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[内容]
この本めちゃくちゃ面白いです。偶然出会ったのですが、最高でした。
著者のドクター・カバネスという人は、1962年生まれのパリの医者だそうです。同じくユニテから『鞭と梅毒』という本も出版されています。ユニテという出版社は名古屋の千種にある(あった?)ようで、寡聞にして存じ上げなかったのですが、人生損してました。
全十話からなる、中世パリの衛生に関する逸話です。どれも令和日本の常識で考えると、常軌を逸しているとしか思えませんが、本当にあったことのようです。事実は小説より奇なりですね。
全部面白いんですけど、特に筆が乗っているのは「瀉血の風習」「尿・おなら・げっぷ」「淡を吐くのはスポーツか?」です。
とくに瀉血。吸血鬼かと思うほどすさまじい血の抜き方。妊婦でも子供でも瀕死の病人でも、誰かれ構わず血を抜けばなんとかなると信じられていたようです。人類に瀉血を教えてくれたのはカバ、そしてヒルであるという見解などが大真面目に語られます。
「朝と晩に22回の瀉血と110回の浣腸を受け、熱が続く間節食させられたというのであるが、このようなことはそれほど常軌を逸したことではなかった」などが、さらっと書かれています。
本書は血の気の多い方におすすめの珍品です。
[目次]
第一話 パリの医学生
第二話 女性性器の衛生
第三話 コレラ奇談
第四話 王様の道化師
第五話 宮廷の小人たち
第六話 瀉血の風習
第七話 ならず者たちの王
第八話 尿・おなら・げっぷ
第九話 淡を吐くのはスポーツか?
第十話 カリオストロとメスメル
[書誌情報]
タイトル:衛生博覧会
著者:ドクター・カバネス
翻訳:柴田道子、田川光照
出版社:ユニテ
刊行日:1992年4月1日
判型:B6判/ソフトカバー
頁数:204P
[状態]
背表紙日焼けあります。古本なので経年による傷みと多少の使用感はありますが、中面は書き込みなどありません。
レビュー
(2)
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