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郷土玩具とお菓子 / 平城さやか
¥1,100
[内容] 本屋さんのZINEを多数出版されているひとり出版社「アトリエ風戸」さんのお手製ZINE。「寿司SUSHI」と同シリーズで、こちらの内容は郷土玩具とお菓子です! 赤青のバイカラー。一見するとリソグラフ印刷のような雰囲気ですが、イラストの描き方でリソグラフ風に演出しているんだそうです!ゴールドの留め具も可愛くて細部まで自家製本へのこだわりが感じられます。 郷土玩具とお菓子をシンプルに描いているのではなく、うまく取り合わせてカップリングの妙を楽しんでいる発想がとても面白いです! たとえば岡山の郷土玩具「吉備津さる」が北海道池田町の銘菓「バナナ饅頭」を持っていたり、車や船に乗っている各地の郷土玩具のページには水面に岐阜市の老舗油問屋 山本佐太郎商店の「あゆピー」が泳いでいて、郷土玩具の水族館をイメージして描かれています。 実際に存在する郷土玩具とお菓子のミックスで、新しい日本のローカルが見えてくるのがとても新鮮。脱帽です! [目次] 赤べこ 高崎だるま 三角だるま・起き上がり小法師 天神 花手箱 みくじ鹿 東北伝統こけし 福助 俵ねずみ 笹野一刀彫ニワトリ 吉備津さる 鯨車・田面船 鯛車・熊野古式大漁舟・松江の蒸気船 鯉乗り童子 [書誌情報] タイトル:郷土玩具とお菓子 著者:平城さやか 出版社:アトリエ風戸 刊行日:不明 判型:A5判/ZINE 頁数:18P
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コンビニカワイイ / きむらかおり
¥800
[内容] コンビニはカワイイし、このZINEのコンビニ風の装丁もカワイイ! 「チャラララララーン♪ チャララララン♪」ファミマに入店する音が聞こえてきそうな佇まい。 コンビニを初めて鑑賞するというあなた。大丈夫です。「how to コンビニカワイイ」で、どんなポイントに気をつけて観るとコンビニが可愛く見えてくるか教えてくれます。 「どれも同じで画一的」というチェーン店に対する批判があったかと思いますが、そういう人は本当にコンビニをひとつひとつ見ていますか?裏表紙の言葉を借りれば「この世に同じコンビニなど、ひとつもないのです。」よ。 構造も違えば、ファサードや看板などのディテールも千差万別。やたらデカかったり長かったりという個体差を「違和感」から「面白い!」に変換できたら、あなたも立派なコンビニ鑑賞家です。 [著者プロフィール] きむらかおり サラリーマン兼作家、コンビニ収集家。コンビニとポテチとお笑いが好き。XとInstagramで「#コンビニ収集記」更新中。(@kimura_kamone) [書誌情報] タイトル:コンビニかわいい 著者:きむらかおり 刊行日:2024年10月 判型:A5判/ZINE 頁数:20P
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八画文化会館vol.8 特集:商店街ノスタルジア / 八画出版部
¥1,980
[内容] 八画文化会館を立ち上げて10年になりました。気づけば2010年の創刊準備段階からぶらぶら歩いてきた編集部の商店街散歩記録がたまっていたので、今号は商店街特集です。文字、銘都、団地、パチンコ、廃墟、美容院など独自の切り口で町歩きをしている愛好家仲間にも協力してもらいました。それぞれ別の対象を追いかけていても、商店街に寄せる関心は熱く「すべての道は商店街に通じている」んじゃないかとさえ思えてきます。 商店街は、昭和時代の買い物様式を後世に伝える遺跡です。地域の生活を支えた日常遺産であるとともに、街の中央に輝く都市の象徴でもありました。商店街は「道」であり「街」だったのです。また、どこも似ていることも商店街の注目すべき点です。「すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である」と異国の文豪が言ったように、商店街は幸せの象徴だったのかもしれません。しかしどの土地にもある「ありふれた場所」に目を凝らし細部まで観察してみると、多くの人々の記憶が堆積した唯一無二の場所だと感じられます。 それぞれの土地にノスタルジアが掻き立てられる原風景のような商店街がありましたが、「道」、「物」、「人」の流れの変化により衰退が危惧されています。人々の想い出が集積された愛着のある場所が、抜け殻のように風化した町並み。商店街がなくなると町の匂いが消え、歓楽街がなくなると町の灯が消えてしまいます。どの土地であっても「ここにいてよかった」と小さな幸せを感じさせてくれる商店街の灯りが、この先少しでも多く残っていますように。 (編集のことばより) [目次] ◎巻頭グラビア ◎編集部対談 商店街鑑賞のススメ Special guest松村大輔 ◎ノスタルジア備忘録 酒井竜次 ◎都市秘境マーケット 戦後の原風景をとどめる市場10選 ◎全国銘商店散策 forestbk ◎団地商店街の歩き方 チーム4.5畳 ◎商店街パチンコ鑑賞 栄華 ◎12人に聞きました!マイフェイバリット商店街 ◎失われゆくレトロピアの記録 柳ケ瀬商店街高島屋南地区 TEAM酷道よごれん ◎不思議な商店街パトロール調査 ◎コラム&エッセイ 「商店街に寄り添って暮らす理想の生活」を妄想する(玉置標本)/商店街を歩く理由「焦点を外に」(終末オトナ遠足 エロ司)/対立から共存の時代へ「商店街と大型店」(Jp-Super)/シャッターの向こう側。(高橋さよ)/商店街の本屋 いつもの朝(ブックスルーエ花本武) ◎国際ニュータカギ会館「追憶の徳島しんまち界隈」(高木壮太) [執筆者] 酒井竜次/石川春菜/松村大輔/forestbk/チーム4.5畳 けんちん・UC・tamazo/栄華/タケムラナオヤ/道民の人/ムサシノ工務店/藤本健太郎/村田あやこ/三文字昌也/内海皓平/Towers/碍子系/ケブカグラフィックス/ふゅーりー/TEAM酷道 よごれん/玉置標本/終末オトナ遠足 エロ司/JP-Super/高橋さよ/ブックスルーエ 花本武/高木壮太 [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.8 特集:商店街ノスタルジア 著者:石川春菜、酒井竜次 出版社:八画出版部 刊行日:2020年7月 判型:B5変型(182mm×242mm) 頁数:96P
