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[内容]
毎日のお弁当のメニューから始まる『しらい弁当日記』シリーズの第4巻です。
風雲急を告げた3巻目では、人生のターニングポイントを迎えた著者。節目へと動き出していく変化の日々が綴られていきます。長年住み慣れた家を離れていく心境、ここに長く留まってはいられないというような焦燥感、日記やイベントへの傾倒、職場での人材育成の難しさなど、日記は佳境に入っていきます。
筆がのっていますねぇ。日々を記録することに慣れ、自由に心境吐露ができて、日記を乗りこなしています。
日記は書くことで本人に効能をもたらしますが、他人の日記を読むことにはいったいどんな意義があるのだろうかと思っていました。『しらい弁当日記』を読み続けてきたことで、日記の読み手にも、特有の面白さと効能があることを実感したのはこの巻でした。
日記は、境遇・年齢・性別・生活圏などが異なる多様な書き手のリアルな人生の詳細であり、読み手側の環境もまた一様でないので、その組み合わせにより面白さが増すのだと思います。
違うバックボーンを持って生まれた、もしくは似た境遇を生きている、書き手と読み手の組み合わせによって、作品の意義が変化することが「本来読まれるためのものではない日記を公開すること」の面白さではないでしょうか。
『しらい弁当日記』を、読み手である私は「少し年上の似た境遇の同性によって生きられた未来の記録」として受信しました。共感がベースにあり、未来予想図をもらえたように感じました。他人の日記を読むことの面白さを教えてくれる1冊です。
[書誌情報]
タイトル:しらい弁当日記 2023年3月~2023年9月 きっと忘れちゃうんだろう
著者:しらい弁当
刊行日:2024年5月
判型:B6判/ZINE
頁数:172P
レビュー
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