





インフラ写真集~電気篇~ / のっち
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[内容]
2011年の東日本大震災とその後に続く列島各地の震災の数々や、2020年に始まったコロナ禍。繰り返される自然災害や疫病を経験し、非常事態のなかで生まれてきた感情があります。
日常の愛おしさです。
「当たり前だと思っていた日常」を失い、通り過ぎていくだけだった何でもない風景や、日常の些細な事象に対する郷愁がひしひしと身に迫ってくるようになってきたのです。
その感情によって惹きつけられ、蒐集してきた作品群のなかのひとつに本書があります。
メジャー出版が不得手とするニッチなテーマだからということではなく、「当たり前すぎて見えていなかったものを可視化してくれた」という役割を果たすのもZINEの得意とするところです。
物理的には目に見えないけれども、私たちの生活に絶対不可欠なもの「電気」を観察対象にした『インフラ写真集~電気篇~』。調布技研写真チームによる本書は、電気を届けてくれる設備にスポットライトを当てて美しく切り取った写真集です。
訴求力の高い表紙の写真は、未踏の雪原に林立する〈西札幌変電所〉。巻頭は圧巻の水力発電用のダム風景〈東京電力小田切発電所〉です。暮れなずむ夕闇に無機質に立ち並ぶ鉄塔や、畑の中にある巨大な変電所、人工林のような山を越える送電線。
直接は目に見えない電気が「電気のある風景」という美しい写真として提示されることで、その荘厳さに胸を突かれます。まさに実用の美の極致です。
これほど武骨で、美しさから遠く離れたものを美しいと思わせてくれた本書に感謝を捧げたいです。殺風景に見えてしまう日本のバックヤードの風景に興味が湧いてくる1冊です。
[書誌情報]
タイトル:インフラ写真集~電気篇~
著者:のっち
出版社:調布技研写真チーム
刊行日:2019年8月
判型:B5版/ZINE
頁数:40P
[状態]
状態良好です。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
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