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八画文化会館vol.9 最終特集:商店綜合型録 / 八画出版部
¥1,980
[内容] 有名観光地じゃなくても日本各地には”銘都”と呼びたい素晴らしい旧市街地がたくさんあって、かつての賑わいの痕跡をあちこちで目にすることができる。駅前の雑居ビルや、商店街のピカピカ輝くアーチ、そして個性的な商店の連なり。装飾テントや看板などの細部にまで工夫が凝らされた商店の外装は、訪問者の目を惹きつけてやまない。軒を連ねた商店のディテールの積み重ねが商店街となり、駅前文化を形成して銘都の賑わいを演出しているのだ。 ひとつひとつの商店こそが旧市街地の賑わいを支えているといっても過言ではないー―。なんて堅苦しい理屈を抜きにしても、個人商店がいい感じなのは旅好きのみんななら頷いてくれると思うんだけど、じゃあ商店の何をどう見たらいいんだろう。 そう思いながら商店を探して知らない町を歩いていた時に、遠くの方に何か店舗があるのが見えた。遠くてはっきりわからなかったけれど、なんとなく美容院じゃないかと思った。でもなんでおぼろげな佇まいだけで特定の業種が思い浮かんだんだろう。「業種ごとに共通のスタイルがあって通行人にすぐに何屋か訴求できるようになっているからだよ」って正論を唱えてしまいそうになったんだけど、ちょっとよく思い出してみてほしい。じゃあその細部を「よく見た」ことってあっただろうか? 「なぜ三本の線があるとコンビニだと思うんだろう?なぜクリーニング店には動物のマスコットが多いんだろう?なぜ薬局の張り紙はおしゃべりなんだろう?」じっくりと見ていくとたくさん疑問が浮かんできて今まで見えてなかったものが見えてくるようになってきた。すごく楽しい。特集するにあたっては、いま記録しないと失われてしまいそうな「昼間に買い物をしたりサービスを受けたりするための個人商店」をメインに据え、昭和の商店文化とは切っても切れない存在のスーパーマーケットはチェーン店も含めて取り上げた。 7年以上かけて撮り集めてきたこれらの商店のなかには消えてしまったものもたくさんある。町の入れ替わりの激しさに思わずため息が出てしまうけど、だからこそまだあるお店は、ただ存在していてくれるだけで充分。ハイペースに移り変わる町並みのなかで、変わらない姿を見せてくれてるだけで尊いから。大きい波に流されずにマイペースに建ってる商店をゆっくり眺めて、束の間でもそこで過ごせたら、それはとてもしあわせな休息。のんびり歩いたって退屈じゃないし、知らないまちの日常圏を見聞すれば自分の町の魅力や独自性に気づくこともできる。 「君のまちにある商店はなんて素敵なんだろなぁ。でも僕のまちにある商店も素敵だったんだなぁ」そんな風にみんなが自分の住んでいる場所の魅力に気づく、ひとつの視点になれたら望外の喜びだ。(編集のことばより) [目次] ◎巻頭グラビア ◎商店綜合型録 理美容院・クリーニング店・メガネ店・電気店・薬局・スーパーマーケット (松村大輔・碍子系・JP-SUPER・酒井竜次・石川春菜) ◎ピンポイント鑑賞FILE ◎商店を見るならこんなふうに。 おもしろ過ぎて気が散っちゃうよ。(ビロくん) 欲しくなる外装探してます。(卒業生代表) 装飾テントが効いてるね。(内海慶一) やってるかい?渋い町並みで右左(武部将治) 営業時間外に宿る美しさを求めて(だみあん君) 地下街の矢印に誘われてみる。(Towers) ◎座談会「商店文字の話をしよう」藤本健太郎・松村大輔 ◎緊急ルポ「商店と新型コロナ」鹿取茂雄 ◎国際ニュータカギ会館「楽器屋・レコード屋・本屋・模型屋つれづれ」高木壮太 [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.9 最終特集:商店綜合型録 出版社:八画出版部 刊行日:2022年6月 判型:B5変型判/ZINE 頁数:96P
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八画文化会館vol.3 総力特集:終末観光の切り札 廃墟の秘密。/ 八画出版部
¥1,572
2013年刊行。八画文化会館に一貫して流れていた「終末観光」というテーマで、廃墟を巡った特集です。 【内容】 総力特集 :終末観光の切り札 廃墟の秘密。 ◎廃墟終末処理場 乱れネイチャー編/ヒヤリ・ハット編/企業ノベルティ編/お色気サービス編/ラブホ不思議の壁編/謎のメッセージ編 ◎廃墟の秘密。REVIEW 八戸漁連/近未来バイオセンター廃墟/K楽園温泉ホテル/NR閣/和賀川水力発電所跡/K道路沿いの未完円形ホテル/洋館風のT鉄工所/怨念旅館/ボウリング場の皮を被った廃建設会社/愛宕山横穴墓群の産業遺跡/Hスイミングスクール/ホテル大宮/T国際スキー場/かっぱ風呂ホテル/下の茗温泉旅館/産地最大!巨大繊維工場/公営Kウォーターパーク/湖畔のグランドホテル/大塩温泉のホテル廃墟/八丈Oリゾート/八丈島の南国廃ホテル/八丈島国際Kホテル/ブロックアート/野趣溢れる南国ロイヤルホテル/なまこ壁の廃ホテル/高原の廃ゲームランド/あじさいの宿/Pランドプール/蒲郡市の小さな廃観光旅館/地場産業のN工業/S発電所/近未来の遊園地ロープウェイ/森で隔離された廃結核病院/麻耶観光ホテル/水没ペンション村/アクア小与島/Y温泉ストリップ劇場/森に埋まった廃遊園地/石膏像の廃校/建て増しM荘/国民宿舎A山荘/スカイレスト・ニュー室戸/屋島山頂駅/龍宮城/イジメもやまる日本発祥の地/小豆島大孔雀園/Dリゾート小豆島/M荘/R山S院/山口秘宝館/亀崎海上ホテル/志高ロープウェイ/無人島の真珠養殖場/H共和国/ヒートゥ島の水族館レストラン/H発電所/安慶名琉映館/軍艦島 ◎編集部対談 終末にこんがらがって、廃墟へ。 ◎廃墟マニア対談 廃墟の秘密。