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35歳からの反抗期入門 / 碇雪恵

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[内容]

価値観の変更を迫られる時期に差し掛かったら読んでみてほしい1冊です。

「誰に気兼ねする必要もないのに、自分のことを話す勇気がない。(略)ある時は妙に露悪的だったり、ある時は妙に相手に合わせたり。そうじゃなくて、自分が思っていることを普通に言えるようになりたい。そのためにはまず自分の気持ちを整理して把握しよう」

そういった意図で書き始められたブログに、加筆され誕生したZINEです。

「思春期にやり損ねた反抗期を遅ればせながらに体験」した著者の日常の考察が綴られていきます。私は著者と同じくY世代に女性として生まれたので、男性社会で生きていくうちに知らずに積もっていた息苦しさを言語化してくれてありがとうございます、という共感とともに読みました。

身辺日記を書き留め、内省していく過程で気づいた人生のルールや現象をシェアしてもらえる感覚が心地いいです。エリック・ホッファー『波止場日記』にも通じる日常生活から抽出された人生哲学はじんわりと身に沁みます。

「誰といても自分の振る舞いたいように振る舞えることの方が、私がひとりで頑なに守ろうとしている自由よりも、もっと自由なのかもしれない」

「誰かの作ったファンタジーが苦しさの原因だとしたら、私たちを縛ってきたファンタジーを一斉点検して、要らないものを捨てて、人生を自分の手に取り戻したい」

軽やかに生きたい、自由に生きたいという意志がくっきりとした形になっていく時の言葉が好きです。自分の体験を書いて位置づけ普遍化させる行為は、人生のスキルとしてすごく大切なだということを本書から学びました。

量産型の出版物やWEBとは違い、ちょうどよく閉じたZINE。私的な吐露や内省にも適したフォーマットでぜひ本書を読んでみて下さい。

[著者プロフィール]
碇 雪恵(いかり・ゆきえ)

北海道札幌市出身。出版取次会社や出版社での勤務経験を経てフリーランスに。ライター業や出版社の営業代行を請け負う傍ら、ウェブサイト『WEBmagazine温度』運営、新宿ゴールデン街「月に吠える」金曜担当。最新の自主制作本に二村ヒトシ『AV監督が映画を観て考えたフェミニズムとセックスと差別と』がある。

[書誌情報]
タイトル:35歳からの反抗期入門
著者:碇雪恵
刊行日:2022年11月20日
判型:B6版/ZINE
頁数:126P

[状態]
小口に若干汚れがあります。中身に書きこみや角折などはありません。

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