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[内容]
「忙しい町」である東京から「美しい町」真鶴へと家族で移住し〈道草書店〉という本屋を開いた店主による、幼い頃から現在までの日々を振り返ったエッセイ集です。
人口6,000人ほどの神奈川にある風光明媚な港町・真鶴。東京から移住した一組の夫婦は子育てをしながら地域で暮らしていくため、真鶴に1軒しかなかった本屋の閉店を知り、町の本屋を始めることになったそうです。
まず暮らしがあり、それから家族で何ができるか仕事を探す。その結果が本屋。素敵じゃないですか。
そんな真鶴での新しい書店の日々の出来事に、重低音のように鳴り響く過去の記憶。
生家は文京区の蕎麦屋。お客さん水をこぼしてしまうんじゃないかと怯えていたという少し不器用な少女時代。大晦日の年越し蕎麦。
父親と見に行った新日本プロレス。蝶野正洋のボディーガードに顔面を貼り倒されるという幼き日の衝撃体験。自死を選んだ父の最後に見た景色をともにするため空の浴室に座りこむ記憶。
自営業で苦労してきた母。少しずつ死んでいく母を看取るということ。
介護、子育て、うつ病、自殺、移住。
一度きりの個別な体験のなかに、現代日本の抱える苦悩が浮かび上がってきます。ドープな話もからりとした筆で書かれているので、タイトルの「明るい水」というのが胸に刺さります。
[目次]
はじめに
猫と弔い
忙しい町
不在
小さな灯
長い夜
生きている死者
決意というには明るすぎる水
日記
おわりに
[書誌情報]
タイトル:明るい水
編者:中村道子
出版社:道草書店
刊行日:2024年4月23日
判型:A5判/ZINE
頁数:148P
[状態]
印刷段階で見出しなどが若干ズレている箇所があるためアウトレット版の価格になっています。
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