O氏とS氏の場合 (スペシャルゲスト 鬼束7段) ◎EPILOGUE すべての終末観光は自由をめざす ◎本編アウトテイク写真集 ◎本編未発表写真集 FEATURE WAITING FOR THE 終末観光 ワールドオートバイサーカス/足摺海底館/首里劇場/魚津ステーションデパート/回転展望喫茶店手柄ポート/POT HALL(旧・吉田南光園)/マルカンデパート大展望大食堂/八戸ボウリングセンター/津山農協会館 REGULAR 毎度おなじみ ◎ミステリーパトロール (有)中遠ソーラー普及所/富士設計/白金消防団詰所/早吸日女神社/馬渕工業/桃太郎神社/かつらの総合メーカー司屋/ホイールの家/かなやま人の村/お食事処 腹いっぱい/アサヒ薬局/岩保木水門 ◎ローカル三行はみだし情報 COLUMN スペシャルライターによるおもしろいコラム ◎高木壮太「徳島の性教育食堂」 ◎藤井佳之「別子飴」 ◎香山哲「TDL跡地」 CULTURE ブックレビュー ◎花本武・松岡千恵「BOOKSTORE BACKYARD REVIEWすべての終末本は書店のバックヤードに流れ着く」 and more...... [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.3 総力特集:終末観光の切り札 廃墟の秘密。 編集者:酒井竜次・石川春菜 出版社:八画出版部 刊行日:2013年8月 判型:A4変型判 頁数:113P
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八画文化会館叢書vol.09 Electric Bath Handbook電気風呂御案内200 / けんちん
¥1,100
[内容] 前代未聞の電気風呂ハンドブックの登場! 銭湯のなかでも、ちょっと怖くて近寄りがたいイメージのある電気風呂。 でも勇気を出して一歩足を踏み入れば、そこはまさに未体験の極楽ゾーンが広がっています。電気風呂をこよなく愛し、関西・関東を中心に電気風呂を探し歩いているけんちん氏による前代未聞の電気風呂ハンドブックの登場です。 「四天王」「極楽」「地獄」「湯治」「湯めぐり」の5つのカテゴリ別に全32物件詳細レビューをはじめ、老舗電気風呂メーカーの小西電機インタビューや、イラスト図解で電気風呂の入り方もわかりやすく解説。 さらに巻末には電気風呂の強弱を5段階で表した「電気風呂パワー」とコメント付きの200物件INDEXもついて実用性バッチリ。この1冊で今日からあなたも電気風呂巡りができるようになること間違いなし。 [目次] ◎電気風呂 四天王 竹の湯/そしがや温泉21/昆陽温泉/ヘルシー温泉タテバ ◎極楽電気風呂 大黒湯/灘温泉水道筋店/月見湯温泉/千鳥温泉/アクアガーデン栄湯/サウナの梅湯/第三玉の湯 ◎地獄電気風呂 萬歳湯/栄町温泉/野崎浴場/朝日温泉/第二宝湯/大栄湯/八幡湯 ◎湯治電気風呂 湯処あべの橋/日之出温泉/大星湯/六甲おとめ塚温泉/武蔵小山温泉 清水湯/中延記念湯/辰巳湯 ◎湯めぐり電気風呂 大門湯/人蔘湯/ぽかぽか温泉/喜楽湯/千鳥湯/船岡温泉/福美湯 ◎電気風呂Q&A ◎電浴の心得 ◎電気風呂メーカーインタビュー ◎電気風呂INDEX 200 ◎解説 JP-Super [執筆者] 1980年大阪府交野市生まれ。電気風呂鑑定士。団地ソムリエ。団地好きが高じ、新聞・雑誌・Webメディアへの団地関連の寄稿多数。人生の中で得することを色々な人とシェアするのが生きがい。『珍スポット』クラスタの《金原みわ》、『廃墟』クラスタの《だみあん君》と共に大阪此花千鳥橋にあるイベントスペース『PORT』にて異業種趣味交流イベント『別世界Bar』を毎月開催。 所属:団地愛好家集団チーム4.5畳/銭湯電気保養協会/ドムドム連合協会/日本サぱ協会/別世界Barクルー/BOWLING No.9(トランペット担当) X:@kenchin [書誌情報] タイトル: 著者:けんちん 出版社:hoka books 刊行日:2019年2月6日 判型:A5判 頁数:32P
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八画文化会館叢書vol.08 MYSTERY RUINS ふしぎな廃人形の世界 / ポンチハンター
¥1,100
[内容] ようこそ謎と怪奇の廃人形ショウへ―― 廃墟や路上で朽ちた人形には、現役スポットの人形にはないユーモラスで不思議な味わいが宿ることがある。ポンチハンター氏が切り取る廃墟の世界は、経年劣化や、人為的なイタズラ、自然による変化で意図しないユーモアが出現したときに冴えわたる。 ヒザカックンされたときのような、なんともいえない脱力感に満ちたシュールな空間。何度見ても笑ってしまう、生きたことはないはずの人形たちのふるまい。人間よりも人間味あふれる廃人形たちに、魅惑の世界へと誘われる。 そこには人間的なユーモアと、ちょっとしたお色気と毒が混ざり合っている。 廃墟を美しいだけの芸術的な被写体としてではなく、煽り立てるだけの心霊スポットでもなく、産業遺産として保護対象に変えてしまうのでもない。既存の態度とは一線を画した独自の廃墟へのまなざしと楽しみ方がある――。 [目次] 謎と怪奇の廃人形ショウ/倒れゆく廃人形たち/ふしぎな廃人形があの世とこの世を繋ぐ/闇に浮かぶ生首がきみを襲う/顔のないロボットの反乱/逃げまどう人形たちの足音が聞こえてくる/廃墟に隠されたタブー 廃人形セレクション30 著者インタビュー「ふしぎな廃人形と出会う」 解説 小嶋独観 [執筆者] 廃墟&珍スポ愛好家。小さい頃から廃墟や珍スポが好きという変わった子どもだったので、高校時代にバイクの免許を取ると当然のように廃墟&珍スポ巡りを始める。その後、四輪の免許を取得し活動範囲を拡大。インターネットで情報を集めやすくなったことも後押しして、今では日本全国の廃墟&珍スポを訪ね歩いている。1989年の大滝ランド訪問で廃墟の人形の魅力に開眼。廃墟に残る人形情報の収集に余念がない毎日を送っている。 「ポンチハンター2.0」 http://punchhunter2.exblog.jp [書誌情報] タイトル:八画文化会館叢書vol.08 MYSTERY RUINS ふしぎな廃人形の世界 編者:ポンチハンター 出版社:八画出版部 刊行日:2019年2月 判型:A5判 頁数:32P
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八画文化会館叢書vol.04 公園手帖2 キノコ公園 / とよ田キノ子
¥1,100
