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[内容]
15年も続くraganワークスの中でも、注目したいのは一連のプラスチックお弁当シリーズです。(私が勝手にそう呼んでいるのですが)キャラ弁しかり、お弁当に対する「可愛く見せたい」「きちんと飾ってあげたい」という欲求は、人間の三大欲求を凌ぐ勢いで勢力を増している気がします。
寿司などに入っているプラスチックの笹(バラン)に注目した「019 Glassland On The Table」、まるで漆器の工芸品のような高級感をまとうプラスチック皿の「020 japanise」に先行して制作された本書は、昔よく仕出し弁当を包んでいた水玉模様の「ポリ風呂敷」が主役です。
なんで水玉なんでしょうね。お弁当と水玉風呂敷。寿司ケータリングと水玉風呂敷。「手術台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会いのように美しい」に寄せて言えば、「芝生の上の仕出し弁当と水玉風呂敷の偶然の出会いのように美しい」でしょうか。
[著者メッセージ]
"あんなに暑かった夏が急に終わり、行楽の季節になってきましたね。お弁当を持ってどこかに行く計画を立てている人もいるのではないでしょうか。 最近はあまり見なくなりましたが、昔は仕出し弁当といえばポリビニール製の風呂敷に包まれていたものでした。 私にとって一番なじみがあるのは青い透明ビニールに白い水玉模様のものです。子どもの頃、首のあたりで結んでマントにして遊んでいた記憶があります。"(『ROADSIDERS'weekly』2024年10月02日配信号より)
☟都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で連載中
「デザインの世間体017」嗚呼、みずいろの雨 (写真・文:若生友見)
https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=2837
[シリーズ概念]
色眼鏡をはずして、もう一度よく見てみよう。
「これまでの概念を覆す」ような大それたことではありません。今までの経験や生活上の暗黙の了解のせいでよく見えていなかった部分や、たとえ見えていてもあまり意識されることなく数秒後には忘れてしまうような、そんな日常に点在する、ちょっとした違和感や疑問。それらを本の形に落とし込み、反復させ、日常的な意味を剥いでしまうとただの図となり、そこに「物そのもの」が見えてくるはずです。
さて、毎日毎日見ているごく普通の風景は、本当に“普通”の風景なのでしょうか。
選挙ポスター、漫画雑誌の小口、新聞のおくやみ欄、花環、ネオンサインなど、目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当てています。
[著者プロフィール]
若生友見 わこう・ともみ
1986年 宮城県生まれ。東北芸術工科大学 情報デザイン学科 グラフィックデザインコース卒業。東北芸術工科大学大学院 ビジュアルコミュニケーション研究領域 修士課程 修了。雑誌編集を経験し現在フリーランス。
都築響一さんのメルマガ『ROADSIDERS'weekly』で紹介されているインタビュー記事が詳しくて面白いのでぜひご覧ください☟
「裸眼の挑戦——若生友見とragan books」
https://roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=559
[書誌情報]
タイトル:ragan018 Blue Films
著者:若生友見
出版社:raganbooks
刊行日:2014年9月19日
判型:B5変形判(200mm×257mm)/ZINE
頁数:20P
特典:ポリ風呂敷
レビュー
(2)
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