クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書 / 小野寺伝助
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[内容]
2018年10月に小野寺伝助さんが主宰するレーベル「地下BOOKS」によって上梓された『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』衝撃でした。本書は4年越しに刊行された第2弾です!
本書は「UNITY」、「DIY」、「ANTI RACISM」、「NO WAR」、「NO FUTURE」、「REVOLUTION」という6つのテーマに沿って31冊のパンクな本を紹介した読書レビュー。マイノリティへの差別や価値観の違いによる分断はなくならないし、高度消費社会はますます非人間化しています。災害や戦争、環境問題などの累積課題で世界はいつだってクソみたいですが、著者は本を読むことでクソな世界を生き抜き、抗っていこうとしています。かっこいい。
「自分の価値観の輪郭がボヤけるような、自分の境界線が拡がっていくような本」を選ぶ選書眼が素晴らしくって、例えばこんな本の数々。ヘテロセクシャルな男女の恋愛から結婚という常識を疑う『結婚の奴』(能町みね子)、日本を脱出してありのままの人間らしい生活をする『ベルリンうわの空』(香山哲)、タブーの多い性愛ジャンルのなかでもとりわけ忌避されがちな「動物性愛者」のルポ『聖なるズー』(濱野ちひろ)。
「自分とは価値観の異なる他者に対して、その人間性について考えたり想像したりすることもなく「病気」「変態」などに似た言葉で、線を引いたりはしていないだろうか」と、自戒しながら読み、書かれたレビューに襟を正されます。他者への共感力を磨き、自分の頭で考え行動し続けるための羅針盤となる1冊です。
[目次]
UNITY 「共に在ること」で抗う
D.I.Y 「自分自身」で抗う
ANTI RACISM 「知識」で抗う
NO WAR 「言葉」で抗う
NO FUTURE 「いまここ」で抗う
REVOLUTION 「世界を変える」で抗う
紹介書籍
『チョンキンマンションのボスは知っている』小川さやか
『「国境なき医師団」を見に行く』いとうせいこう
『壁の向こうの住人たち』A.R.ホックシールド
『聖なるズー』濱野ちひろ
『はずれ者が進化をつくる』稲垣栄洋
『ドブロクをつくろう』前田俊彦
『怠惰の美徳』梅崎春生
『結婚の奴』能町みね子
『説教したがる男たち』レベッカ・ソルニット
『ヒロインズ』ケイト・ザンブレノ
『何が私をこうさせたか』金子文子
『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
『もうひとつの青春 同性愛者たち』井田真木子
『ある奴隷少女に起こった出来事』ハリエット・アン・ジェイコブズ
『牛乳配達DIARY』INA
『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー
『生き延びるための思想』上野千鶴子
『何でも見てやろう』小田実
『ビリー・リンの永遠の一日』ベン・ファウンテン
『ガザに地下鉄が走る日』岡真理
『脇道にそれる』尹雄大
『ベルリンうわの空ウンターグルンド』香山哲
『現代思想入門』千葉雅也
『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂
『気流の鳴る音』真木悠介
『むしろ、考える家事』山崎ナオコーラ
『うしろめたさの人類学』松村圭一郎
『人新世の「資本論」』斎藤幸平
『ブルシット・ジョブ』デヴィッド・グレーバー
『LONG WAY HOME』カナイフユキ
『ナナメの夕暮れ』若林正恭
[書誌情報]
タイトル:クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書
著者:小野寺伝助
発行元:地下BOOKS
刊行日:2023年8月
判型:A5版/ZINE
頁数:81P
[状態]
良好です。中身に書きこみや角折などはありません。
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レビュー
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