[内容] 八画文化会館叢書の4作目としてリリースされた本書。可愛らしさと独特のとぼけた感じを併せ持つ「キノコ公園」のフォトブックです。全国各地で採集された42のキノコ公園を、美しい写真でお届けします。 「世の中には、キノコ型の遊具やシェルター(東屋)、テーブルなどが設置されている公園がある。日常に少しだけ添えられたファンタジー。人はそれを「キノコ公園」と呼ばずにはいられないのである」(前文より) [目次] ◎なぜそこにキノコがあるんだろう 軽井沢銀座パーキング/岡谷市営 内山霊園/京都府立植物園 きのこ文庫/おかざき世界子ども美術博物館「妖精の棲む浮かぶ島」/ワンハッピープラザ跡/そごう横浜店 屋上「太陽の広場」/こんなところにもキノコがありました ◎キノコと不思議なパートナー イームイ児童公園/ゆうな公園/中野区中央公園/那覇市中央公園/トヨスノコシカケ/まえはら児童公園/まだあるよ きのこと不思議なパートナー ◎公園の中のかわいいキノコ 加家公園「メルヘンの森」/中野区立追分公園/青葉台公園/信州やぶはら高原こだまの森/加賀市中央公園ほか/公園の中のかわいいキノコ見つけた ◎もっとキノコ公園を楽しむために ◎解説 飯沢耕太郎 [書誌情報] タイトル: 著者:とよ田キノ子 出版社:八画出版部 刊行日:2015年8月 判型:A5判 頁数:32P
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まちの文字図鑑 別冊 商店街看板めぐり / 松村大輔
¥1,500
[内容] いい文字は、いい商店街にある。ずらっと並んだ統一看板はリズミカルで小気味よく、それでいて不揃いで愛らしいのです。本書は全国から選りすぐった31の商店街から、パンチの効いた統一看板を鑑賞するZINEです。 神奈川県小田原市〈国際通り〉、群馬県高崎市〈中央銀座〉、奈良県大和高田市〈天神橋西商店街〉、広島県尾道市〈尾道本町センター商店街〉等々。旅の目的地って、小さくてもいいんです。絶景や巨大遺跡じゃなくても。たった一文字のために旅する。そんな旅の動機って素敵ですね。 観光地ではない場所を旅の目的地にセットしたら、今まで行ったことも、見たこともない景色が広がっているのではないでしょうか。 「歯抜けになったアーケードの屋根に、僅かに残る統一デザインの看板は決して色あせることはない(アクリル素材だから!)」みたいな抒情的な訴えかけと、素材を詳細に観察する専門性のバランスが最高で、眺めても読んでも楽しい1冊です。 出版社でデザイナーとして働く著者(松村大輔 a.k.a タイポエクスプローラー)は、まちの文字図鑑シリーズ『よきかな ひらがな』『ヨキカナカタカナ』などの著書があり、街角の文字を探し歩く名人なのです。 [書誌情報] タイトル:商店街看板めぐり 著者:松村大輔 出版社:のどか制作室 刊行日:2020年1月20日 判型:A5版/ZINE 頁数:48P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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国道1号セブンイレブンめぐりプロジェクトvol.1 東京・神奈川・静岡 / いいじま
¥900
[内容] 東京から大阪を貫く主要国道1号線と、日本最多店舗数を誇るコンビニのセブン‐イレブン。まさに日本最強のインフラタッグを巡ろうというZINEです。 国道1号にセブン‐イレブンは何店舗あるのだろうかと、ふと疑問に感じた著者のいいじまさんは、下記のルールを定めてプロジェクトを開始しました。国道1号に面している店舗を訪問し、店の概要、付随物(公衆電話や郵便ポスト)などをチェック、必ず商品(レアまたはローカルなもの優先)を購入。もしくは公共料金などの支払いをする。 このようにして、東京から静岡まで全64店舗の国道1号線沿いのセブン‐イレブン実地調査が粛々と進められていったのです。地味すぎる作業が淡々と繰り返されるであろう本文を予期して、何かの禊か修行なのかと思ってしまいましたが、膨大な観察量に支えられた知見の数々は圧巻! 例えばパンコーナー。7割PB(プライベートブランド)、2割ヤマパンという布陣が多いなか、たまに静岡製のかにぱんやのっぽパンなどが紛れ込んでいたりするそうです。ちなみにかにぱんは賞味期限が1ヵ月もあるロングライフパンだそうで、売れづらい棚の最下段に棲息していることが多いんだとか。今度コンビニ行ったら観察してみたくなります。 混同するローカリティにも注目されています。なぜか横浜に米沢ラーメン激推し店があるかと思えば、神奈川で青森産のアピオスというマイナー野菜を売っていたりしたそうです。 そして「平準化=どこも一緒」というコンビニの概念を覆すような、オリジナル商品まで発見。箱根小湧谷店では、店舗限定ラベルの日本酒「小涌谷」を販売しているんだとか。めちゃくちゃ奥が深いセブン‐イレブンの世界を堪能できます。 [書誌情報] タイトル:国道1号セブンイレブンめぐりプロジェクトvol.1 東京・神奈川・静岡 著者:いいじま 刊行日:2022年11月 判型:B5版/ZINE 頁数:72P [状態] 状態良好です。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
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岩手・道の駅ルポ イーハトーブの道から(上中下巻セット) / ジンボー・キンジ
¥3,000
