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[内容]
「フリップ」というソフトドリンクをご存知ですか? なにご存知ないですと? ではともに探しましょう。日本のどこかの古い喫茶店の片隅に、人知れず残っているかもしれません。どうしても見つけたいような、でも決して見つかって欲しくはないような。
「フリップよ、おまえはどこにいるのだ」
それはまるでかつて一世を風靡した「ツチノコ」のよう。制作名の「ツチノコ珈琲」とはまさにフリップのよう。一瞬のきらめきを世に放って消えていく儚い泡沫文化を追って、失くしてしまいそうな東京の街を巡るエッセイです。
事の発端は、著者が1950年代のレシピ本で見たことも聞いたこともないマボロシのソフトドリンクを見つけたことから始まります。姿を消したフリップを求めて街と喫茶店を巡り、三島由紀夫、梶井基次郎、伊丹十三、はっぴいえんどに思いを馳せる……。
"私はいつでも、物がそこに無いことばかり興味がある。また、そのことを扱うのにとても向いているのが文章なのだと思っている。文章とは、「いまここにそれがない」を表現するためにある。「テーブルの上に林檎がない」というこの短い一文をあらわす状態を、絵に描いたり、写真に撮ったりするとき、そこにはけっこうな困難が横たわっている。その困難を文章はいともたやすく軽やかに飛び越えていくことができるのだ"(あとがきより)
[目次]
中野北口のルノアール
新宿西口のピース
池袋西口のフラミンゴ
東京医科大学病院のコメダ珈琲
西新宿の珈琲西部
浅草六区の音楽喫茶
コラム フリップの材料
[書誌情報]
タイトル:失われたソフトドリンクを求めて
著者:LSD製作委員会
制作:ツチノコ珈琲
出版社:古書自由
刊行日:2024年7月7日
判型:A6文庫判/ZINE
頁数:150P
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