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桃を煮るひと / くどうれいん

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[内容]
独立系書店のエッセイや話題書コーナーで見かけないことはない、というほど人気作家のくどうれいんさん。

デビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』に続いて2冊目の食エッセイです。

食つながりで例えると、読み心地はのど越しのよいそうめんのようにつるつる。
気がつけばおかわりしてしまいそう。何杯でも食べられちゃう。

ピンクや黄緑の色つきそうめんのように、たまに自分にどんぴしゃな"当たり"みたいなエピソードに出くわして、思わず"そうそう!あるある!"って言っちゃう。

個人的に好きなのは「あのファミチキ」。会社を辞めて作家1本になった著者。ふと以前勤めていた会社の近くを、以前と同じようにパリっとスーツ姿で歩いてみる。煌々と照らされたファミマ。残業の合間に食べるファミチキは「食事以上の味」だったという。でもあのファミチキはもう味わえないんだと知り、何も買わずに帰るという話。じんときました。

誰もが毎日食べるごはんの風景から、切なさや幸せを伝えてくれる41話の好エッセイです。

[書誌情報]
タイトル:桃を煮るひと
著者:くどうれいん
発行元:ミシマ社
刊行日:2023年6月24日
頁数:134P
判型:B6判/ソフトカバー
ISBN:9784909394880

[状態]
良好です。帯あり。ページ中面に書き込みはありません。

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