[内容] 岩手で活動しているサークル「一人の会」さんによる『岩手・道の駅ルポ イーハトーブの道から』「上巻・イーハトーブ篇」、「中巻・陸の孤島篇」、「下巻・被災地篇」の3部作です。 岩手県の「道の駅」をつぶさに観察してレポートした労作で、書ききれないほどの土地の芳醇さが溢れ出ていて心揺さぶられます。「道の駅」は平成5年に制度が定められてから全国に設置されるようになり、今や1,000軒を超える施設数を誇る平成の産物です。 ドライブ旅行ではお馴染みの施設を、アクセス、地域性、グルメ、オリジナリティ、イーハトーブ度という5つの観点から5段階で評価しています。 特筆すべきは地元食レポ。「土地の名物、もしくは土地でとれたもののみを食べる」というルールを課して食べ物に宿った土着性を重視し、近隣で普通に食べられている日常食をピックアップ。飾らない岩手という土地に染み付いた土着性が旅人の心を癒してくれます。 「ルバーブ」、「がんづき」、「カニばっと」、「じゅうね餅」、「ばっけ味噌」、「ビス天」、「スジメ巻き」、「カブぶかし」、「藤ねずり」など余所者が聞くと想像もできない岩手の郷土食、興味深いです。 そんな個性豊かな岩手ですが、昔から災害も多い土地柄。著者は「被災地とはどの災害を指した言葉だろう」と投げかけ、記憶に新しい東日本大震災だけではないといいます。 「百年前も千年前も、岩手には災害があった。海が荒れ、川があふれ、山が崩れ、人を襲った。その一つ一つが被災であり、岩手の歴史だ」 2011年を境に歴史は分断され「あの日までは何があったのか?」という問いから被災地の道の駅を巡る旅に出発したのです。土地と向き合う真摯な態度に心撃たれます。本シリーズ最大の魅力は、道の駅という観察対象を通して、岩手各地の土地の個性が発見できることです。ぜひ読んで見て下さい。 [書誌情報] タイトル:岩手・道の駅ルポ イーハトーブの道から「上巻・イーハトーブ篇」「中巻・陸の孤島篇」「下巻・被災地篇」 著者:ジンボー・キンジ 出版社::一人の会 刊行日:2018年~2019年 判型:A5版/ZINE 頁数:(上)91P/(中)102P/(下)98P [状態] 表紙周りにに若干汚れがあります。中身に書きこみや角折などはありません。
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カブトガニ / 惣路紀通
¥1,200
[内容] 「進化に取り残された動物」や「生きた化石」と呼ばれ、2億年前から姿を変えることなく生き続けている「カブトガニ」についての熱い想いの詰まった1冊です。 歴史や生態、人類への活用法をQ&Aなどでわかりやすく解説してくれます。産卵期以外でもしょっちゅう「つがった状態」でいることから夫婦和合の象徴になっているなどのトリビアがぎっしり。学術書ですが楽しく読んでしまいます。カブトガニの貴重な写真や図版も豊富です。笠置市にあるカブトガニ博物館に行ってみたくなります。 また本書は、日本文教出版という岡山の地元に根付いたローカル出版社が1964年から作り続けている「岡山文庫」というシリーズの157冊目としてリリースされました。その土地に根差したテーマの文庫や新書などのシリーズものは良作の宝庫です。ローカリティという制限があるからこそ、企画力が磨かれて編集が輝く本が生まれるのだと思います。 [作者プロフィール] 惣路紀通(そうじ のりみち) 1956年、山口県光市に生まれる。別府大学卒。1980年同大学生物学研究生のときに別府湾のカブトガニ生息調査を行い、九州東海岸において初めてカブトガニの生息地を確認。1982年笠岡市立カブトガニ保護センターに着任。2017年カブトガニ博物館長を退職、2018年引き続き館長(嘱託)として就任。著書に「カブトガニ」(日本文教出版)、「自然への想い 岡山」(共著、山陽新聞社)、「カブトガニ」(山陽新聞社)、「カブトガニからのメッセージ」(文研出版)、「カブトガニの謎」(誠文堂新光社)等多数。 [書誌情報] タイトル:カブトガニ 著者:惣路紀通 シリーズ:岡山文庫157 出版社:日本文教出版 刊行日:1992年7月10日 判型:文庫判/ビニールカバー付 頁数:176P [状態] 古書としては良好状態です。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
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コンビニさんぽ / きむらかおり
¥800
SOLD OUT
[内容] 海外に行くとコンビニはセブン-イレブンとサークルKが申し訳程度にあるぐらいで、日本は本当にコンビニ天国なんだと思わされます。 日本のチェーンストア文化の最たるものがコンビニ。路上に咲く名もなき花のごとくコンビニがめちゃくちゃあります。 本書は『コンビニカワイイ』のきむらかおりさんによる、東京の中野~高円寺エリアのコンビニさんぽガイドZINEです。 表紙のコンビニの看板デカすぎますよね~(笑) これは写真で見るとそうでもないかもしれませんが、実際に目にすると凄いインパクトというか歩行者に対する圧が凄い。車から見やすいようにという「ラスベガス建築」っぽさもあって、町の景観までも考えさせられる奥深い風景です。 牧野富太郎博士の名言「雑草という草はない」のと同じように、「コンビニという店はない」のです。すべてのコンビニに店名があり個性があります。そんな、当たり前だけど知らないことを気づかせてくれるZINEです。 [著者プロフィール] きむらかおり サラリーマン兼作家、コンビニ収集家。コンビニとポテチとお笑いが好き。XとInstagramで「#コンビニ収集記」更新中。(@kimura_kamone) [書誌情報] タイトル:コンビニさんぽ 著者:きむらかおり 刊行日:不明 判型:A5版/ZINE 頁数:13P
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台湾 鉄窓花蒐集帖 / tamazo
¥1,000
SOLD OUT
[内容] 「鉄窓花」という言葉を聞いたことはありますか? 台湾の住宅やビルの窓に防犯目的で取り付けられた鉄格子のことだそうで、日本でいうところの面格子です。 1920年代に日本から台湾に伝わったようです。70年代に最盛期を迎えた鉄窓花ですが、鉄製なので錆びやすいなどの理由から、安価で大量生産のできるステンレス製に取って替わられていき、本書では都市鑑賞の対象として注目されています。 花や蝶や鳥、踊る子供たち、変わり種としては日本統治時代の物なのか古い街でしか見かけないという富士山などが窓際を飾っていてとてもラブリー。 被写体のみならず、装丁やデザインも可愛いZINEです。著者は2012年に初めて台湾へ。民家や集合住宅を巡りはじめて以来どっぷり台湾のドープな魅力に浸っているようです。台湾の、そして鉄窓花への偏愛が溢れた1冊です。 [書誌情報] タイトル:台湾 鉄窓花蒐集帖 著者:tamazo 出版社:鉄窓花書房 刊行日:2021年7月9日 判型:A5版/ZINE 頁数:58P [状態] 状態はカバーに開いた筋がありますが、古書としては良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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八画文化会館vol.7 偏愛特集:I love Pachinko Hall パチンコホールが大好き!! / 栄華
