「食べない事情」を聞いてみた / 内澤旬子
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[内容]
高野秀行さんのZINEの仕入れでお世話になっている本の雑誌の杉江さんに追加のお願いをしたら「実は内澤旬子さんもZINEを作っているんですよ」と、見本をいただいたので早速読んでみたら、これがすごく面白い!
内澤旬子さんといえば『世界屠畜紀行』『飼い喰い 三匹の豚とわたし』などで肉食に関してのルポが有名です。本シリーズは肉食文化と対をなすようなテーマ「食べない自由」についてのインタビューです。
肉を食べない人や、食材の選定に一般的ではないルールを持っている人たちの話を聞いてみたい。内澤さんがそう考え始めたきっかけは、インド人のビーガンに怒られたこと。世間の人々がふとした折に見せる、ベジタリアンを揶揄する態度が気になるようになったそうです。
肉を食べるための仕事をしている人々を取材してきた内澤さんが、今度は「食べない」側の人に話を聞く。まったく別の価値観や歴史を持つ両者に耳を傾ける平衡感覚が素敵。
本書で話を聞いているのは、ペスカタリアン(肉は食べないけれど魚介は食べる)のOさん。同じベジタリアンでも、何を食べて何を食べないかのルールは人それぞれ。いつから今のスタイルになったのか、薬のカプセルや化粧品に含まれるゼラチンにはどう対処しているのかなど具体的な問いかけから、食べない価値観と暮らし方が浮かび上がってきます。
食べない(食べられない、食べたくない、嫌い)ものの話って面白いですよね。好きな食べ物を語る時、人は幸せについて語り、嫌いな食べ物を語る時は哲学を語ってるんじゃないかと思いました。哲学や価値観、生き様が垣間見える「食べない事情」を読んでみて!
[書誌情報]
書名:「食べない事情」を聞いてみた
著者:内澤旬子
発行元:有限会社AISA
刊行日:2026年5月4日
判型:B6判/ZINE
頁数:58P
分類:#内澤旬子 #ベジタリアン #インタビュー #zine
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レビュー
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