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[内容]
素晴らしい造本です。めくり心地のいい紙の手触り。細部までこだわりが貫かれた工芸品のような本です。フォントは、読みやすさとか、目が疲れないとか、実用的なことを考えて選ばれるのだと思っていましたが、上質な時間が過ごせるフォントと色遣いもあるのだということを教えてくれました。
題名の通り「本を書く」ということの喜びと苦しみについて書かれています。何かを書きたい人を鼓舞し戒めてくれる本なので、机の隅に置いてペンシャープナーにしたい1冊です。
著者のアニー・ディラードは1945年、アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグに生まれました。『ティンカー・クリークのほとりで』で、1975年度のピュリッツァーを受賞。自然環境をめぐるノンフィクション文学やエッセイなどの、ネイチャーライティングという流派に分類されることがあります。
装丁を目と手で感じたら、つづいて流れるような文章で音を味わえます。彼女の美しい文章をぜひ一読して見て下さい。
「人はだいたい同じものをこよなく愛す。主題を探している作家は、自分がもっとも愛するものはなにかを押すのではなく、自分だけが愛するものはなにかを探す。奇妙なものが、私たちをとらえる。ファンク・コンロイはヨーヨーを操るのが好きだったし、エミリー・ディキンソンは斜めの光線、リチャード・セルガーはきらめく腹膜いフォークナーは梨の木に登った少女の泥に汚れたブルマーという具合に。「シダを学ぶ学生はだれでも、なんらかの理由で感情を掻き立てる自分だけの植物リストを持つようになる」とどこかで読んだことがある。 人間の特別な性癖-ものごとに夢中になること―について書かれたものが、なぜないのだろう。他々だれからも理解されない自分だけが夢中になるものについて書かれたものが。その答えは、それこそまさに、あなたが書くテーマだからだ。なぜかはわからないが、あなたが興味をそそられるものがある。書物で読んだことがないので、説明するのがむずかしい、と、そこから始めるのだ。あなたはそのことに、あなた自身の驚きに、声を与えるために、存在するのだ。」
本文より
[作者プロフィール]
アニー・ディラード
1945年アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。ヴァージニア州ロアノークのホリンズ・カレッジに学ぶ。『ティンカー・クリークのほとりで』で、1975年度のピュリッツァーを受賞。自然環境をめぐるノンフィクション文学やエッセイなどの、ネイチャーライティングという流派に分類されることも。日本語訳されている著書に『アメリカン・チャイルドフッド』『石に話すことを教える』などがある。
[書誌情報]
タイトル:本を書く
著者:アニー・ディラード
出版社:パピルス
刊行日:1996年11月29日
判型:A5変形判14x1.6x21.7cm/ハードカバー
頁数:138P
[状態]
古書としては良好状態です。天地小口に経年によるシミがあります。画像でご確認下さい。中身に書きこみや角折などはありません。
[特典]
「Papyrus letters」という出版社からのフリーペーパー付きでお届けします。
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