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郷土愛バカ一代文庫 食と贖 / ピストン藤井
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[内容]
富山の幸こと、ピストン藤井さんの名作ミニコミ劇場 "適当に、真摯に。富山のことを珍奇にもてあそぶ"『郷土愛バカ一代!』シリーズに、なんと文庫が登場しました!
2017年~2021年に北日本新聞社で連載されていた9本のエッセイ+書き下ろしエッセイ1本からなる「郷土愛バカ一代文庫」。テーマは「食」。ダイエットしているのに、また食べてしまった…という後悔の念も封じ込められています。
「コロナ以前と以降の富山の町の体温や、そこに暮らす私自身の揺らぎも書き留められているように思う」(「はじめに」より引用)とあるのですが、『郷土愛バカ一代!』から出発し、『どこにでもあるどこかになる前に。』(藤井聡子名義)を経由して綴られた著者の新境地でもあります。
私は本書のなかの一篇、「大雪に思い出す藤井家秘伝のイチゴゼリー」が好きです。幼き頃のゼリーの記憶、地元の大雪、上京して地元に帰ってきた自分のいま、成長した娘とオカンの交流。ベースに漂うユーモアと地元の郷愁と大人になる切なさが絶妙な匙加減で入り混じる絶品料理のよう。
[書誌情報]
書名:食と贖
著者:ピストン藤井
刊行日:2026年5月24日
判型:A5/ZINE
頁数:P30
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