絵本をみつめなおす 本当のわたしでいたいから / 平城さやか
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[内容]
"幼い頃に読んだ絵本で感じた事、大人と呼ばれる年齢になって改めて、その絵本に対して感じた事…大好きな絵本を入り口に、気がついた思い込みや本当の自分はどう感じているのか、どう生きたいのかを書いた本を作りたい"(「はじめに」より)
マッチ売りの少女、人魚姫、ブレーメンの音楽隊、さるかに合戦、アリとキリギリス……。子供の頃に読んですでに自分の価値観の一部になっているような絵本もあれば、大人になって再読してからこそその意味や深みがわかる絵本もありますよね。絵本はいつ読んだっていいんです。
「答えが出ない問いを抱え続ける」の章では、著者が幼い頃からずっと抱えているという疑問について書かれています。お皿に残されたトマトが「残されたら悲しいよ」と嘆き、別の絵本では「食べられたくないよ!」と言って逃げ出す。どっちなんだと。これはたしかに永遠の問いだなぁと思いました。
本書を読んでいると、改めて絵本の現代的な意義について考えさせられました。絵本は思考のきっかけとなる、世界の捉え方や違和感の端緒となるようなエピソードが差し挟まれていることも多く、答えより問いが重視される傾向にある今の時代には特に必要なものなんじゃないかなぁと……。
子供の頃に絵本が助けてくれた経験を持っていたり、絵本がきっかけで読書習慣が身について、小説やもっと難しい本にチャレンジしていったり、読書の幅が広がっていったという経験って、読書好きの方にはどれぐらいあるんでしょう?みなさんどうですか?
絵本をきっかけに思考や対話が生まれそうな素敵なエッセイですよ!
[目次]
夢見る「マッチ売りの少女」
「人魚姫」その1
「人魚姫」その2
自由とコントロール
「アリとキリギリス」とマシュマロ
「さるかに合戦」の違和感
役立たずでもいい「ブレーメンの音楽隊」
大人も子供もいない
ピエロ
答えが出ない問いを抱え続ける
返せなかった絵本
「おばけのアッチ」と焼き鮭
「おだんごパン」の結論
絵本の最後のページ
[書誌情報]
書名:絵本をみつめなおす 本当のわたしでいたいから
著者:平城さやか(Instagram:@saya_01life)
発行元:アトリエ風戸ブックファーマシー
刊行日:2023年10月31日
判型:A6文庫判/ZINE
頁数:53P
分類:#絵本 #エッセイ #イラスト #zine
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レビュー
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