¥1,980
SOLD OUT
[内容] 不定期刊行マガジン第7弾は「パチンコホール」特集! 娯楽の殿堂の面影を残したオールドスクールなパチンコホールに焦点を当てた、丸ごと1冊「パチンコホールが大好き」特別号! 監修は2,300軒もの店舗を巡り歩いて記録を撮り、パチンコ一筋の人生を送っているパチンコライターの栄華さん。 2015年に知り合ってから交流を重ねていくにつれ、彼女のパチンコに対する思想や活動に共鳴し、足掛け5年かけて制作した渾身の特集です。 「パチンコ店は下に見ていいという、固定化された眼差しを解放したい」と栄華さんは言います。軽蔑や無関心により見えなくなっている、パチンコホールの美しさや独自の存在感に光を当てることが、本特集の意義です。 パチンコホールは、日本独特の町を構成する重要なエレメント。今までパチンコ店が視界に入らなかった人に少しでも興味を持ってもらえるように、また誤解や偏見が解けるよう誌面作りに励みました。本特集がパチンコ文化の裾野を広げるきっかけになることを願っています。(編集のことばより) [目次] ◎巻頭グラビア パチンコホールの「発見」 ◎公開対談 パチンコホール鑑賞は路上観察になるか!? ◎栄華流 ホール鑑賞入門 これでわかる大解説!パチンコホール徹底解剖! ◎パチンコホール ディテール図鑑 各部の名称と鑑賞方法を覚えよう! ◎魅惑のホール7選 ◎観光遊戯場7選 ◎岐阜レトロミュージアム所蔵7つの逸品! 美しい盤面秘蔵コレクション ◎マッチラベル・センター役物コレクション ◎コラム&エッセイ PACHINKO INTERVIEW パチンコライター 栄華 ◎転用ホール図鑑 パチンコホールの輪廻転生を徹底研究‼ ◎パチンコホールのサービス七不思議 ◎パチンコホールのトイレ研究所 ◎パチンコホール奇抜建築論 ◎青森2泊3日 旅打ちdiary ◎パチンコ実機コレクター・広瀬恭士と「部屋」 ◎女性がパチンコ店を営むという事 ◎廃業ホールにパチンコ台が無い理由 ◎開発と規制の70年史(神保美佳) ◎ぱちんこの未来予測(POKKA吉田) ◎国際ニュータカギ会館「パチンコ屋の追憶」(高木壮太) [参加メンバー] 栄華/酒井竜次/松村大輔/TEAM酷道 よごれん/チーム4.5畳 けんちん/日本給水党 UC/終末トラベラー 逢根あまみ/岐阜レトロミュージアム館長 杉本勇治/POKKA吉田/神保美佳/高木壮太 [書誌情報] タイトル:八画文化会館vol.7 偏愛特集:I love Pachinko Hall パチンコホールが大好き!! 出版社:八画出版部 刊行日:2019年3月 判型:B5変型判/ZINE 頁数:96P
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地下街への招待B1 特集 金沢都ホテル地下街 / Towers
¥800
SOLD OUT
[内容] 2016年に金沢の「ブラザービル地下街」との出会いがきかっけとなり5年の歳月をかけて約100ヵ所の地下街を巡ったTowersさんが、関西圏や東京・愛知・福岡など全22物件をレビューしてくれる。 現存する地下街は昭和30年~50年に建設されたものがほとんどで、老朽化などにより減少の一途を辿っているそう。路上の物件とは違い、目に見えない地下の物件。そのため「地上から、あるいは地下通路から地下街へと誘うための看板や空間演出の総称」を「地下街への招待」と位置づけ、オリジナルの鑑賞眼を駆使して地下街の楽しみ方を教えてくれる。 たしかに地下街の入口で目に留まるのは、巨大だったりネオンがピカピカ光ったりする矢印。こういった地下街への招待が輝く怪しくもエネルギッシュな魅力に惹かれる作者の気持ち、わかるなぁ。 大阪北部のベッドタウンである北摂エリアには、作者が「二大巨頭」と呼ぶ〈吹田さんくす〉と〈ビグリーンプラザたかつき〉という地下街があり、巨大な矢印が異彩を放っている様子がビジュアルページで紹介されている。こんなの見せられたら行ってみたくてたまらない。 そして特集の「金沢都ホテル地下街」がいい。1962年に竣工され、惜しまれながらも2017年に閉館した同地下街の営業時代の貴重な写真やパンフレット等の図版が豊富に掲載されていることも素晴らしい。何より関係者の証言や資料をもとにした店舗の復元地図が労作すぎて泣ける。 丁寧な取材と足で稼いだ情報、そして何より地下街愛が溢れるナイスな1冊。 [書誌情報] タイトル:地下街への招待B1 特集 金沢都ホテル地下街 著者:Towers 刊行日:2021年12月31日 判型:A5版/ZINE 頁数:49P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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まちの文字図鑑 別冊 電話マーク / 松村大輔
¥1,500
SOLD OUT
[内容] ググれない旅がしたいです。検索すれば簡単に情報が手に入るのは便利なので恩恵に預かっていますが、検索上位の情報を無意識に選ばされ、ネット情報の確認作業をしに行くような旅は退屈です。本書は発見の喜びを思い出させてくれるまち歩きZINEです。 『よきかなひらがな』、『ヨキカナカタカナ』(共に大福書林)という「まちの文字図鑑」シリーズの著者松村大輔さんが別冊として自費出版した私家版です。松村氏の本職はブックデザイナー、またの名を〝タイポ・エクスプローラー〟。まちの「いい文字」を探し歩き1文字クローズアップして観察するという、文字職人の想定を超えた禁断の遊びを提唱し、街歩き界隈でもハマる人が続出しました。 以前、松村さんと商店街探索をご一緒させて頂く機会があったのですが、町歩きの解像度が異常に高くて驚愕しました。ググれない旅をしていると視座が養われ、感が研ぎ澄まされるのでしょうか。 まちで採取した34個の電話マークが掲載されており、業種に絡めたユーモラスな解説付きです。たとえば居酒屋は「ちくわのようにしなやかな受話器」とか。電話の着信音を表現した雷状マークの有無など、細部の表現で味わいが変わってくるのが面白いです。 商店の看板などによくみられるこの電話マークは、1962年に登場した電電公社の600形自動式卓上電話機がモデルになっているそうです。ほぇ~。 [書誌情報] タイトル:まちの文字図鑑 別冊 電話マーク 著者:松村大輔 出版社:のどか制作室 刊行日:2019年4月27日 判型:A5版/ZINE 頁数:40P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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外国の洗剤 / 若気ノイタリー
