭にCDが登場してもなお音楽録音で大活躍していました。人々はCDを借りてカセットに録音するとか、今思うと超めんどくさいことを嬉々としてやっていたのです。友達や恋人のために、自分でつくったミックステープを渡すという文化もありましたね。懐かしいです。 しかしレコードやCDとは並走してきたカセットテープですが、デジタル化が進み音楽配信の時代に突入した現在では、実用品としてはほとんど見かけることはなくなってしまいました。 このまま忘れられてしまうのかと思いきや……。時は経ち平成も終わって、すっかり令和。citypopやvaporwaveブームも相俟って、ノスタルジーを込めて振り返れ的にレトロガジェットとして見直されるようになってきました。 そんな昭和時代に大活躍した本物のカセットテープをリサイクルし、ひとつずつ手製で作られたZINEです。そうなんです、カセットテープの形をしたZINEなんですよ。中身はカセットテープではありません。カセットテープがパカッと開くようになっていて、中には蛇腹式に折りたたまれたZINEが入っていて、音楽にまつわる掌編とプレイリストが書かれています。 本体プラスチック部分は色々な色のバージョンがありますので、ガチャ式で何色が届くかお楽しみに! [書誌情報] タイトル:MIXTAPE IS LETTER 著者:萩田洋文 出版社:古書自由 製本:手製本 判型:100mm×63mm/カセットテープ 中身:蛇腹式ZINEが入っています
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菊池寛に灰皿を / 平沢二拍+萩田洋文
¥1,100
[あらすじ] 文藝春秋の創始者であり「文壇の大御所」と呼ばれた菊池寛。 彼は昭和の偉人であると同時に、昭和の奇人である。数々の逸話が残されているが、なかでもとりわけインパクトのあるエピソードは「愛煙家だったが灰皿を使う習慣がなく、自宅が煙草の焼け焦げだらけだった」というもの。 「どうして誰も菊池寛に灰皿をあげなかったのでしょうね。ここはひとつ我々で選んであげてはどうでしょう?」 令和の奇人である「古書自由」萩田洋文氏から、そのようなカーブボールを投げかけられた私は、菊池寛へ贈る灰皿を探しに東京を彷徨っていたのだが――。 [目次] 1章 ショート・ショート・トリップ 萩田洋文 菊池寛に灰皿を選んであげるのはどうでしょう かの文藝春秋の創始者として名を馳せる偉人 灰皿なんかなんぼあってもいいですからね 今までみたことのない数の灰皿が並んでいた 小売店ウィンドウの設置代金が六圓六十銭 『菊池寛に灰皿を』の表紙 2章 あらかじめ失われた旅人 平沢二拍 雑司ヶ谷の旧宅跡から告別式をした護国寺へ 小石川のテニスコートと團平坂に眠る白鳥の歌 見え隠れする文豪を追い坂道を行ったり来たり 金魚たちは失われていくが世界一の孔子像は健在 東京交通会館のアンテナショップで理性崩壊する ニュー鳥ぎんの焼き鳥とカフェーパウリスタ珈琲 [収録(言及)スポット] シュベール新大久保店/Kagaya/高松市立中央公園/ペコちゃんmilkyドーナツ 目白駅店/雑二ストアー/料亭跡 寛/雑司ヶ谷 菊池寛旧宅跡/護国寺/竹早テニスコート/石川啄木終焉の地 歌碑・顕彰室/フランス大衆食堂ブイヨン小石川/大塚仲町 大黒湯/こんにゃくえんま商店街/鳳明館/樋口一葉菊坂旧居跡/宮沢賢治下宿跡/喫茶・中国茶 金魚坂/東京大学総合研究博物館/インターメディアテク/世界最大の孔子像 湯島聖堂内/大学最中 本郷三原堂/東京交通会館/スパゲッティ ジャポネ/barルパン/ニュー鳥ぎん/カフェーパウリスタ [書誌情報] タイトル:菊池寛に灰皿を 著者:平沢二拍+萩田洋文 出版社:Nuts Book Stand 刊行日:2025年7月27日 判型:A6文庫判/ZINE 頁数:60P