¥500
SOLD OUT
[内容] 知っているようで知らない、身近な服飾について徹底的に調べる銘シリーズをご紹介してきました。 今回のテーマは外国の洗剤ということで、ニッチすぎやしないでしょうか(笑)洗剤のZINEというだけでも、おおっと思わず感嘆してしまいましたが、外国の洗剤しばりです。大好き。 合計22種の洗剤をレビューし、洗剤との付き合い方を指南してくれます。 洗剤に秘められた潜在能力をグラフ付きレビューで教えてくれたり、「炭で洗濯を実際にやってみた結果。」という企画モノもいいです。洗剤の無い時代は炭で洗っていたんですね。知りませんでした。 海外にしたことでよりニッチになったと同時に、洗剤のパケがかっこいいのでオシャレ度もあがっているところが憎いですね。 同人業界初と謳われた、シート状洗剤のおまけつきです。どこまでも芸が細かい! [書誌情報] タイトル:外国の洗剤 著者:若気ノイタリー 出版社:moetion 刊行日:2014年8月17日 判型:B5版/ZINE 頁数:14P [状態] 表紙の角が折れてます。中身に書きこみや角折などはありません。 [特典] 洗剤シート
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かわいいワンカップ手帖1 / 40onecup
¥500
SOLD OUT
[内容] わたくしごとですが一昨年、新潟旅行に行きました。新潟と言えば日本酒ですよね。新潟駅にはワンコインで利き酒を楽しめる〈ぽんしゅ館〉という吞兵衛の楽園みたいな所があるのですが、そこには可愛いカップ酒が沢山売っていました。お土産用に『らんま1/2』のパンダ柄(ちなみに高橋留美子先生も新潟出身です)のワンカップを購入して以来、気になって仕方のなかったワンカップ。 最高のZINEを見つけてしまいました! 40onecupの浅沼シオリさんによる『かわいいワンカップ手帖1』です。現在シリーズ6まで発売されています。 「ワンカップでコスパがいい」という視点で紹介された本はあっても、可愛さに特化した本がなかったので、ご自身で制作されたというモチベが素晴らしいなぁと思いました。 読みたい本の自給自足こそZINEの真骨頂。ページをめくりながら思う存分「可愛い♡」を連呼したいと思います。がっちりワンカップへの愛を受け止めてくれます! [書誌情報] タイトル:かわいいワンカップ手帖1 著者:浅沼シオリ 出版社:40onecup 刊行日:2021年10月 判型:B6版/ZINE 頁数:30P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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東横インの朝ごはん / けんちん
¥800
SOLD OUT
[内容] 出張族にとってはお馴染みの日本ビジネスホテル最大チェーン「東横イン」。その朝ごはんに焦点を合わせたZINEです。 定点観察のポイントとしては、ご当地限定メニュー、容器、コック人形の3つに注目しています。たとえば山梨では郷土料理のほうとうが出るなど、チェーン内ローカリティがあるのがおもしろいです。 そして「コック人形」。思い浮かびます? レストランの入口などでたまに見かける、コック帽を被り丸眼鏡をかけた小太りのコックさん人形です。モデルが同じだと思われますが、微妙に違っていて気になる存在です。 どこにでもある普通の町並み。地方都市の駅前に溶け込んでいるビジホ。日常や普通をよく見るという行為が、旅の出発点なのかもしれません。 [著者プロフィール] けんちん 1980年大阪府交野市生まれ。電気風呂鑑定士。団地ソムリエ。団地好きが高じ、新聞・雑誌・Webメディアへの団地関連の寄稿多数。定期開催していた別世界Barが好評を博していた。主著に『ゲタバキ団地観覧会』、『Electric Bath Handbook 電気風呂御案内200』(ともに八画出版部)等がある。所属:団地愛好家集団チーム4.5畳/銭湯電気保養協会/ドムドム連合協会/日本サぱ協会/別世界Barクルー/BOWLING No.9(トランペット担当) [書誌情報] タイトル:東横インの朝ごはん 著者:けんちん 刊行日:2022年4月 判型:15cmx15cm/ZINE 頁数:35P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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インフラ写真集~電気篇~ / のっち
¥1,300
SOLD OUT
[内容] 2011年の東日本大震災とその後に続く列島各地の震災の数々や、2020年に始まったコロナ禍。繰り返される自然災害や疫病を経験し、非常事態のなかで生まれてきた感情があります。 日常の愛おしさです。 「当たり前だと思っていた日常」を失い、通り過ぎていくだけだった何でもない風景や、日常の些細な事象に対する郷愁がひしひしと身に迫ってくるようになってきたのです。 その感情によって惹きつけられ、蒐集してきた作品群のなかのひとつに本書があります。 メジャー出版が不得手とするニッチなテーマだからということではなく、「当たり前すぎて見えていなかったものを可視化してくれた」という役割を果たすのもZINEの得意とするところです。 物理的には目に見えないけれども、私たちの生活に絶対不可欠なもの「電気」を観察対象にした『インフラ写真集~電気篇~』。調布技研写真チームによる本書は、電気を届けてくれる設備にスポットライトを当てて美しく切り取った写真集です。 訴求力の高い表紙の写真は、未踏の雪原に林立する〈西札幌変電所〉。巻頭は圧巻の水力発電用のダム風景〈東京電力小田切発電所〉です。暮れなずむ夕闇に無機質に立ち並ぶ鉄塔や、畑の中にある巨大な変電所、人工林のような山を越える送電線。 直接は目に見えない電気が「電気のある風景」という美しい写真として提示されることで、その荘厳さに胸を突かれます。まさに実用の美の極致です。 これほど武骨で、美しさから遠く離れたものを美しいと思わせてくれた本書に感謝を捧げたいです。殺風景に見えてしまう日本のバックヤードの風景に興味が湧いてくる1冊です。 [書誌情報] タイトル:インフラ写真集~電気篇~ 著者:のっち 出版社:調布技研写真チーム 刊行日:2019年8月 判型:B5版/ZINE 頁数:40P [状態] 状態良好です。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
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全市町村役場庁舎写真集(東日本編&西日本編)セット / 全市町村制覇Project
¥1,500
SOLD OUT
[内容] 全国の役場をめぐるというニッチなテーマの同人誌です。東日本編(2020年8月)と西日本編(2020年12月)の2分冊で全国制覇を達成し、発行されています。 著者は全市町村制覇Projectさん。読んで字のごとく、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国すべての市町村役場の写真と一言コメントがずらっと掲載されています。ページをめくってもめくっても、役場。圧巻です。 淡々としたなかに狂気すら感じさせます。約60ページ2冊のボリュームで迫りくる役場の群れ。 コメントを見ていくと、「金魚がいる」とか「電光掲示がフルカラー」とか「駒の形のモニュメントがいっぱい」「珍宝柿というのを推しているらしい」「庁舎裏の警察署で脱走事件があった」「役場に庭がある」「筆の都」などなど。狙ってないのがちょうどいい味になっています。全部足で稼いだ貴重な情報であり事実なのですが、ほとんどシュールレアリズム。 「豊島区役所は日本唯一のマンション一体型役所」だなんて、知ろうと思っても日常生活のなかでは得られそうにない情報もインプットできます。全部を見たからこそ、個々の小さな違いや特徴に気づけるのでしょうね。 さらに制作背景を知って驚いたことに、2018年1月1日から414日かけて全市町村役場を巡ったそうで……。制覇系趣味の恐ろしさを感じます。 現在の市町村役場界は、建て替えラッシュとなっているそうで、各地で世代交代が進んでいるのだとか。建築愛好家にも訴求するようなビンテージ建築もあります。巡ってみると楽しそうです。 [書誌情報] タイトル:全市町村役場庁舎写真集(東日本編) 著者:全市町村制覇Project 刊行日:2020年8月 判型:A4版/ZINE 頁数:66P [書誌情報] タイトル:全市町村役場庁舎写真集(西日本編) 著者:全市町村制覇Project 刊行日:2020年12月 判型:A4版/ZINE 頁数:62P [状態] 表紙に若干汚れがあります。中身に書きこみや角折などはありません。
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BOOK・OFF 四国全店舗外観写真集 / 社畜車掌
¥500
SOLD OUT
[内容] チェーン店を観察したZINEが熱い。見つけるとついつい買ってしまいます。 チェーン店といえば、統一規格やマニュアルが整備されていて、どの店も同じというイメージがあるかもしれません。 しかし本当にそうでしょうか? よく見るとチェーンと言えど、ひとつとして同じものはありません。立地も違えば、建屋も違います。「どこでも同じ」を目指した結果、かえってそれぞれの店舗の個体差が目立ってしまうことも。規格があるからこそ、オリジナリティが際立つのでしょうね。本書はそう教えてくれます。 新古書店のメガチェーンといえば、真っ先に思い浮かぶブックオフ。ブックオフの外観写真が淡々と並んでいます。情報は店舗名と住所、営業時間、撮影日のみ。余計なことは一切書いていません。潔いです。 バイパス沿いにある郊外型店舗と高架下に入っている店舗では、同じブックオフとは思えない個性があります。居抜き店舗や一緒に入っているお店も気になりますね。最小限の情報で差異がわかりやすいからこそ、想像の翼を広げることができるのです。 四国のブックオフを制覇して下さったことに感謝! [書誌情報] タイトル:BOOK・OFF 四国全店舗外観写真集 著者:社畜車掌 刊行日:2021年12月 判型:A4版/ZINE 頁数:6P [状態] 状態良好です。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
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航空機御朱印探訪記 / 長月優夜
¥800
SOLD OUT
[内容] 一過性のブームで終わらず、趣味として定着している神社の御朱印集め。うちの母親も集めております。色々な神社の御朱印本かと思いきや、航空関連の御朱印と初穂料だけに特化した超ピンポイントな同人誌です。 「おもしろ同人誌バザール」で購入した際に、ブースで実物の御朱印帳を見せて頂きましたが、想像以上にかっこよくてビビりました。本書には7つの神社が収録されています。航空稲荷神社、羽田神社、鳥船神社、磐船神社、肇國神社、百里神社、飛行神社です。 羽田空港や関西国際空港の近くなど、空港のそばにある神社が定番スポットでしょうか。ユニークなのは軍事基地周辺にある神社。明治時代に開設された所沢陸軍飛行場付近の鳥船神社では、季節ごとに押してもらえる飛行機の種類が変わるらしいです。マニア心がくすぐられます。 岐阜基地近くの肇國神社では、満月の夜だけ頒布される「お月夜参り御朱印」があってホログラムっぽいキラキラ仕様になっていたりするらしいです。「行ってみたい」と「欲しい」が詰まった1冊です。 [書誌情報] タイトル:航空機御朱印探訪記 著者:長月優夜 出版社:槍穂岳観測所 刊行日:2023年12月31日 判型:A5版/ZINE 頁数:16P [状態] 状態は良好です。中身に書きこみや角折などはありません。